2015年12月13日開催

脳卒中患者と終末期患者の口腔管理

(29 件のレビュー)

セミナーのお申込みは終了しました。

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脳卒中は日本人の死亡原因の第4位ですが、その死亡原因の約4割程度が誤嚥性肺炎であるとされています。終末期まできちんと介入し、患者の口腔管理を的確に行うことで誤嚥性肺炎を予防し、QOL維持と向上に寄与することが今、歯科に求められています。

この講座では、脳卒中患者と終末期患者の口腔管理を行う上で必要な隣接医学と理解しておくべき患者の全身および口腔の特徴とその管理方法について詳しく解説します。

講師からのメッセージ

このセミナーでお伝えする内容の一部をあげるとすると・・・

  • 脳卒中の基礎(脳梗塞と脳出血の違い)
  • 脳卒中患者の歯科治療時の注意点
  • 脳卒中で要介護状態(寝たきり)となっている患者の口腔内の特徴
  • 脳卒中患者の口腔管理方法
  • 緩和医療の基礎
  • 終末期患者の歯科治療時の注意点
  • 終末期患者の口腔内の特徴
  • 終末期患者の口腔管理方法
  • 脳卒中患者と併存疾患について
  • 患者ごとの障害程度に合わせたケア介入度と介入方法
  • 癌終末期患者の口腔管理の特徴

講座抄録

脳卒中は日本人死亡原因の常に上位を占めているが、その死亡原因の約4割程度が誤嚥性肺炎であるとされる。脳卒中には脳梗塞と脳出血に大きく分かれるが、基本的に異なる病態であり、口腔管理を行う上では異なる対応が必要である。また、併存疾患も多く、その中には口腔管理上、問題となる疾患も多い。

脳卒中患者の口腔管理法の特徴は対象者の運動機能、高次脳機能、意識レベル、認知度、摂食・嚥下機能などに障害が存在することである。また、その障害程度は患者により様々であることより、ケアへの介入度や方法は患者別に検討する必要がある。さらに脳卒中患者では意志疎通が困難なばかりか、ケアに抵抗を示したり、指示は理解できていてもその指示に従えないことも少なくない。このことも脳卒中患者の特徴である。また、終末期患者における口腔管理も大変重要である。

非がん疾患患者の終末期口腔管理は脳卒中の口腔管理と類似するところが多いが、がん終末期患者の口腔管理は特徴を有する。がん終末期患者では疼痛のみではなく、消化器、呼吸器または精神的にも様々な苦痛を有している。口腔内では口腔乾燥や口臭、出血、口内炎と、それに伴う疼痛への対処が必要である。口臭や出血は患者のみならず、家族へも不快感や不安感を与えることになる口内炎や口腔乾燥は発生頻度が高く、QOLを著しく低下させる原因となるため、しっかりとした口腔管理が必要である。また、自ずと治療期間に制約があるため、何を何処まで行うのか選択する必要も出てくる。

本セミナーでは脳卒中の基礎、脳卒中患者の歯科治療時の注意点、脳卒中で要介護状態(寝たきり)となっている患者の口腔内の特徴、脳卒中患者の口腔管理法、および緩和医療の基礎、終末期患者の歯科治療時の注意点、終末期患者の口腔内の特徴、終末期患者の口腔管理法について講演させていただく。

学習のポイント

  • 脳卒中の基礎脳卒中患者の歯科治療時の注意点
  • 脳卒中で要介護状態(寝たきり)となっている患者の口腔内の特徴
  • 脳卒中患者の口腔管理法
  • 緩和医療の基礎
  • 終末期患者の歯科治療時の注意点
  • 終末期患者の口腔内の特徴
  • 終末期患者の口腔管理法

全国4カ所のサテライト会場でも受講可能です

日本訪問歯科協会の認定講座は、Ustreamで全国5か所の会場へライブ配信をしています。

メイン会場は東京。名古屋、大阪、広島、福岡にサテライト会場を設け、動画・音声配信システムを使っておこないます。サテライト会場では、回線を通じてメイン会場をスクリーンに映し出します。

メイン会場は複数のカメラで撮影し、プロジェクターに映すものと、講師を映すものを専門のスイッチャ―が切替するので、ただ単に講師とスライドがスクリーンに映っているという退屈なものにはなりません。音声もクリアです。

つまり、東京と同じ環境を全国のサテライト会場でも実現できるわけです。

脳卒中患者と終末期患者の口腔管理」への29件のレビューをご覧ください

  1. 今枝 寛典

    とてもためになりました。カンジダについてもっと考えていく必要がありますね。

  2. 東川 和生

    口腔粘膜疾患にカンジダ菌症が多いのには意外でした。

  3. 畠山 尚久

    終末期のケアは興味深かったです。カンジダに関する内容も勉強になりました。

  4. 長谷川 浩之

    カンジダ症(赤いカンジダ症)や終末期の患者様への対応等とても有意義な講習でした。

  5. 宮井 久敬

    カンジダについて深く知ることができたのは非常によかった。

  6. 前田 均

    各疾患ごとにわかりやすい説明があり勉強になりました。

  7. 山 顕子

    口腔カンジダ症は外来患者さんにもよく見られるので、非常に勉強になりました。また緩和ケアの知識も深まり、今後役に立ちそうです。

  8. S. O.

    口腔カンジダ症の症状を理解することができました。ありがとうございます。

  9. M. K.

    MRSA緑膿菌が院内感染の原因となるということがわかりました。■管のチューブなどの細菌についても注意が必要ということなど、ケアスタッフ、ナースとも話が共有でき役立てるとよいと思います。両側の口内炎をみたらカンジダ症を疑うこと、AIDSとの関係を聞いて役立てたいと思います。

  10. M. S.

    脳卒中を含め全身疾患の基礎をテンポ良く教えていただき、全身疾患を多く持つ訪問診療の患者さんに対して今一度見直すことができました。

  11. T. S.

    訪問している患者さんにすぐにでもフィードバックできる話が多く、喜んでいただけると思いました。

  12. A. F.

    おもしろかった

  13. T. K.

    カンジダ患者への対応についての話がとてもよかったです。

  14. T. M.

    口腔カンジダ症についての話が興味深かった。

  15. H. S.

    カンジダを見落とすことがあるかもしれないことがわかりました。

  16. E. F.

    カンジダによる口角炎のお話、脳疾患や心疾患の基本的な知識を得られた。高齢の患者さんが外来でもいらっしゃるので、明日から診療に役立つとおもいました。

  17. N. I.

    粘膜疾患(カンジダ症)について勉強になりました。

  18. H. A.

    口腔カンジダ症について詳しく聞かせていただいて大変勉強になりました。ありがとうございました。本も買わせていただきます。

  19. O. H.

    終末期の患者に対する関わり方が学べてよかった。今まで聞いたことがなかった。

  20. Y. T.

    喘息がひどい方はソランタールが良いと教えていただいたことがあります。

  21. T. N.

    カンジダの確定診断・真菌検査なしで投薬できる。

  22. M. S.

    訪問のみならず、一般診療にも役立つ内容で参考になりました。

  23. T. E.

    口腔粘膜疾患まで言及頂いたが、カンジダ、乾燥症はとても参考になりました。「がん疼痛の評価と治療」のパートはいいと思うが一般にGPが使わない麻薬に関しての詳細な説明は不要と考えます。

  24. T. N.

    カンジダ症についての話や、患者さんへの対応について学ぶことができました。

  25. H. N.

    普段接する全身疾患をお持ちの高齢者患者さんに対してどういうことに注意して治療を行えばよいかよくわかりました。

  26. M. Y.

    ナイトガードに夜ドライマウスの応用

  27. H. Y.

    終末期ケアの話はなかなか聞く機会が無く勉強になりました。在宅ケアに入る身としてはその時々の適切な知識が必要と改めて感じました。

  28. O. K.

    口腔カンジダ症の判断および処置

  29. T. Y.

    口腔カンジダ症の具体的な治療法(ファギゾンしかしりませんでした)、口角炎がカンジダ菌に夜物だということ(学生ですら知っているのに・・・)、PTINRの意味・止血法(特に縫合のしかた)、緩和ケア・終末期患者の口腔ケアの意義

このように、多くの方から高評価を得ている内容となっています。

詳細情報

主催

一般社団法人 日本訪問歯科協会

講師

神奈川歯科大学 顎顔面外科顎講座 准教授 岩渕博史先生

会場

東京:ソラシティ カンファレンスセンター Terrace Room
名古屋:ABC会議室 第8会議室
大阪:松下IMPビル B会議室
広島:RCC文化センター 603
福岡:アクア博多 C会議室

開催日時

2015年12月13日(日)13:10~17:15

歯援診の研修項目

高齢者の心身の特性

キャンセルについて

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  • 前日のキャンセルまたは当日の不参加:参加費の100%
  • 開催日の前日より8日目にあたる日以降のキャンセル:参加費の50%
  • 開催日の前日より15日目にあたる日以降のキャンセル:参加費の30%
  • 開催日の前日より16日目にあたる日以前のキャンセル:無料

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