講師からのメッセージ
講座抄録
訪問診療において安心・安全な医療を提供するためには、患者の心身の状態に配慮した歯科診療計画の立案や、全身管理が重要である。実際に、本年度医学歯学教育のコアカリキュラムが改訂され、『多様なニーズに対応できる医師・歯科医師の育成』が目標に掲げられた。われわれもこれらを鑑みた上で医療連携体制の構築・提供を求められている。その中でも、今後歯科医療者は『食べる』に関連して、食形態や栄養に関する評価やアドバイスができることが必要となる。食べられないことは三大欲求の一つを喪失することであり、寝たきりでも満たすことができる睡眠欲と排泄欲とは異なり、食欲は満たすために歯科の介入が必要となる。本講座では、昨年度の内容に加えて、この『食べる』に注目して、訪問診療で遭遇しうる患者さんの全身状態と、歯科による次の一手となる介入方法をまとめていく。
高齢者の全身状態の把握の仕方
- 最近の在宅医療のTOPIC(超高齢社会に求められる医療像とは)
- 糖尿病・高血圧などの生活習慣病の考え方
- どのように患者や多職種への歯科と全身疾患の関わりを理解してもらうか
- 終末期高齢者急変時の対応方法
第2部 『食べる』を支えるためにできること
- 『食べる』をどのように評価するか。
- 何を・どのように・どの程度食べさせるか(かんたん介護食の作り方)
- VSED(Voluntarily Stopping Eating and Drinking)にどう対応するか。
- 嚥下を良くする投薬・悪くする投薬
第3部 漢方薬の使い方 ~お口の困ったにこの一手~
- 難治性の口内炎や舌痛症に使える漢方
- 口腔乾燥症に使える漢方
- 歯痛・歯周炎に使える漢方
- 嚥下障害に使える漢方
このように、多くの方から高評価を得ている内容となっています。
お申込みから参加まで
《会場参加の方》
1.参加票のお届け
銀行振込の方は、ご請求書・参加票・会場案内をお送りいたしますので、期限までに指定口座へ参加費をお振込みください。クレジットカード払いの方は、お客様の決済確認後に参加票・会場案内をお送りいたします。
2.参加当日
参加票は受付の際に必要になります。忘れずにお持ちください。当講座・セミナー・研修会の撮影・録音は、個人の使用目的も含め、固くお断りしております。
《オンライン受講の方》
1.認定講座のオンライン・ライブとは
日本訪問歯科協会の認定講座をインターネット経由でリアルタイムに受講できるものです。インターネット環境があれば、受講する場所を選びません。パソコンやタブレットPC、画面が小さくはなりますが、スマホでも受講可能です。
2.講義中に質問できる
オンライン・ライブでの受講ですので、講義中に疑問に思ったことやわからなかったことを講師へすぐに質問できます。オンライン・ライブ専用の質問フォームにご入力ください。講義の後半にまとめて回答されます。
3.時間が合わなかったときのためのリプレイ(再放送)
認定講座は、別の日に同じ講義内容を2回、リプレイ(再放送)します。リプレイ(再放送)は、認定講座開催の翌週の日曜日と翌々週の日曜日、2回にわたりおこないます。いずれも9:00〜21:00の間に視聴できます。
4.講座のテキストは事前にお届け
認定講座のテキストは、講座開始の前日までにお届けします。受講前にざっと目を通しておくと、知りたいところをチェックでき、学習効果が高まります。
5.認定申請に必要な研修ポイントが付与されます
認定講座を受講された方には、認定医、認定訪問歯科衛生士の認定申請に必要な研修ポイントが付与されます。オンライン・ライブでの受講者も同様です。
6.実際に受講するには
決済確認後、特別なご案内をお送りいたします。オンライン・ライブに参加するためのURLとユーザー名、パスワードなどオンライン・ライブ受講に必要な情報が記載されています。テキストは、講座開催日の前にお届けいたします。認定講座の開始時刻前に、ログインをして受講開始です。
キャンセルについて
お申し込み後に、やむを得ない理由によりキャンセルされる場合は事務局までご連絡ください。
キャンセルされる場合は、以下のキャンセル料が発生いたしますので、申し込み前に必ずご確認ください。
キャンセルのご連絡はこちらから>>
1.キャンセル料
- 前日のキャンセルまたは当日の不参加:参加費の100%
- 開催日の前日より8日目にあたる日以降のキャンセル:参加費の50%
- 開催日の前日より15日目にあたる日以降のキャンセル:参加費の30%
- 開催日の前日より16日目にあたる日以前のキャンセル:無料
2.返金方法について
キャンセルのご連絡後、事務局より返金確認書をお送りいたしますので、署名、捺印のうえ、返金の指定口座をご記入してご返送ください。
上記キャンセル料を差し引いた金額をご指定の口座へお振り込みいたします。返金時の振込手数料はお客さまのご負担とさせていただきます。ご了承ください。
T.T (承認) –
全体的にわかりやすい内容でした。患者さまを全体的に包括的に診療していくために今日のお話は役立つと思いました。
吉原 健太郎 (承認) –
漢方薬の具体的な使用法について、安心して使用して大丈夫とのことでしたので、積極的に使用していこうと思います。
I.T (承認) –
義歯を飲み込んで死にたいという患者の考え方
T.H (承認) –
全身疾患の話は、とてもわかりやすく良かったです。漢方もかなり体系化されてきたと思います。
U.H (承認) –
漢方の使用について詳しく説明されたので、今後、使ってみたいと思いました。
S.Y (承認) –
医科的に対応の細かいところがとても役に立ちました。ありがとうございました。
K.N (承認) –
介護食入門講座の内容をもっと詳しく知りたかった。本の購入を考えています。
T.N (承認) –
投薬における漢方は興味を持っていたところのタイムリーな話。大変、参考になりました。
作田 右気 (承認) –
医科分野でもあまり使われない漢方薬を歯科分野で使えるお話は大変興味深く、役立つものでした。
N.T (承認) –
漢方についてとても勉強になった。
T.N (承認) –
意識障害について、大変勉強になった。
片岡 和彦 (承認) –
漢方の話が興味深かった。
T.K (承認) –
実践的で臨床ですぐ応用できる内容でした。
N.I (承認) –
薬剤等の関連や多職種との関連が参考になった
T.K (承認) –
非常にわかりやすかった。糖尿病や高血圧、HBA1cのたとえがわかりやすく、とても良かった。
Y.T (承認) –
漢方が難しかった
Y.H (承認) –
漢方のことなど普段知ることのできないことが分かりやすくよかった
Y.H (承認) –
漢方薬が有効と再認識しました。
H.M (承認) –
漢方は全く使っていなかったので今後使って行きたいと思った。
Y.Y (承認) –
今まで余り漢方薬について聞く機会が無く、知りたいと思っていました。歯科でもかなり使用できる事がわかり勉強になりました。ありがとう御座いました。
M.H (承認) –
漢方薬の使い方が明日から即使えるように説明していただき勉強になりました。私も漢方薬をいろいろ服用していますが、それも紹介されていたので、馴染みがある分、安心して処方してみます。
庄 昌彦 (承認) –
多岐にわたるお話でタメになった。漢方薬も使用してみようと思う。
M.R (承認) –
HbA1cの値の覚え方、患者さんにも理解してもらいやすいと思いました。また各疾患の簡便な説明の仕方参考になりました。多職種との共通語わかっているようで今ひとつだったことを自覚し、多職種との連携をさらにしなければと思いました。また連携システムの構築の仕方は参考になりました。日頃接することのない漢方薬も使ってみる価値があると思いました。
Y.K (承認) –
漢方薬の使い方
K.K (承認) –
漢方薬を使ってみたいと思いました。
O.M (承認) –
地域ケアを多職種で取り組み方が参考になった。漢方薬の使用は、やってみたいと思った。
I.E (承認) –
漢方薬の用法が良くわかりました。嚥下内視鏡について学びたくなりました。排膿散及湯
F.A (承認) –
役に立つ
B.S (承認) –
漢方薬がこんなにも有効であったとは知らなかった
K.A (承認) –
全身管理や非常時の対応など、とても意義深かった。
O.S (承認) –
摂食嚥下障害に対する対応が興味深かったです。また、漢方薬の解説もとても勉強になりました。明日からの診療に取り入れさせていただこうと思っています。ぜひ、またの講義をお願い致します。