このセミナーでお伝えする内容の一部をあげるとすると・・・
- 歯科衛生士がおこなうリスクマネジメントの重要性
- 訪問診療の患者さんに多い疾患名
- 疾患別でみる具体的対応方法と対応の注意点
- 歯科医師と連携したリスクマネジメント・クライシスマネジメント
- 単独訪問前に歯科医師と相談しておくべきこと
- 全身管理につながる「目に見えない情報」を読み解くスキル
- 吸引に関するトラブルを避けるには
- 症例をもとに考える歯科衛生士のリスクマネジメント
講座抄録
現在、現場で活躍されている歯科衛生士の大半は歯科医院に勤務していると思います。「歯科医師の指示のもと」我々歯科衛生士は、その業務を遂行します。診療室内では、常に歯科医師と共に業務にあたる為、「リスクマネジメント」は歯科医師が行うものと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
患者さんの全身状態の把握はもちろん、起こりうる危険を事前に予測し、危険回避することは、安全な医療の提供に欠かすことが出来ません。診療室での歯科衛生士業務はもちろん、歯科衛生士の単独訪問の際には、私たちも「リスクマネジメント」=「危険性の管理」を行う必要があります。実際に口腔ケアの際に、ハブラシを咬まれてしまい、歯が動揺してしまった。歯科衛生士が患者さんに指を咬まれ、爪が剥げてしまったなど口腔ケアの際の「事故」の報告が聞かれています。口腔ケアに必要な知識は口腔にとどまらず、全身管理にも結び付きます。また、患者さんやご家族との会話から、目に見えない情報を読み解くことも重要な「情報管理」に繋がります。
患者さんの安全を守り、質の高い口腔ケアの提供を目指して。歯科衛生士として、身につけておくべき「リスクマネジメント」について、実際の症例を交えながらお話しさせて頂きます。
全国4カ所のサテライト会場でも受講可能です
日本訪問歯科協会の認定講座は、Ustreamで全国5か所の会場へライブ配信をしています。
メイン会場は東京。名古屋、大阪、広島、福岡にサテライト会場を設け、動画・音声配信システムを使っておこないます。サテライト会場では、回線を通じてメイン会場をスクリーンに映し出します。
メイン会場は複数のカメラで撮影し、プロジェクターに映すものと、講師を映すものを専門のスイッチャ―が切替するので、ただ単に講師とスライドがスクリーンに映っているという退屈なものにはなりません。音声もクリアです。
つまり、東京と同じ環境を全国のサテライト会場でも実現できるわけです。
I. N. –
歯科衛生士は「医療人」です。私の診療所のDHまた若いDHに見られる事は歯科はサロンもしくはサービス業です、と平気な顔で言う方も多いと言う事も感じています。訪問歯科を行っていると「疲れる。めんどくさい。」と言うDHもいます。私の指導も悪いかもしれませんが、もっと「医療人」という考えを気持ちをしっかり持って欲しいし、変なプライドを捨てて欲しい。
T. Y. –
緊急時の対応策や事前の確認事項を聞けてよかったです。
S. T. –
訪問を始めたころはとても意識していたことですが、7年間とくに大きな出来事にあうこともなく最近はちょっと楽天的になっていました。そういう思いもあり今回参加させて頂きましたがとても心に響きました
芦田 浩子 –
施設、在宅に単独で訪問へ行っているので今日のセミナーは気をひきしめるのにすごく良かったです。まだまだ自分の診療に不十分な点が多くあることを認識しました。
M. S. –
他職種の勉強会に出席する事をしてみるというのに今年は挑戦しようと思いました。
K. H. –
専門的口腔ケアのできるDHになって下さい!!の言葉が今日のセミナーで改めて心に留めて訪問を行っていかないといけないと思いました。あまり単独訪問する機会が少ないのですが、少ないだけに口腔ケア時のリスクマネジメントを特に注目して聴かせて頂きましたが、ふだんから、頭では分かっていても、やっているつもりでも出来ていないなーと思うことがありました。今日のお話をしっかり心に留めて明日からの訪問に出ようと思います。
Y. F. –
自分に足りない点や今後学ぶべきポイントがよく見えてきました。
N. F. –
症例での話は、自分も似た様な場面に遭遇するコトもあったので、とてもイメージや理解しやすかった。思っている不安や緊張はみんな同じなんだなぁと思い少しホッとしました。
T. M. –
むせに対する処置対応について、これからどのような連絡をとっていくか。話し合いたいと思います。