井上先生からのメッセージをご覧ください
かかりつけ歯科医としてどこまでできるか? どうあるべきか?
在宅医療における摂食嚥下リハビリテーションへの理解を深め、歯科医としてできることの可能性と限界を知ることで、明日から、そして10年後も信頼される歯科医のあり方を考えます。
在宅医療における摂食嚥下リハビリテーションへの理解を深め、歯科医としてできることの可能性と限界を知ることで、明日から、そして10年後も信頼される歯科医のあり方を考えます。
この講座で学べる内容をご紹介すると…
第1部 改めて見直す摂食嚥下の基礎知識
- 摂食嚥下関連器官とその関連機能を理解する
- 嚥下運動の違いを理解する
- 摂食の5期
- 摂食嚥下障害
- 口腔期・咽頭期
- 舌を知ること
- 軟口蓋挙上と鼻咽腔閉鎖
- 声門閉鎖と誤嚥防止
- こんな経験しませんか?
- 鼻唇溝の左右非対称
- 軟口蓋挙上の左右非対称
- 声枯れや鼻に抜ける声
- 唾液が多い
- 孤発嚥下
- 簡易嚥下誘発試験(東大法)
- 随意嚥下
- 嚥下関連筋機能・形態の加齢変化
- 咀嚼嚥下
- プロセスモデル
- 咀嚼中の嚥下反射誘発抑制
- 咀嚼嚥下の理解と臨床との関わり
第2部 多職種で連携するために
- 分類整理
- EAT-10
- 聖隷式嚥下質問紙
- FOIS(Functional Oral Intake Scale)
- FILS(Food Intake Level Scale)
- 藤島グレード・レベル
- 嚥下障害臨床的重症度分類
- PAスケール
- UDF
- 嚥下食ピラミッド
- えん下困難者用食品
- 学会分類2013
- スマイルケア食
- 共通言語を整理する
- 臨床における歯科の重要性を理解する
- 調査項目
- 初診時と転院・退院時比較
- 転院・退院時FILS7以上~単変量解析
- 転院・退院時FILS7以上~ロジスティック回帰分析
第3部 評価と実践 ~新たな知見を探る
- リハビリテーション
- 明日から何をするか(在宅要介護高齢者を対象に)
- リハビリテーションとは
- リハビリテーションの効果
- 国際障害分類(WHO,1980)
- 国際生活機能分類(WHO,2002)
- ICFによるアプローチの基本(例)
- 摂食嚥下障害患者の評価
- 新潟大学医歯学総合病院摂食嚥下機能回復部にて用いている評価用紙
- 食事場面の評価
- 食事場面の観察
- 摂食嚥下リハビリテーション
- 摂食嚥下障害に求められる口腔ケア
- AδやC線維とその終末部
- TRPの活性化は嚥下反射を促進する
- 摂食嚥下障害患者では血中SubP濃度が減少
- 大脳基底核とSubPとの関係
- 抗誤嚥作用への期待(嚥下誘発)
- 間接訓練
- 嚥下体操
- おでこ体操
- 咳嗽・構音
- 少ないエビデンス:プッシング訓練
- 直接訓練:食形態の選定
- 食事場面の評価
- 85歳脳梗塞・咽頭炎後遺症
- 92歳女性,脳卒中,アルツハイマー型認知症
- 施設調査
- 要介護高齢者を知るための調査
- 食形態に関わる要因
- 施設入所者の食支援
- 直接訓練:安全姿勢の獲得
- 食事時の姿勢
- 頸部角度の重要性
- 直接訓練:体幹傾斜
- 直接訓練:食器・食具の工夫
- 麻痺や障害の程度と部位に応じた様々な食器具が提供されている
- 食の支援ステーション(新潟大学医歯学総合病院)
- 直接訓練:嚥下法の選択
- 息こらえ嚥下
- 頸部回旋嚥下
- あご引き嚥下(Chin tuck,Chin down)
- あご突き出し嚥下::食道入口部を機械的にあける方法
- 複数回嚥下:一口につき数回の嚥下を促す
- 交互嚥下:流れのよい液体などを適宜飲む
- 努力嚥下(Effortful swallow):舌を口蓋に押し付けて嚥下することで口腔内圧をあげる効果
- 食事介助
- 摂食嚥下リハビリテーション
- 治療的アプローチ
- 代償法的アプローチ
- 環境改善アプローチ
- 生活期(維持期)
- 抗コリン作用がもつ食道期障害
- 要介護高齢者(終末期に向けて)
- 在宅診療による摂食嚥下障害患者の治療を求められたら
などとなっております。
N.K. (承認) –
間接訓練があまり役に立たないとはっきり言われたこと。改善がむずかいと思っていましたので、安心しました。
T.M. (承認) –
孤発嚥下は聞いたことがなく、大変勉強になりました。
A.K. (承認) –
全て良かった。
N.H. (承認) –
お粥と米菓の内容は興味深かったです。
R.M. (承認) –
要介護高齢者、認知高齢者に絞り、新しい知見を加えてどのような検査を選ぶべきか、訓練をどう考えるか纏めてありわかりやすかったです。咀嚼が嚥下反射に優先するというのはプロセスモデルを理解する上に役立ち、すっきりしました。冷水を使う理由も温度格差が冷温の方が大きいからと思っていましたが、感覚受容体と関係があるとかメントールで冷感と同じ反応を起こせるとか、この辺りを考えて口腔内刺激をする可能性を感じました。
G.N. (承認) –
嚥下評価や栄養評価について簡潔に知れたのが勉強になりました。また米菓のお話は非常に興味深かったです。
T.F. (承認) –
「ここが解りにくい」所を分かり易く教えていただきました。 EAT-10の問題点については「なるほど!」と思いました。
M.S. (承認) –
孤発嚥下についてが初めて聞く言葉だったので勉強になりました。
S.M. (承認) –
今後の高齢化社会の中で摂食支援が必要と改めて感じました。直接訓練が実践出来るようにしていきたいと思います。
S.M. (承認) –
嚥下の仕組みなど、授業で習ったきり深くは理解していなかった所がしっかり整理できた。
M.S. (承認) –
狐発嚥下、舌骨挙上不全による食道入口部の開大に影響するところ等、勉強になりました。特に、嚥下食レベルと診断された方が、米菓を楽しみとして食べれる事に大変共感しました。認知症の方や、食材認知の低下している方が、せんべいは、自分で持って食べれる症例を経験しているので、納得しました。基調な症例、データ等有難うございました。
E.I. (承認) –
多職種連携時の共通言語の重要性がわかりました。
M.Y. (承認) –
非常にためになりました。
山田 雅夫 (承認) –
最近施設で食形態の相談を受ける様になった。直接訓練の項目が実地にそぐい役立てそうに思った。
S.H. (承認) –
孤発嚥下とは何か理解できただけでもよかったです
K.H. (承認) –
薬と嚥下の関係について勉強になりました。実際の動画が多かったのでわかりやすかったです。
A.H. (承認) –
検査を行えない状況でも注意して診る点が参考になりました。