この講座の3つの特徴
症例を通して小児在宅診療の実態がわかる
これまでは、小児在宅診療の現場を見る機会は多くありませんでしたが、本講座では、症例をもとに小児在宅診療の介入方法を解説しています。
要介護高齢者の対応にも使える行動変容法
障がい児の診療に役立つ系統的脱感作法や行動変容法が理解できるので、要介護高齢者の介入にも役立ちます。
医療的ケア児の問題点を解説
医療的ケア児によく見られる歯科的問題点が数多く開設されているので、訪問診療の依頼があった時に、どのような状況なのかを想像できるようになります。
この講座を観ることで得られることは…
- 医療的ケア児の訪問診療の依頼が来ても慌てずに対応できるようになります
- 小児在宅歯科医療を安全に行うポイントが理解できます
- 医療的ケア児の歯科治療のニーズとは?
- 小児在宅歯科医療で口腔衛生指導するときに用いられる行動調整法
- 他では見ることができない医療的ケア児の介入症例
この講座の内容
Part1 医療的ケア児と歯科医療
- 「医療的ケア児」とは
- 医療的ケア児に対する小児在宅医療の現状と将来像
- 医療的ケア児の身体・知的能力区分割合
- 全国に約2万人、人工呼吸器の割合約20%
- 医療的ケアの必要な生徒
- 特別支援学校における医療的ケア児の推移
- 幼稚園・小中高等学校における医療的ケア児の推移
- 医療的ケア児の生活場面
- 訪問診療の件数
- 高齢者と同様、医療的ケア児への在宅医療が増加
- 歯科訪問診療の件数
- 歯科訪問診療の頻度
- 歯科訪問診療を受診している患者の年齢分布
- ひまわり歯科での在宅歯科医療
- 小児の訪問診療の頻度
- 医療的ケア児の歯科的問題点
- 口腔内の汚れ(歯垢・歯石・舌苔)
- 歯列不正(開咬・叢生)
- 口腔内の変形
- 口腔健康管理の必要性
- 小児在宅歯科診療の主訴
- 症例①
- 在宅歯科診療の様子
- 摂食機能療法の様子
- 口腔衛生管理の様子
- 小児在宅歯科医療に必要な連携
- まとめ
- 習熟度テスト
Part2 医療的ケア児と在宅歯科医療
- 小児在宅で不安なこと
- 病気は専門医に任せる
- てんかん発作の時の注意
- 使われている機器
- 誤嚥させない
- 食べてない≠嚥下障害
- 嚥下機能の変化
- 用いた訓練装置
- 経過
- 装置をつけながら、味覚刺激による唾液嚥下を継続
- 刺激強度や時間を調整しながら自宅で実施
- 刺激なくても嚥下動作が見られるようになった
- 在宅でも嚥下を確認できる
- 在宅でできないこと
- 口腔衛生指導のコツ:症例②
- 訪問時の様子(初回)
- 初診時所見
- 口腔内診査の様子
- 食事場面の様子
- 1年後の口腔衛生指導の様子
- 口腔衛生指導のコツ:症例③
- 初診時所見
- 口腔内診査の様子
- 姿勢調整・行動変容法の様子
- 経過(系統的脱感作法、ポジショニング)
- まとめ
- 習熟度テスト
などなど。
N.F. –
医療的ケア児を診察、ケアするときのポイントを、いろいろな症例をまじえて分かりやすく解説していただきました。数字的に診る機会はまだ多くありませんが依頼があれば対応できるように学びたいと思いました
M.I. –
高齢者の訪問診療は行っていますが、医療的ケア児の訪問診療は行っていないので、対処方法がよく分かりました。医科と歯科と家庭との連携が大切だと言うことが理解できました
M.K. –
今医療的ケア児へのアプローチは今までに、ほとんどしたことがない分野でした。とても勉強になり、また歯科が介入すべき必要性を強く感じることが出来ました
M.O. –
まさに、病気・薬のことが分からない、何か起きたらどうしよう・・・でした。歯科衛生士講座であるが、内容は医療的ケア児を見たこともない、歯科医師にも通じるものがあると思った。高齢者の訪問診療は、ある程度進んでいるが、医療的ケア児の方は手を付けられない人が多いと思う。今後、安全にできることから始めていけるような、体制をつくっていかなくてはいけないと思った
R.M. –
医療的ケアが必要な小児の全身疾患に対する理解が少なく、対応の抵抗を感じることが多いが、他職種や家族との連携をしっかりとることにより、対策できることを理解できました