令和6年度　訪問歯科　介護報酬改定速報レポート　Ver.1

令和６年度介護報酬改定では、「地域包括ケアシステムの深化・推進」、「自立支援・重度化防止に向けた対応」、「良質な介護サービスの効率的な提供に向けた働きやすい職場づくり」、「制度の安定性・持続可能性の確保」を図ることを目的に行われました。改定率は全体で＋１．５９％です。

歯科が算定する居宅療養管理指導費については、歯科衛生士等の介入の充実としての変更が行われました。また、介護事業所が算定する口腔関連の加算についても改定されます。

施設系サービスにおける口腔衛生管理が強化され、訪問系サービス・短期入所系サービスにおいては口腔管理に係る連携の強化が図られることになります。

介護報酬の改定点を把握し、その対応策を立てることで、介護事業所との連携を強化することができます。これは医院経営にとっても非常に重要なことです。

当レポートは、令和６年度介護報酬改定に関する社会保障審議会介護給付費分科（第238 回、239 回）会の資料をもとに、訪問歯科に関連する改定部分を中心に作成しております。そのため、今後、さらに詳しいことが発表されることがありますので予めご了承ください。