まずは、嚥下内視鏡検査(VE)実技研修コースに参加された方の声をお聞きください。
コースの概要
今回の実技研修コースは、2つのコースを設定しました。ひとつは歯科医師向けの4段階嚥下機能評価プログラム、もう一つはペア研修プログラムです。
1DAY集中研修コースで、嚥下内視鏡検査に関する必要知識と基礎技術を習得し、上級コースで人間への実技研修を行い、相互実習コースで自験例を増やしていく。初心者だけでなく、既に嚥下内視鏡検査をおこなっている先生方にも知識と技術の再確認のためにおススメする実践的な研修コースです。
ペア研修は、歯科衛生士との連携の強化、現場で自発的に行動できる衛生士の育成、訪問現場で求められる咽頭吸引の技術を習得できます。今後、嚥下内視鏡検査を導入していく医院にとって、これほどニーズに合致する研修会はないでしょう。
嚥下機能評価プログラム
歯科医師対象のコースです。嚥下機能スクリーニングから精密検査、リハビリテーションプログラム(摂食機能療法含む)立案までを研修します。
【1DAY集中研修コース】(初級・中級コースに該当します)
- 解剖(口腔、咽頭、鼻腔)
- 生理(呼吸含む)
- 評価方法(口腔ケアアセスメント、嚥下機能スクリーニング)
- 嚥下機能スクリーニング検査
- 嚥下機能精密検査の必要性判断
- 書式類の整備
- 検査依頼の手順と書式
- 検査環境の構築
- 機材の管理、消毒等メインテナンス
- ケアシュミレーターマナボットでの嚥下内視鏡検査実施研修
【上級・相互実習集中コース】(初級・中級コースを終了していることが参加条件となります)
- 嚥下機能精密検査の実施
- 検査食のオーダーと作製
- 多職種連携の中での役割
- 被験者(人間)に対しての嚥下内視鏡挿入と評価
- 相互実習(10件の自験例を目標とする)
- 個別技術指導
- 嚥下機能評価
ペア研修プログラム
ペア研修プログラムは歯科医師と歯科衛生士のペアで研修します(ペア必須。歯科医師同士のペアでご参加いただく場合、歯科衛生士役と歯科医師役の交代は、時間の都合上できません)。
歯科医師は歯科衛生士が実施したアセスメント結果から口腔ケアプランの立案と指示出しを研修します。その上でケアシミュレータを用いた内視鏡操作体験を実施します。
歯科衛生士はケアアセスメントを基にした多職種連携ケアプランを立案し、プランを基に保湿ケア実習と口腔咽頭吸引研修を行います。吸引の様子を内視鏡で観察しながら行うことで、相互の連携研修が行えます。
【ペア研修コース】(初級コースの一部抜粋および咽頭腔吸引研修となります)
- 解剖(口腔、咽頭、鼻腔)
- 生理(呼吸含む)
- 評価方法(口腔ケアアセスメント、嚥下機能スクリーニング)
- マネキン実施研修
- ペア研修時は歯科医師が内視鏡操作体験、歯科衛生士が口腔咽頭吸引の基本技術研修を行います。