2016年12月11日開催

多様な症状の摂食嚥下障害に対応した食支援のプロセス

(10 件のレビュー)

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多様な症状の摂食嚥下障害に対応した食支援のプロセス

39,800 (税込 43,780)

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「自分がしている食支援は、本当に正しいのかな・・・」。摂食嚥下障害者への対応に不安を抱える歯科衛生士さんが多くいらっしゃるようです。摂食嚥下障害は、嚥下中枢の障害のほかに、嚥下に関与する筋肉や神経の障害などによっても起こり、その症状は様々です。患者さんの症状に応じた食支援をおこなうための第一歩は、摂食嚥下障害のメカニズムを知ることです。

今回の講座では、摂食嚥下障害のメカニズムを解説したのち、丸茂先生の摂食・嚥下障害看護認定看護師としての食支援を、3つの症例を通してご紹介します。その上で、歯科衛生士が食支援で絶対におさえるべきポイントを考えます。

このセミナーでお伝えする内容の一部をあげるとすると・・・

  • 摂食嚥下障害はどのようにしておこるのか
  • 摂食嚥下障害の様々な症状を理解する
  • 現場でよく聞く摂食嚥下障害者への対応の悩み
  • 歯科衛生士からよくある質問
  • 看護師が提案する歯科衛生士の悩み解決方法
  • 歯科衛生士が気を付けるべき摂食嚥下障害者への対応
  • 歯科衛生士と看護師で協力できること

講座抄録

「口がきれい」というのは、職種によって認識の違いがあることを知っていますか?

看護師がきれいとおもっている口が、歯科衛生士から見れば決してきれいといえない口であったりすることがあります。それはなぜでしょうか。今回は、いくつかの画像を複数の歯科衛生士と看護師に見ていただき、「きれいな口はどれ?」対決をしていただいた結果をお知らせしたいと思います。

また、看護師にとって利用者さんの口は、全身の中の一部ととらえていますが、時に嚥下障害を有する患者さんであっても、自力摂取されていれば重要視してみていない事が多いのが現状です。

訪問看護時は他の清潔援助や医療処置のために介入することが多いので、嚥下障害を有する方であっても口腔内を覗くことがないのです。

しかし、今年度は低栄養で入院された患者さんの退院後に介入することが何例か続いたことから、生活の様子の観察のため介入することがあり、NST委員会に所属しているスタッフを中心に嚥下と栄養の評価のために訪問をしています。

この利用者さんの訪問時には、口腔内を見ることも援助の中に入れました。そしてこの介入を機に、清潔援助に入っている利用者さんの口腔内を見るようになってきています。

ただ、その見方はスタッフによって違いが大きいようです。「口を全身の中の一部ととらえる」ということは、2通りの意味合いがあります。

まずは、上記に述べたように、全身の中の一部分であるために目が届きにくいということと、もう一つは、利用者さんの全身状態や取り巻く環境によって口へのアプローチ方法を変えるというものです。

「口」はいくつもの役割をしているからこそ、その役割に関わる職種によって「口」の位置づけや見方が変わるということもお伝えしたいと思います。

「口」に関わる職種は、多々ありますが、まずは看護師と歯科衛生士が連携を取ることでどんな相乗効果が得られるかも一緒に考えていきましょう。

全国4カ所のサテライト会場でも受講可能です

日本訪問歯科協会の認定講座は、Ustreamで全国5か所の会場へライブ配信をしています。

メイン会場は東京。名古屋、大阪、広島、福岡にサテライト会場を設け、動画・音声配信システムを使っておこないます。サテライト会場では、回線を通じてメイン会場をスクリーンに映し出します。

メイン会場は複数のカメラで撮影し、プロジェクターに映すものと、講師を映すものを専門のスイッチャ―が切替するので、ただ単に講師とスライドがスクリーンに映っているという退屈なものにはなりません。音声もクリアです。

つまり、東京と同じ環境を全国のサテライト会場でも実現できるわけです。

多様な症状の摂食嚥下障害に対応した食支援のプロセス」への10件のレビューをご覧ください

  1. I. N.

    「食事は大切な人達のおいしい笑顔を見ながら食べること」という言葉がすごく心に残った。自身の栄養補給だけで無く、心のケアにも大きく役立つ事になると再確認できた。

  2. A. T.

    今回のお話で、今までボヤーとしていた部分が少し理解できた様で、為になりました。嚥下のメカニズムや、認知症のお話がよくわかりました。先生のお話がすごく具体的でおもしろかったです。

  3. M. M.

    うちの歯科の患者様から、奥様が介護5、胃ろう、認知症なのですが、御主人がどうしても口から少しでも食べさせてあげたいということで、奥様の元気な頃の生活環境を知り、御家族の御希望に沿えるように何が出来るか考えたいと思いました。

  4. M. K.

    看護の現場の話が聞けて、なるほどなと思いました。最後の一口をその人にとって最も良くするためにアプローチしないといけないなと思いました。

  5. 芦田 浩子

    経口摂取でなくなってからも口腔ケアを行うことの大切さがすごくよくわかりました。食べるということをするために機能的な面(舌の機能など)のチェック、今後しっかり行いたいと思います。

  6. M. O.

    看護士さんからの目線で話を聞くことができて良かった。

  7. M. O.

    認知症と一言で言っても、色々な種類があり、症状がこんなにも違うことを初めて知ることができました。家族の関わり、最期の話、とても感慨深く感じました。

  8. M. S.

    食支援=口腔ケアだという事がとても印象に残りました。

  9. K. H.

    口が汚いと、咽頭も汚れている。付着しているタンを吸引しても、どんどんのどの奥へ入れてしまってる…。汚れた口腔では、色々なリスクが伴う。食べられる口をつくるため、口腔ケア、咽頭ケアを行い、いかに安全に食べて頂くか?「おいしい」と感じて頂くかが大事。食べる、動く、寝る、出す、が大事。食べて元気になる。

  10. T. M.

    最後に家族で食事を…という話は、とても共感するところです。実際に進めていく事ができるとの実例は、はげみになります。本当にありがとうございました。

このように、多くの方から高評価を得ている内容となっています。

詳細情報

主催

一般社団法人 日本訪問歯科協会

講師

諏訪中央病院 摂食嚥下障害看護認定看護師 丸茂広子先生

会場

東京:ソラシティ カンファレンスセンター Room B
名古屋:安保ホール 701
大阪:松下IMPビル B会議室
広島:RCC文化センター 603
福岡:アクア博多 B会議室

開催日時

2016年12月11日(日)9:30~12:30

キャンセルについて

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  • 前日のキャンセルまたは当日の不参加:参加費の100%
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  • 開催日の前日より16日目にあたる日以前のキャンセル:無料

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