講師からのメッセージ
講座抄録
いま、世界の中で認知症の方をめぐる動きは大きく変わりつつあります。アジア諸国における認知症の方は2050年までに226%増加することが見込まれており、わが国でも対策が急務であるばかりか、認知症と診断された方ご自身も、その解決策となるべく自らの体験を語り政策への呼びかけを行う時代となってきました。認知症ケアを考えることは決して他人ごとではなく、自分の未来を考えることでもあります。
ひとに口腔がある限り、歯科医療従事者である私たちにはアプローチすべき沢山のポイントがあります。口腔の健康を守る歯科衛生士が、社会を支えることも大いに求められています。しかしながら口腔の健康を通じてひとの生活を守ることは、口腔だけにアプローチをしていたのでは不十分です。様々な困難とともに歩む認知症の方とご家族にとって、必要なことは、一人の人間として大切にされること、生活、そして人生のあり様を受け止めて頂き、そのうえで状況に見合った支援を得られることです。
ケアの語源は“思いやり”です。認知症の方の症状の背景にあるものが何かを推し量り、そのうえで適切な知識をもって食と口腔の支援に活かすことができる、そんな歯科衛生士が求められています。本講座では訪問歯科衛生士だからこそ、支援につなげられるアセスメントポイントなどの提案をしたいと思います。
このように、多くの方から高評価を得ている内容となっています。
お申込みから参加まで
《会場参加の方》
1.参加票のお届け
銀行振込の方は、ご請求書・参加票・会場案内をお送りいたしますので、期限までに指定口座へ参加費をお振込みください。クレジットカード払いの方は、お客様の決済確認後に参加票・会場案内をお送りいたします。
2.参加当日
参加票は受付の際に必要になります。忘れずにお持ちください。当講座・セミナー・研修会の撮影・録音は、個人の使用目的も含め、固くお断りしております。
《オンライン受講の方》
1.認定講座のオンライン・ライブとは
日本訪問歯科協会の認定講座をインターネット経由でリアルタイムに受講できるものです。インターネット環境があれば、受講する場所を選びません。パソコンやタブレットPC、画面が小さくはなりますが、スマホでも受講可能です。
2.講義中に質問できる
オンライン・ライブでの受講ですので、講義中に疑問に思ったことやわからなかったことを講師へすぐに質問できます。オンライン・ライブ専用の質問フォームにご入力ください。講義の後半にまとめて回答されます。
3.時間が合わなかったときのためのリプレイ(再放送)
認定講座は、別の日に同じ講義内容を2回、リプレイ(再放送)します。リプレイ(再放送)は、認定講座開催の翌週の日曜日と翌々週の日曜日、2回にわたりおこないます。いずれも9:00〜21:00の間に視聴できます。
4.講座のテキストは事前にお届け
認定講座のテキストは、講座開始の前日までにお届けします。受講前にざっと目を通しておくと、知りたいところをチェックでき、学習効果が高まります。
5.認定申請に必要な研修ポイントが付与されます
認定講座を受講された方には、認定医、認定訪問歯科衛生士の認定申請に必要な研修ポイントが付与されます。オンライン・ライブでの受講者も同様です。
6.実際に受講するには
決済確認後、特別なご案内をお送りいたします。オンライン・ライブに参加するためのURLとユーザー名、パスワードなどオンライン・ライブ受講に必要な情報が記載されています。テキストは、講座開催日の前にお届けいたします。認定講座の開始時刻前に、ログインをして受講開始です。
キャンセルについて
お申し込み後に、やむを得ない理由によりキャンセルされる場合は事務局までご連絡ください。
キャンセルされる場合は、以下のキャンセル料が発生いたしますので、申し込み前に必ずご確認ください。
キャンセルのご連絡はこちらから>>
1.キャンセル料
- 前日のキャンセルまたは当日の不参加:参加費の100%
- 開催日の前日より8日目にあたる日以降のキャンセル:参加費の50%
- 開催日の前日より15日目にあたる日以降のキャンセル:参加費の30%
- 開催日の前日より16日目にあたる日以前のキャンセル:無料
2.返金方法について
キャンセルのご連絡後、事務局より返金確認書をお送りいたしますので、署名、捺印のうえ、返金の指定口座をご記入してご返送ください。
上記キャンセル料を差し引いた金額をご指定の口座へお振り込みいたします。返金時の振込手数料はお客さまのご負担とさせていただきます。ご了承ください。
S・T (承認) –
症例VTRがとても参考になりました。ノンバーバルコミュニケーションを改めて試してみたいと思いました。早期診断、早期対応、しっかり心にとめておきます
K・S (承認) –
「認知症だから仕方ない」という言葉は介助者の方からよく耳にします。その言葉に対して、あやふやにして返答していたことに対して、とてもはずかしく思います。私たちの勝手な思い込みによって、BPSDをより深刻なものにしてしまう可能性があることをしっかりと頭に入れた環境作りをしなければならないことを、私たちを含め、介助者にも伝えるべきであると思いました。
M・N (承認) –
私はまだ訪問歯科の経験が浅く、何から勉強したらよいか、手探りの状況で、本日のセミナーに参加させていただきました。病気と食事の状態をよく観察して、より良い食事形態を整えることが患者様のためであることを学びました
Y・M (承認) –
臨床でのケアのやり方やその方への向き合い方などのお話もあり、今後の現場でも参考にさせていただこうと思いました。
A・N (承認) –
とても分かりやすく、飽きないでセミナーに参加できた。認知症の症状が奥深く理解できた。明日からの臨床に役立てたい。
H・K (承認) –
認知症の方の心と身体の変化をくわしく講義していただき、今までの認識よりも深く理解することができました。月1回のミールラウンドで食事風景を観察させていただく機会があるのですが、次回のミールラウンドでは、また今までと違う視点から見てみたいと思いました。
M・T (承認) –
認知症患者の方とのコミュニケーションの取り方、声かけの内容やタイミングなど、介護士さんへのアドバイスするときの参考になりました。ありがとうございました。特にありません
N・I (承認) –
患者様の色々なバックグランドを考え認識しながら対応するという点の再認識になった。歯科医師の講座でもっと詳細に講演して頂きたい。
A・M (承認) –
学生の時以来でしっかり認知症について学べた。今回、動画も多く、症例も見れて良かったです。他に気を取られて食べないということは日頃から認知症高齢者の方と接していて感じてました。情報をシンプルにする支援を歯科の立場から進めていきたいです。
Y・Y (承認) –
大変面白く認知症の理解が出来たと思います。とくに4大認知症の区別など具体例などを分かりやすく説明されて、大変勉強になりました。
Y・K (承認) –
認知症の大きく分けての4種類がよくわかった。
川越 知佐 (承認) –
認知症についての理解が多少得られたように思います。BPSD周辺症状を理解することによって認知症の方の現状の機能を考えた支援をすることが私たちの役割であるということがわかりました。
O・M (承認) –
認知症に対しては「早期診断、早期対応」が大切だという事。それぞれの認知症や段階にあった対応が大切だという事。
K・S (承認) –
アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症と脳血管性認知症の違いがよく理解できた。
O・M (承認) –
薬剤残留についてはしっかり見ていかないと(介助者への指導も含めて)思った。
M・S (承認) –
認知症の方への接し方がとても参考になり実践できそうと感じました。
T・S (承認) –
認知症の患者様を診療することが多いので、明日からの参考になることが多かったです。とても分かりやすい説明でした。当院のスタッフにも見せたいと思います。
B・S (承認) –
認知症の種類によって症状や対応の仕方を変えないと本当の治療にはならないのが理解出来ました。
T・A (承認) –
普段、認知症高齢者と接することがあまりないため、症状などを詳しく知れてよかったです。食事の際に情報量を絞って環境を整えるなど、とても勉強になりました。
S・Y (承認) –
ご自身の研究、診療からのお言葉で、とても参考になりました。素晴らしかったです。
T・E (承認) –
映像での実際の患者さんの状況を見せていただき、分かりやすかったです。飲み込みに時間のかかる高齢のアルツハイマーの方に食感の異なるビスケットのかけらを食べさせて嚥下を促す方法を施設のスタッフさんが考えた話は感心いたしました。きちんと寄り添う大切さが分かりました。