第1部:1. 高齢者の心身の特性
講座の内容
- はじめに
- 65歳以上の要介護者等の介護が必要になった主な原因
- 65歳以上の認知症患者の推定者数と推定有病者率
- 65歳以上の高齢者の主な死因別死亡率の推移
- 高齢者の特徴
- 症状が典型的でない場合が多い
- 複数の全身疾患、多剤服用
- 高齢者の服薬管理
- 脱水 体から水分と電解質が失われること
- 心理的要因
- 老年期の喪失体験
- 人格的な特徴
- 高齢者の心理特性
- 高齢者との接し方
- 認知症
- 生理的健忘と病的健忘の相違
- 3大認知症
- アルツハイマー病の経過
- 前頭側頭型認知症
- 認知症
- 認知症のケア
この講座を観ることで得られることは…
- 高齢の患者さんに接する時に考慮すべき事項がわかるので、患者さんの協力を得やすくなり、不要なトラブル発生も防止することができるようになります
- 高齢者の服薬管理方法がわかるので、高齢者に起こりやすいふらつき・転倒、もの忘れなどの副作用の発生を抑えることができるようになります
- 認知症患者さんのケア10ケ条。あらかじめこれを知っておけば、認知症の患者さんの治療を行うことになっても、慌てずに、適切な対応が取れるようになります
- 患者さんは加齢、脱水、服薬など様々な原因で口腔が乾燥しているため、単に口腔ケアを実施しても改善できないケースがほとんどです。この講座を観れば、高齢者の口腔乾燥の主要因がわかるので、患者さんに最適な口腔ケアを実施できるようになります
- 高齢者と接する時に注意すべき5ポイント。このポイントをおさえておくだけで、患者さんやご家族に信頼されるようになります。ですから治療もケアもスムーズに進むようになり患者さんやご家族から感謝されるようになります
などです。
第1部:2. 口腔機能の管理
講座の内容
- 高齢期における口腔機能低下
- 口腔機能低下症に関する基本的考え方
- 口腔機能低下症 口腔機能発達不全症
- 歯科疾患管理料、口腔機能管理加算
- 歯科疾患管理料
- 口腔機能管理加算
- 咀嚼能力検査,咬合圧検査の算定要件
- 施設基準の届出書添付書類
- 口腔機能精密検査 記録用紙
- 口腔衛生状態:舌苔の付着程度
- 口腔乾燥
- 口腔粘膜湿潤度 口腔水分計
- 唾液量の測定 サクソン法
- 咀嚼能力検査法
- 咬合圧検査
- 咬合圧検査の施設基準
- 咬合力分析システム
- 残存歯数
- 舌口唇運動機能低下 オーラルディアドコキネシス
- 舌圧検査
- 舌圧測定器
- 最大舌圧の測定方法
- 咀嚼能力検査
- 咀嚼能力検査の施設基準
- 咀嚼能力検査 グルコセンサーGS-Ⅱ
- スコア法による咀嚼能率測定法
- 嚥下機能検査
- 嚥下スクリーニングツール EAT-10
- 聖隷式嚥下質問紙
この講座を観ることで得られることは…
- 口腔機能低下の7つの症状の具体的な診断方法や必要な器材がわかるので、口腔機能低下の重症化を予防し、口腔機能を維持・回復させることができるようになります
- 口腔機能精密検査方法が複数あると、どれをやればいいのか悩みますよね?特に検査器材の中には高額なものもあるので、使い勝手やメリット・デメリットが気になるところです。口腔機能精密検査で用いられるすべての器材の詳細だけでなく代替検査方法についてもわかるので、自院が採用するべき検査方法を選定できるようになります
- 健康状態から口腔機能障害に至るまでの症状の変化と歯科の関与の仕方の概要がわかるので、患者さんの病状を観察して適切な治療計画を立てやすくなります
- 咀嚼能力検査に用いられる「グルコセンサーGS-Ⅱ」と「咀嚼能率スコア法」。口腔機能管理加算として算定できるのは?具体的な検査手順から患者様の指導方法まで、咀嚼能力検査の全てがわかります
- 高齢者に多い口腔乾燥を定量的に診断する方法の一つに「サクソン法」があります。どれだけ唾液が分泌されたかを測って判定する方法ですが、実際の現場では、高齢の患者さんに乾燥したガーゼを2分間、毎秒1回のペースで噛んでもらうのは、容易なことではありません。このように、現場に即した口腔機能診断の本音を知ることができますので、後々、「こんなはずでは」と後悔することがなくなります
などです。
第1部:3. 歯科疾患の継続管理
講座の内容
- 多職種協働による口腔の健康管理
- 介護現場での口腔ケア
- 清掃が困難な部位
- 歯間部歯垢の除去率
- 欠損側隣接面の清掃
- ブリッジのポンティック部の清掃
- 義歯の清掃
- 義歯の管理
- デンチャーマーキング
- 認知症患者における歯科治療方針
- 部分床義歯設計の3原則
- 義歯の破折の原因
- 高齢者の歯科治療の原則
- 抜歯の判断
- 抜歯の同意が得られないときの一つの方法
- オーバーデンチャー
- 将来の変化に対応できる義歯とは
- 十分な強度を持った義歯とは
- リラインが容易な義歯とは
- 義歯の診査
この講座を観ることで得られることは…
- 施設スタッフやご家族がうまく義歯を清掃できない理由がわかるので、適切な義歯清掃の指導ができるようになります。その結果、患者さんの口腔状況が改善されたり、おいしく食事が取れるようになって、患者さんのQOL向上に役立ちます
- 認知症患者さんの症状に応じた治療方針が明らかになるので、治療や口腔ケアの計画が立てやすくなります
- 義歯の管理で問題となる義歯の取り間違えや紛失。これを防止するためのデンチャーマーキングの要点と具体的な方法がわかります
- 患者さんに抜歯を拒否されたらどうしますか?無理に抜歯することはできませんが、“ある方法”なら患者さんも納得するかもしれません。この “ある方法”を知っていれば、患者さんに提案できる選択肢を増やすことができるようになります
- たわまない義歯、破損しにくい義歯が理想ですよね?そんな義歯の設計・製作方法がわかるようになります
- 高齢の患者さんの義歯を設計するときに考慮すべきこととは?これらに注意して義歯を設計・製作すれば、患者さんに喜ばれます
などです。
第2部:1. 緊急時対応
講座の内容
- 気道異物・消化管異物への対応
- 気道異物・消化管異物とはなにか
- 誤嚥・窒息例の年齢分布
- 異物事故が発生しやすい条件
- 異物発生の予防
- 気道閉塞症状
- 歯科治療で食道あるいは気道異物が発生したら
- その他の緊急時対応
- 航空機内の救急箱
- 心停止
- 一過性意識障害:失神とショック
- 血管迷走神経性失神(VVS)
- アナフィラキシーショック
- 狭心症
- 喘息発作
- 過換気症候群(HVS)
- 脳卒中(Stroke)
- 全身的偶発症における歯科医師として適切な対応とはなにか
- 一次救命処置
- 成人の心停止アルゴリズム
- 心停止の認識
- 助けを求める/救急対応システム通報/AED
- 圧迫・換気比
- フェイスシールドの使用
- マウス to マスク
- バッグ – マスク器具
- アンビュー
- 気道確保の方法:ラリンジアルマスク(LMA)
- AED
- 救急蘇生セット
- 成人の心停止アルゴリズム
- 救急隊が来たら
この講座を観ることで得られることは…
- 同行するスタッフにきっちりとやってもらわなければならない、緊急時対応で最も重要なこととは?これを知らずに訪問診療に臨むのは危険です!
- 緊急時に歯科医としてやるべき範囲が明確になるので、自信を持って緊急時対応の準備ができ、万一、緊急時に遭遇しても慌てずに行動できるようになります
- 気道異物と消化管異物。窒息していないからといって消化管異物と断定しては危険です!確実にどちらの異物かを見分ける方法がわかります。
- 患者さんに狭心症の症状がみられたからといってニトロを投与してはいけません!あらかじめ知っておくべき患者さんのデータとは?
- アナフィラキシーショックか血管迷走神経性失神(VVS)か?正しい見分け方と原因の推定方法がわかるようになるので、現場で誤った判断をせずに済むようになります
- 誤ってクラウンを患者さんの口腔内に落とした時の対処方法。あらかじめ、患者さんとスタッフにこれをお願いして置きましょう!そうすれば、かなりの確率で気道異物・消化管異物を防ぐことができるようになります
などです。
第2部:2. 院内感染防止対策と医療安全対策
講座の内容
- 平成30年度診療報酬改定の概要
- 歯科外来診療環境体制加算に関する施設基準
- 院内感染防止対策
- 歯科医療機関における院内感染防止対策について
- 歯科医療機関における院内感染対策の周知について
- 一般歯科診療時の院内感染対策に係る指針
- スタンダード・プリコーション
- 手洗いの手順
- 手袋のつけ方・外し方
- シールドマスク
- 汚染防止用カバーをつけたデンタルフィルム
- 逆流防止装置付きタービン
- 外科用ハンドピース
- バー・ファイル・超音波チップ
- 歯科用ユニットの感染予防対策
- 口腔外バキューム
- 歯科用ユニット給水系
- 印象体・咬合採得材の消毒手順
- 歯科医師と技工士間の感染・消毒に関する情報交換
- B型肝炎・C型肝炎
- 針刺し・切創の予防
- 耐貫性専用容器(例)
- 歯科における洗浄・滅菌
- 各種滅菌法・消毒法の概要
- 歯科における洗浄・滅菌の流れ
- 洗浄
- すすぎ
- 乾燥
- 滅菌・消毒
- 乾燥・保管
- 超音波スケーラー
- B型感染予防Q&A
- 針刺し事故を起こしたら 緊急対策のまとめ
- 医療事故対策等の医療安全対策
- 医療事故の定義
- 医療事故調査制度とはなにか
- 医療事故調査の流れ
- AED
- パルスオキシメーター血圧計
- 血圧の測定方法による血圧値の違い
- 救急蘇生セット
- 病院との連携に必要な照会状の書き方
- 照会状(コンサルテーション)
- 照会状に記載すべきこと
この講座を観ることで得られることは…
- 針刺し事故を起こしても「多分、大丈夫だろう」と思ってはいけません!ここで紹介された手順で対応すれば感染の可能性を低減できます
- 印象体・咬合採得材を流水で水洗いして大丈夫と思っていませんか?感染の危険性を大幅に減らせる消毒手順がわかります
- 専門家がシールドマスクの着用を勧める理由
- 手袋、ガウンなどを使っているからといって安心してはいけません。その取扱いを間違うと感染の可能性が高くなります
- 医師との連携が容易になる照会状の書き方がわかるので、正確な医療情報を入手できるようになり、医療事故防止に役立てることができるようになります
- もし手首血圧計を使っているのなら、今すぐに使用を中止して下さい!誤った判断の元になります
- 低温滅菌ができるエチレンオキサイドガス(EOG)。でも専門家はEOGの使用をお勧めしません。その理由とは?
などです。