このDVDの3つの特徴
エビデンスに基づいた摂食嚥下介入や指導法
エビデンスに基づいた介入や指導ができるようになるので、患者の摂食嚥下機能改善が期待できるのに加え、患者や家族、他職種からの信頼が厚くなります。
嚥下リハ効果アップに役立つアイデア
嚥下改善効果のある食材を使った直接訓練の方法がわかるので、嚥下リハビリの効果アップが期待できます。
日常生活動作を利用して嚥下機能を改善する方法
日常生活動作のちょっとした変更だけでも嚥下関連筋を鍛えることができるので、嚥下訓練を増やさなくても自然に嚥下機能改善が期待できます。
このDVDを観ることで得られることは…
- 訪問診療の摂食嚥下障害対応の打ち手が増えます
- 摂食嚥下指導に使えるエビデンス
- 患者に喜ばれ、QOL向上に効果のある嚥下訓練ができるようになります
- 舌圧に応じた適切な食形態の目安がわかるので誤嚥予防に役立ちます
- 嚥下リハビリにプラス! 日常生活改善で嚥下機能を向上させるアイデア
などとなっています。
このDVDの収録内容をご紹介すると…
Part1 口腔管理の目的と効果を理解する
1. 口腔と全身の関連についてアップデート
- 要介護高齢者の口腔内
- 高齢化率 国際比較
- 高齢化の速度
- 年齢階級別 歯科と医科の受療率
- 要介護高齢者(n=416)の歯科治療の必要性
- 口腔と全身・栄養状態
- 要介護高齢者に対する口腔管理の効果
- かみ合わせを維持することの重要性
- 歯科が口腔管理する意義とは
2. 急性期~生活期まで、療養の段階に応じた歯科のアプローチ
- 歯科治療の需要の将来予想(イメージ)
- 療養のステージで嚥下リハの目標は変化する
- 入院患者の口腔環境
- 口腔環境と経口摂取
- 回復期の患者に対する口腔機能管理
- 回復期の患者の口腔機能低下
- 在宅歯科医療における連携の推進
- 口腔連携強化加算
- 要介護高齢者の口腔内
- 要介護高齢者の歯列不正
- 嚥下障害患者の歯列不正
- 歯科としてできること
3. 全身機能を考慮した歯科治療と食事形態
- 液体嚥下と咀嚼嚥下
- 咀嚼できているでしょうか?
- 義歯を作ったがうまく噛めない…
- 咀嚼の評価
- 舌圧と食形態
- 義歯がなくても食べられるのはなぜ?
- 舌接触補助床(PAP)
- 同じ車椅子座位でも…
- 体幹と嚥下機能舌骨上・下筋と嚥下機能
- 臨床の場で注目すべきポイント
- 摂食嚥下介入のコツ
- 視点を口腔から全身へ
- 習熟度テスト
- まとめ
Part2 日常生活への摂食嚥下介入
4. 生活の中に楽しく取り入れる摂食嚥下リハ
- 食品が持つ摂食嚥下機能への効果
- 炭酸の嚥下機能への効果
- とろみ付き炭酸飲料の効果検証
- なぜ炭酸飲料がいいのか?
- とろみ付き炭酸飲料を作ってみよう!
- OS-1ゼリーは薄いとろみと同等に安全に摂取できるか?
- 摂食嚥下リハへの活用法
5. 誤嚥しても食べたい、食べさせたいと言われたらどうする?
- 何のために「口から食べる」のか?
- 事例1 自宅
- 事例2 自宅→施設
- 事例2での倫理的ジレンマ
- Eating and drinking with acknowledged risks (EDAR)
- 臨床倫理 4分割法(Jonsen)
- 答えは1つではない
6. 研究紹介(新しい嚥下評価法)
- これまでの嚥下の検査
- 近赤外線光と蛍光色素を用いた検査法
- 結果と今後の展望
- 習熟度テスト
- まとめ
などなど。
M.Y. –
退院してきた患者さんを診ると禁食が長い程、摂食・嚥下障害になる事が多いと思う。この講座を聞いて患者さんから 『食べられないなら死んだほうがまし』と言われた事が私も経験しております。食上げと誤嚥性肺炎予防とのジレンマを私も感じていました。自信が出て来ました。明日の訪問診療に取り入れて行きたいと思う
M.I. –
抗重力筋。寝たきりの方でも、ベットアップ、車いすへの移乗をするだけでも、訓練になることを知った。何となく、なるべく起こしてください。と言っていたが、抗重力筋、筋力鍛えるため、舌骨の位置を少しでも安定させ背筋力が付き、嚥下に良い影響が出ることを、説明していこうと思った
M.M. –
体幹と口腔機能の話は最近よく診療所の患者様にお話ししていました。今後は施設でも口腔機能、嚥下と体感のお話をしていこうと思いました
T.I. –
離床を勧めることで体幹を維持し、また嚥下に密接に関係することを確認出来ました。炭酸の嚥下促進機能の話が個人的には大変興味深かったです。とろみ剤を用いたわらび餅風のデザートの作り方にアレンジができれば面白いかなと感じました
K.K. –
舌圧が加齢や咬合支持よりも背筋との関連が深いことは初めて知った。姿勢調整の重要性はよく言われるが、飲み込みをよくするために背筋力を落とさないようにするアプローチも必要であると認識を新たにした