2017年06月25日開催

義歯を適切に使っていただくためのアプローチ

(12 件のレビュー)

セミナーのお申込みは終了しました。

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「義歯は“装具”である」。このことをきちんと理解できていますか?

義歯は、入れたら食べられる「魔法の道具」ではありません。咀嚼をするための「装具」だからこそ、使いこなすためにはリハビリテーションが必要で、快適に使い続けるためにはメインテナンスが必要なのです。

今回の講座では、義歯の本来の役割を理解することを大きなテーマとし、患者さんに義歯を適切に使っていただくためにおさえておくべき知識・技術を解説します。

このセミナーでお伝えする内容の一部をあげるとすると・・・

  • 義歯は咀嚼をするための「装具」である
  • 義歯はなぜ外されてしまうのか
  • 「義歯を新しくしたら食べられるようになる」というのは本当か?
  • 歯科衛生士がおこなう義歯評価のポイント
  • 義歯を使いこなすための口腔機能
  • 義歯を使いこなすためのリハビリテーション
  • 義歯を外す正しいタイミングとは
  • 患者さんの最期における義歯の役割とは

講座抄録

「義歯」は「装具」である…そのことを、正しく理解している歯科医療従事者は、どれくらい存在しているのでしょうか?

私は、在宅訪問、介護施設・病院勤務を通して、高齢者の口腔内に存在する「義歯」の現状を見てきました。

「どうしてこのような義歯が入っているのだろうか?」歯科衛生士として、そんな疑問を感じることもあります。

入院と同時に欠食になり、またそれと同時に外される義歯。食事が開始される頃には、筋力低下、口腔感覚低下により、以前のように義歯を使用することが出来なくなる現実。

義歯が合わなくなったら、新しくすれば咬めるようになる…本当にそうでしょうか?そのことに疑問を持つ患者さんはいないのでしょうか?

「義歯」は、咀嚼をするための「装具」です。つまり、義歯は「入れたら食べられる」そんな魔法の道具ではなく、使いこなすためのリハビリテーションを必要とし、そして快適に使い続けるためにはメインテナンスが必要な「装具」なのです。

医療ジャーナリストの塩田芳享氏の著書「食べる力」には、そんな義歯の現状についてが記されています。

「義歯」の本来の役割は何か?快適に使用し続ける為に必要なことは何か?もし不具合が生じた際にどのように対応していくのか?

歯科衛生士として「食べる為の装具」を正しく理解し、説明できる知識や技術が求められています。私自身、今もこの課題に向き合い続けています。

皆さんの目の前には、どのような義歯の問題があるのでしょうか?一緒に解決策を考えていきましょう。

全国4カ所のサテライト会場でも受講可能です

日本訪問歯科協会の認定講座は、Ustreamで全国5か所の会場へライブ配信をしています。

メイン会場は東京。名古屋、大阪、広島、福岡にサテライト会場を設け、動画・音声配信システムを使っておこないます。サテライト会場では、回線を通じてメイン会場をスクリーンに映し出します。

メイン会場は複数のカメラで撮影し、プロジェクターに映すものと、講師を映すものを専門のスイッチャ―が切替するので、ただ単に講師とスライドがスクリーンに映っているという退屈なものにはなりません。音声もクリアです。

つまり、東京と同じ環境を全国のサテライト会場でも実現できるわけです。

義歯を適切に使っていただくためのアプローチ」への12件のレビューをご覧ください

  1. I. N.

    私にとって復習的な内容でしたが、いろいろな点で再確認、認識する事ができました。特に口腔しか診ない状況におちいりやすい事と、いかに全身を診るか。嚥下・開口障害の原因の究明の大切さを再確認しました。

  2. S. S.

    口腔内のチェックシート(個別ファイル)の件、なるほどと思いました。写真などで記録し、多職種など介護に関わる方への説明、理解度にとても良い、参考にしたいと思いました。

  3. I. S.

    80代男性、元医師の方のはじめの下の義歯の写真を見たとき、とても驚きました。わたしはまだ就職から1年もたっていないのですが、とても驚き、その後、自分の力で咬むことができるようになるのは本当すごいなと思いました。

  4. M. H.

    在宅を主に行っているので、最期の場面でも義歯の取り扱い等がためになりました。義歯の扱いなども今まで以上に説明、指導が必要な事もわかりました。

  5. A. Y.

    「義歯に合う口腔つくりという仕事」、やってみたいです。

  6. 堀田 幸子

    食べられる口の維持、または改善させていくのに参考になりました。口腔リハ、機能回復の重要性を再認識し、明日から頑張って訪問して行きます。

  7. 芦田 浩子

    高齢者施設で年に1回の口腔内評価を行っているので、今日、学ばせていただいたことをしっかり使っていきたいと思います。義歯の評価はあまり勉強する機会がなかったので、すごく役立ちました。ありがとうございました。

  8. M. S.

    あの立つ義歯がどのように口腔内に入っていたのか気になりました。在宅での義歯の管理にはまだ出会ったことがないのですが、勉強になりました。

  9. M. M.

    義歯は歯科医師の領域と思っていましたが、DHが義歯を見ていくことの必要性が良くわかりました。義歯の奥深さを感じました。

  10. E. I.

    高齢化社会における義歯のあり方について、改めて考えさせていただきました。歯科だけが食い止められる。もっともだと感じました。

  11. S. U.

    施設に口腔ケアをしに行っていますが、歯磨きお姉さんの状態だったと思い、もっと勉強していきたいと思いました。

  12. K. H.

    しかりやって下さっている施設さんですが、口から食べなくなって食事前に義歯を入れるルーティンがなくなってしまい、口唇圧によって孤立歯が舌側転位してしまい、義歯が入らなくなってしまった利用者さんが最近いました。調整して入れれるようになりましたが、口から食べなくなっても、義歯を入れておく必要性や重要性の説明不足があったかと反省しました。利用者様に迷惑をかけてしまいました。Drともしっかりコミュニケーションをとっていかないといけないと思いましたし、DHの役割として元気な食べられる口を作っていかない

このように、多くの方から高評価を得ている内容となっています。

詳細情報

主催

一般社団法人 日本訪問歯科協会

講師

口腔ケア支援グループ オーラルサポート 代表 和田ひとみ先生

会場

東京:ソラシティ カンファレンスセンター Room B
名古屋:安保ホール 701
大阪:ツイン21 第3会議室
広島:RCC文化センター 603
福岡:はかた近代ビル会議室 104

開催日時

2017年6月25日(日)9:30~12:30

キャンセルについて

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  • 前日のキャンセルまたは当日の不参加:参加費の100%
  • 開催日の前日より8日目にあたる日以降のキャンセル:参加費の50%
  • 開催日の前日より15日目にあたる日以降のキャンセル:参加費の30%
  • 開催日の前日より16日目にあたる日以前のキャンセル:無料

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