このDVDの3つの特徴
服薬剤から全身状態を把握する手順と注意点
薬剤服用情報を入手して患者さんの全身状態を把握し、歯科治療において注意すべき手順と注意点が解説されているので、安全な歯科治療に役立ちます。
医科から欲しい情報を入手するための照会状の書き方
医科から欲しい情報を入手するには、医師が理解できるように簡潔にポイントを押さえた照会状を書く必要があります。本講座では具体的な事例をもとに、照会状の書き方が理解できます。
局所麻酔に関する最新知見やお勧めの使用方法を紹介
歯科用麻酔薬は血管収縮作用があるため血圧上昇に注意が必要です。本講座では、キシロカインとシタネストの血圧上昇の研究結果やアドレナリンの血中濃度上昇を抑える方法などを紹介しています。
このDVDを観ることで得られることは…
- 安全な歯科治療に必要な全身疾患や薬剤情報の把握の仕方がわかります
- 医科とスムーズに連携できるようになる照会状の書き方
- 観血的歯科治療に際して注意が必要な服用薬剤とは?
- 注意! バイタルサイン測定に関するよくある間違い
- 全身疾患患者の局所麻酔投与の注意点と対応方法
などとなっています。
このDVDの収録内容をご紹介すると…
Part1 全身疾患に関する情報収集と医科との診療情報提供連携について
全身疾患をもつ患者さんへの対応
- 対象者は年齢層が高い
- 年齢とともに罹患疾患数も服用薬剤数も増加する
- 高齢者に対する歯科訪問診療における主な治療内容
- 全身疾患をもつ患者さんへの対応
- 当院の問診票 (一部抜粋)
- フェイスシートなどから情報を得る
- その情報、本当にあってますか?
- 服用薬剤
- 当院での問診の流れ
- 薬剤情報提供書
- 薬剤情報提供書で確認できること
- 薬剤手帳チェックの手順
- 観血的歯科治療に際して注意が必要な薬剤の例
- 薬のこと、どうやって調べる?
- 日経メディカル 処方薬辞典
- 服用薬剤確認のタイミング
- ステロイド内服中に生じた口腔カンジダ症
- DPP-4阻害薬(血糖降下薬)内服中に生じた粘膜類天疱瘡
- メトトレキサート内服中に生じたMTX関連リンパ増殖性疾患
医科との情報連携について
- 歯科治療前に医科との情報連携が求められている疾患
- 診療情報等連携共有料1 120点
- 医科への診療情報提供依頼 (対診)
- 診療情報提供依頼書の書式例
- 医師を困らせる…歯科からの診療情報提供依頼あるある
- 抜歯に際して注意すべきことを教えてください
- 現在の全身状態で抜歯は可能でしょうか?
- 中止できない薬を中止してくれ
- あまり好ましくない照会状の例
- Planning
- 確認問題
Part2 歯科訪問診療におけるバイタルサイン確認のススメ
バイタルサインの管理方法
- バイタルサイン
- 歯科治療は血圧の変動をきたしやすい
- 何も治療中の疾患がなければ本当に問題ないのか?
- 病院はかかってないし、薬も飲んでいません!
- 疾患があるにもかかわらず未治療の患者は意外と多い
- 未治療症例/コントロール不良症例のスクリーニングは重要
- 初診の流れ
- 在宅患者歯科治療時医療管理料 45点/日
- 血圧測定のしかた
- 血圧計
- 血圧測定の方法
- SpO2とは
- SpO2モニターの測定誤差要因
- 生体情報モニター
- バイタルサインの正常値
- 本当に血圧安定していますか?
局所麻酔時の注意点
- 歯科用局所麻酔薬
- シタネストはキシロカインと比較して循環動態に及ぼす影響は小さい?
- アドレナリンの血中濃度上昇を抑えるポイント① 分割投与
- アドレナリンの血中濃度上昇を抑えるポイント② 血管収縮薬の希釈
- 局所麻酔薬の希釈について
- 抜歯開始前に血圧が高かったケースの対応について
- 最低限血圧測定だけでも実施
- 歯科治療中の血圧上昇に対する対応
- 局所麻酔中は特に偶発症に注意!
- 局所麻酔の血管収縮薬に関連する偶発症には特に注意が必要
- カテコールアミンについて
- カテコールアミンは様々なメカニズムで血圧を上昇させる
- 高血圧症患者における局所麻酔使用量について
- できるだけ痛みを与えない麻酔手技
- しっかりと表面麻酔を効かせることが重要!
- 内因性カテコールアミンによる血圧上昇のコントロール
- 高血圧緊急症
- 日本における心不全有病者数は年々増加している
- 心不全患者に対し血管収縮薬を含む局所麻酔を投与すると…
- 診療所の外来や二次/三次医療機関で実施することも検討
- 観血的治療は避けていれば良い?
- リスク管理を行いながら歯科治療にあたる
などなど。
M.I. –
院長の方針がシタネスト、スキャンドネストを基本なので、何も気にせず使用していたが、シタネストのほうが血圧の変動が起こるということに、驚き、モニタリングが大切だと思った
K.K. –
薬剤を原因とする粘膜疾患は思い当たる症例があり、大変参考になりました。全身疾患管理についてわかりやすく(聞き取りやすく)学ぶことができました
M.A. –
診療情報提供依頼書の書き方がとても勉強になりました。ふだんはあまり深く考えずテンプレート的な依頼書を書いてしまいがちなのですが、医科の先生の立場にたつとわかりにくかったりすることもあるのだと改めて思いました。今後は相手方にとってわかりやすい依頼書を書くように心がけたいと思います
N.T. –
患者情報所得により医科歯科共に安全に、患者様にとって安心に健康管理ができるために、全身疾患を有する方のリスク管理の重要性、再確認させて頂きました。全スタッフと共にモニター使用の再確認、問診等共有させて頂きたいと思います
K.Y. –
現服薬情報などから、病態、治療状況を把握することの大切さを知らされた。初診時に得た情報が、やや長く訪問治療が続くと、新たな治療が始まっていることもあるので、初診時の情報を頼りにするのでなく、その時点での状況把握に努めることが必要であると思いました