訪問診療のニーズはまだまだ多い?
「歯が痛いのに診てもらえない」「入れ歯が合わず食事ができない」―――
あなたの地域でも、歯科治療を必要としながら通院できない患者さんは、地域に数多く存在します。
しかし、そうしたニーズに十分応えられているとは言えないのが現状です。
訪問歯科を導入することで、患者さんにとっても、医院にとっても大きな価値を生み出すことができます。
その第一歩を支えるのが、「必携 訪問歯科まるわかりハンドブック」です。
必要な知識と実践ノウハウを凝縮
患者像・保険制度・収益設計・院内体制・機材リスト・介護や医科との連携方法まで、訪問歯科に必要な知識と実践ノウハウを“この一冊”に凝縮しました。
この本を手にすると、あなたは・・・
- 訪問歯科の全体像を体系的に理解できる
- 報酬体系と加算を整理し、収益性を高められる
- スタッフ教育や院内体制を整備する具体策が得られる
- 介護・医科との連携を進め、地域包括ケアに貢献できる
- 失敗を避け、最短ルートで訪問歯科を立ち上げられる
患者の声に応え、医院の未来を支える新しい柱を築きませんか?
この本が、その道筋を明確に示します。
おかげさまで大きな反響をいただき、初版は完売間近です。在庫切れになった場合、次回増刷までしばらくお待ちいただくことになります。医院経営にすぐ役立つこの一冊を、誰よりも早く実践に取り入れるチャンスを逃さないでください。
読者の声

もっと早く知っていれば…
大橋デンタルオフィス(愛知県) 石黒 広大 先生
訪問診療歴:2年
学生時代には訪問診療に触れる機会が少なく、現場に出てから制度や保険、設備面で戸惑うことが多くありました。
しかし『訪問歯科まるわかりハンドブック』は制度や全体像が整理されており、現場で必要な知識をわかりやすく学べます。
特に介護や保険制度の仕組みは、現場で質問を受けてもすぐに対応でき、信頼関係の構築に役立つと実感しました。
入門書として全体像を把握できるだけでなく、応用にもつながる内容で、これから始める先生はもちろん、すでに取り組んでいる先生にとっても大きな助けになる本です。
診療報酬や加算が分かりやすく整理されていて、現場でとても役立ちます。
医療法人さくら会 さくら歯科(愛知県) M.S.先生
訪問診療歴:2年
訪問診療3年目で外来との違いに戸惑うことも多かったのですが、『訪問歯科まるわかりハンドブック』を読んで、訪問では「治す」より「機能維持・悪化防止」が重要だと改めて実感しました。
診療報酬や加算の仕組みが分かりやすく整理されており、現場での入力や確認に役立つと思います。
また、設備や機材、メーカー情報まで具体的に載っていて、準備や計画立てに役立つ実用的な内容だと感じました。
さらに医科との連携や加算、副作用まで整理されているため、訪問を始める先生だけでなく、外来診療の先生にとっても参考になる一冊だと思います
この書籍の内容
第1章 訪問診療の患者
01 どのくらいいるのか?
- 訪問診療の患者数
- 要介護高齢者に歯科医療が届いていない現状
02 どこにいるのか?
- 歯科訪問診療の患者が生活している場所
- 生活場所の違いを理解した連携が必要
- 生活場所の変化に対応するシームレスな連携が必要
03 どのような全身状態なのか?
- 歯科訪問診療を受けている患者の全身状態
- 複数の慢性疾患を抱えている患者も多数に上る
04 どのような歯科診療が必要なのか?
- 訪問診療で実施する主な治療やケアの内容
- 訪問先で行われている口腔ケア、むし歯治療
- 義歯の調整・修理・新製
- 摂食・嚥下支援
- 認知症の人への口腔ケア支援・介助
- 歯科訪問診療では、「支える」意識が大切
05 訪問診療に関する論文・エビデンス
- 訪問診療の有用性、診療時の留意点、問題点に関して
第2章 歯科医院
01 訪問診療を行っている歯科医院数を知ろう
- 訪問診療を行っている歯科医院の数
- 在宅療養支援歯科診療所の数
- 対象となる患者と訪問先
- 診療報酬のしくみ
- 管理・指導に関する診療報酬
- 歯科訪問診療料の加算
02 訪問歯科のための院内体制づくり
- 院内体制を整える
- 訪問初回は院長、ベテラン歯科衛生士が担当
- スタッフの新規採用、ルールづくり
- スタッフの教育
- 仕事の役割分担を明確にする
03 集患方法を知ろう
- 訪問歯科の患者を増やすには
04 必要な装備・機材を知ろう
- 歯科訪問診療で必要な主な装備・機材
- 歯科訪問診療で必要な主な書類
第3章 保険制度
01 施設基準について知ろう
- 歯科訪問診療に関連する施設基準とは
- 在宅療養支援歯科診療所(歯援診)1・2
- 在宅歯科医療専門の在宅療養支援歯科診療所
02 算定状況を知ろう
- 歯科訪問診療料の算定状況
- 訪問歯科衛生指導料の算定状況
03 行政の個別指導について知ろう
- 行政の指導(個別)とは
- 新規個別指導とは
- 集団的個別指導とは
- 個別指導とは
- 内部告発等による個別指導
- 個別指導後の再指導とは
- 監査とは
- 共同指導とは
- 特定共同指導とは
第4章 介護事業者
01 介護保険の仕組みを知ろう
- 介護保険制度とは
- 介護保険の保険料と財源
- 保険料の徴収方法
- 介護保険サービス利用までの流れ
- 要支援・要介護とは
- ケアプラン作成・サービス利用開始
- サービス利用時の自己負担
02 介護保険サービスの種類を知ろう
- 介護保険サービスの種類は大きく6つ
- 介護保険に関連して、訪問歯科が提供できるサービス
- 居宅療養管理指導は、介護保険の支給限度額の対象外
- 自宅で利用する介護サービスの種類
- 自宅から通って利用する介護サービス
- 生活の場を自宅から移して利用するサービス
- 生活環境を整えるためのサービス
- 介護予防のためのサービス(対象:要支援1・要支援2)
- 計画をつくるサービス
03 他職種の仕事内容を知ろう
- 介護サービスの現場で歯科との連携が必要な他職種
- 口腔ケアに関する連携例
- 摂食・嚥下障害に対する連携例
04 口腔関連の報酬を知ろう
- 口腔管理等の実施によって介護事業所が得られる介護報酬
第5章 訪問歯科と医科との連携
01 連携する医療機関を知ろう
- 医科医療機関の種類と特徴
- 病院の役割と機能
- 高度急性期病棟と急性期病棟の特徴
- 回復期リハビリテーション病棟の特徴(回復期)
- 地域包括ケア病棟の特徴(回復期)
- 療養病棟の特徴(慢性期)
- 緩和ケア病棟の特徴(ホスピス)
- 精神病棟の特徴
- 訪問診療とは
- 訪問看護の特徴
02 連携の必要性を知ろう
- 病院と歯科の連携状況
- 一般病棟と回復期病棟の歯科診療ニーズ
- 回復期リハビリ病棟の患者の摂食・嚥下の状態
- 緩和ケア病棟の患者の歯科診療ニーズ
- 糖尿病患者への歯科診療の必要性
- 医科歯科連携の実際(糖尿病の場合)
- 認知症高齢者への歯科診療の必要性
03 訪問歯科と他職種との関わりを知ろう
- 医科の各職種と訪問歯科の連携内容
04 医科歯科連携による診療報酬を知ろう
- 医科歯科連携によって得られる診療報酬とは
第6章 障害のある人
01 障害のある人は、何人いる?
- 障害のある人の数
- 障害福祉サービスを利用している人の数
02 どこで暮らしているのか?
- 障害のある人の多くが在宅で生活
03 訪問診療の対象者と特徴を知ろう
- 歯科訪問診療の対象となる障害のある人とは
04 口腔の困りごとと訪問歯科利用状況
- 障害のある人が抱える口腔の困りごと
- 障害のある人の歯科訪問診療の利用状況
05 訪問歯科の診療報酬について知ろう
- 障害のある人に対する訪問歯科の診療報酬
- 他院との連携で訪問歯科が得られる診療報酬