この講座の3つの特徴
終末期患者の口腔衛生処置方法を解説
終末期患者の口腔の特徴と課題および具体的な処置方法がわかるので、現場で慌てずに適切な処置を行えるようになります。
患者の状況に応じた口腔衛生用品を紹介
終末期患者の口腔衛生処置は容易ではありませんが、適切な口腔衛生用品を選んだり、使い方をちょっと変更するなど工夫することで、患者を不快にさせずに処置できるようになります。
歯科衛生士が行うエンゼルケアのポイント
死後の患者の変化や看護師が行うエンゼルケアの紹介を通して、歯科衛生士が行うエンゼルケアのポイントと注意点を解説しています。
この講座を観ることで得られることは…
- 人生の最終段階にある患者の課題と対応方法がわかるので、適切な口腔衛生管理が行えるようになります
- 終末期患者の口腔衛生処置に必要な手技と接遇とは?
- 歯科衛生士が行うエンゼルケアのポイントが理解できます
- 患者の状況に応じた口腔衛生処置用品の選び方
- 終末期患者の口腔衛生処置によくある間違い
この講座の内容
- 「終末期」⇒「人生の最終段階にある」
- 人生の最終段階とは
Section1 歯科衛生士に求められる口腔衛生管理
1.経口摂取ができなくなったらどうなるの?
- ①口腔機能低下
- 食事・水分が摂取できなくなる
- ②栄養障害
- 栄養障害の症状が口腔に現れる
- ③嚥下障害
- 誤嚥性肺炎
- ④介護環境の悪化
- QOL向上
2.人生最終段階に起こる全身状態の変化
- ①意識障害
- 声かけ等への反応が乏しくなる
- ジャパン・コーマ・スケール
- グラスゴー・コーマ・スケール
- ②皮膚や血色の変化
- 皮膚などに変化がみられる
- ③呼吸状態の悪化
- 呼吸のリズムに変化がみられる
- 酸素マスクを装着した方への対応
- 酸素マスク
- SpO2
- ④易出血性の亢進
- 習熟度テスト
Section2 歯科衛生士が知っておくべき口腔衛生管理
1.患者さんの負担を軽減させる対応
- 口腔衛生処置にて直面しやすい問題①
- 口腔衛生処置にて直面しやすい問題②
- 口腔衛生処置にて直面しやすい問題③
- 患者が負担と感じているのでは…?
- いかに患者さんの負担を軽減させることができるか
- NG行為 口腔衛生処置だけに集中する
- ていねいに、やさしい手技を実践する
- 口腔衛生管理の基本
- 心構え
- スポンジブラシを使いこなす
- スポンジブラシの水分量
- 軟化
- 保湿
- 患者さんの負担を軽減させるプロセス
- 口腔衛生処置用品の選び方
- 患者さんの負担を軽減させる工夫とは
- 口腔ケアジェル併用のメリット
- ワンタフトブラシのメリット
- 出血傾向が強い方への対応
- 出血傾向が強い方の口腔衛生処置
- 出血部位の確認と対応
- 開口させやすい対応
- 視野の確保や開口保持に最適なV字開口法
2.エンゼルケア どうすればよいの?
- エンゼルケアとは
- 死後の変化
- 看護師が行うエンゼルケア
- エンゼルケア どうすればよいの?
- 歯科衛生士が行うエンゼルケア
- 口を閉じたい場合
- 生前同様の処置
- 参考文献
- 習熟度テスト
おわりに
- 人生会議 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)
- 人生最終段階における口腔衛生管理
などなど。
M.K. –
不快にさせない手技と接遇は基本的でわかっているつもりでしたが、しっかりできていないところもあり、改めて大切さを実感しました。患者さんの尊厳を守り、家族に寄り添った対応を日々心がけることを強く思いました
M.I. –
経口摂取できなくなった場合の口腔内の変化や全身状態について詳しくわかりました。スポンジブラシの使い方や、保湿ジェルの正しい使い方もよくわかりました
M.T. –
緩和ケア病棟へ訪問診療で伺う際に先生が口腔ケアをすることがあるので、自分でもできるように、特に痛みのないようなケアを行えるようにしたいと思いました。また、口腔清掃に重点をおきすぎて必要最低限の声かけにならないよう注意しながら行えるようにしたいです
N.F. –
患者さんの口腔内の状況に合わせて口腔ケア用品を選択し、患者さんの尊厳を守りながら、患者さんとその家族に寄り添った対応をしていきたいと思いました
M.H. –
以前入院中の患者様の口腔ケアでお伺いした際、酸素マスクの扱い方に迷いがあったので、きちんと説明を聞けてよかったです