このエビデンス集の3つの特徴
歯科に関連する8テーマ全129のエビデンスを掲載
129ものエビデンスを集めるための膨大な時間と手間を省くことができます
エビデンスの要点をわかりやすく解説
原文を読まなくてもエビデンスの要点が理解でき、他職種やご家族にわかりやすく説明できます
パワーポイントの使用はもちろん、追加・修正が可能
1頁1エビデンスのパワーポイントになっているので、ワンランク上の勉強会や講演会資料を簡単に作成できます
このエビデンス集で得られることは…
- エビデンスに基づいたワンランク上の説明ができるようになります
- 明確な根拠をもとに指導できるので説得力が格段にアップします
- 他職種や患者さん、ご家族からの信頼が厚くなります
- プロフェッショナルな勉強会や講演会資料を簡単に作れます
- あなたの大切な時間と手間を削減できます
などとなっています。
このエビデンス集の内容
1.口腔ケア関連
- 口腔ケアにより誤嚥性肺炎が予防される
- 口腔ケアにより嚥下反射が改善される
- 口腔ケアは、嚥下反射、咳嗽反射誘発を促進する
- 口腔ケアは人工呼吸器関連肺炎を減少させる
- 口腔ケアにより頭頸部癌患者の術後合併症が予防される
- 術前口腔ケアは癌切除後の合併症を有意に減少させる
- 残存歯が少なくても適切なケアで要介護発生を予防できる
- 口腔ケアはインフルエンザ発症率を1/10に減少させる
- 含嗽によりコロナウイルスが不活化されウイルス量が減る
- ポビドンヨード含嗽により、約1時間ウイルスが減少する
- OHATは院内死亡の予測因子であり、OHAT不良群は低栄養、フレイルをより合併する
- その他
2.オーラルフレイル関連
- 本邦のフレイルの有病率は70歳代前半で4%、80歳前半で20%
- 咬合力、活舌、嚥下機能とフレイルの関連が強い
- オーラルフレイルは、フレイル、サルコペニア、さらに、これらが関与している要介護状態、死亡の発生にも関連している
- オーラルフレイル簡易スクリーニング
- 「食べる」評価の簡易スクリーニング候補
- 簡易嚥下検査だけでは、摂食の可否の根拠とはならない
- 疾患別死への軌跡
3.口腔機能低下症関連
- 口腔機能低下は口腔内状況悪化に繋がる
- 口腔機能低下症の高齢者の咀嚼時間は1.6倍になる
- 口腔機能低下症の根拠論文
- メタ解析によって9つの調査の結果を統合すると口腔機能低下症の有病率は46%
- 口腔機能低下症は高齢になるほど有病率は高い70歳代前半で49%、80歳前半で62%
- 口腔機能低下症に性差はない
- 介入により口腔機能低下は改善傾向となる
3-1.口腔機能低下症舌圧関連
- 舌圧と握力は関連する傾向にある
- 舌圧と歩行能力は関連する
- 舌圧と食形態は関連する
- 舌圧は、20~40歳代で男女差があり、加齢と共に低下する傾向にある
- 加齢とともに舌の運動能力は低下する
- 脳卒中急性期における低舌圧は肺炎予測因子となる
- 舌筋力訓練は舌筋力低下、喉頭挙上不全が適応となる
- サルコペニア患者への舌筋力訓練の効果は低い
3-2.口腔機能低下症咬合・補綴関連
- 咬合支持喪失、深い歯周ポケット、男性、喫煙歴、糖尿病があることが動脈硬化に関連する
- 咬合支持減少と動脈硬化を関連付けている因子は、魚介類、ビタミンB6、n-3系不飽和脂肪酸などの摂取である
- 咬合支持があると歩行が維持されやすい
- 咬合支持があると認知機能が維持されやすい
- 認知機能低下のリスクファクターとして最大咬合力の低下などがある
- 歯の喪失は体重減少、低栄養のリスクである
- 咬合力が低いと栄養素の摂取率が低下する
- 歯が少ないと、野菜の摂取が減る、太る
- 無歯顎者において適切な補綴治療は咬合力のみならず唾液分泌も増加させる
- 残存歯数、咬合力、咀嚼能率と食欲不振は関連する
- 在宅療養中の高齢者は低栄養の者が多く咬合支持の崩壊がそのリスク因子である
- 高齢者のBMI低下の関連因子として経年、女性、最大咬合力がある
- 補綴治療、つまり咀嚼能力の改善だけでは、高齢者の栄養状態は改善しない
- 補綴治療だけでは高齢者の栄養状態は改善せず、栄養指導との併用で栄養状態が改善する
- 奥歯で噛めず、円背があると生存率が低下する
- 咬合・補綴関連 その他
4.栄養関連(咬合・補綴に関連する項目は前項参照)
- 高齢者では痩せ過ぎも太り過ぎも良くない
- 嚥下機能の低下した人は、栄養状態が悪い
- 食形態によって栄養量は低下する
- とろみが強いほど飲水量が減る
- 低栄養は入院患者の予後不良因子である
- 投与(摂取)カロリーが多い群で嚥下とADLが改善する
- 栄養サポートは低栄養患者の入院死亡率を改善する
- 多施設RCTでも栄養+リハビリは有用である
- 中心静脈栄養とアミノ酸投与をしっかり行うと死亡率が低くなる
- がん悪液質のコンセンサス論文
5.口腔細菌(保存・歯周病)関連
- 歯周ポケット内の細菌の組合せ
- 高齢者からのCandida菌種別検出状況
- 低栄養群で口腔レンサ球菌が減少する
- 口腔衛生不良で真菌量が増加する
- 口腔衛生不良と要介護度、真菌量が関係する
- 義歯補綴面積が大きくなると、口腔真菌、特にC.albicansの量が多くなる
- 高齢者および要介護高齢者の口腔内微生物の菌種の特徴
- 象牙質う蝕ではLactpbacillus属が構成比率で最大である
- 歯周ポケットに特に優勢な細菌として、以下の12種がある
- 歯周疾患が関連する全身疾患
- 動脈硬化病変中の歯周病原細菌
- 動脈硬化病変中の歯周病原細菌の報告まとめ
- 歯周病菌による菌血症(内毒素)・炎症サイトカイン説の不明点・疑問点
- 口腔細菌と全身疾患関連根拠のまとめ(動物対象)
- 口腔細菌と疾患関連根拠のまとめ(ヒト対象)
- 口臭と口腔内細菌との関係
- 硫化水素の生体への影響
- 国によって腸内細菌叢の代謝能は異なる
- 日本人腸内細菌叢の機能特徴は炭水化物代謝を担う遺伝子が豊富である
6.感染症予防
- 抗菌薬の投与推奨薬と投与時期と投与量
- 感染性心内膜炎患者に対する抜歯時の抗菌薬の投与推奨薬と投与時期と投与量
- IgA抗体は唾液でも産生され感染防御に働く
- 腸管IgA抗体の産生には腸内細菌からの刺激が必要
- 外来の内服抗菌薬処方が少ない国は耐性菌も少ない
- 抗菌薬は副作用の多い薬剤である(特にキノロン・マクロライド)
7.誤嚥性肺炎関連
- 誤嚥性肺炎のABCDEアプローチ
- 肺炎に占める誤嚥性肺炎の割合は年齢とともに増加し、90歳=90%である
- 誤嚥性肺炎の暫定診断基準
- 誤嚥性肺炎の急性期治療時の注意点
- 誤嚥性肺臓炎と誤嚥性肺炎の違い
- 誤嚥性肺炎の投薬
- 耐性菌リスクがあっても重症でなければ広域抗菌薬は不要
- 治療では、まず薬剤調整(1)(特に嚥下機能を低下させる薬の中止を検討)
- 治療では、まず薬剤調整(2)(特に嚥下機能を低下させる薬の中止を検討)
- 精神病薬は、誤嚥性肺炎のリスクである
- 誤嚥性肺炎発症低下に半夏厚朴湯が効果的
- 誤嚥性肺炎の治療ではせん妄予防が最重要である
- 緩和ケア病棟のせん妄にトラゾドンは有用。日本の多施設前向きコホート
- 理学療法は誤嚥性肺炎でも重要である
- 不顕性誤嚥の発症メカニズム
- 誤嚥性肺炎ならとりあえず絶食はNGである
- 超早期から水ゼリー開始が良い可能性がある
- 誤嚥性肺炎では嚥下食を吟味し、細かく食上げする
- 誤嚥性肺炎でのNG(経鼻胃管)の根拠
- 誤嚥性肺炎でみられる誤嚥物として唾液もある
- 口腔領域が誤嚥に影響する
- 改訂水飲みテストの根拠
- 摂食・嚥下障害患者における摂食状況のレベル The Food Intake LEVEL Scale(FILS)
8.認知症関連
- 義歯使用の有無と認知症発症の関係
- オーラルフレイル改善プログラム効果認知機能(注意機能)低下(Takashimadaira Study:3,155名から抽出)
- 要介護高齢者における認知症と歯科治療ニーズの関係
- 認知症の方の歯科診療は時間がかかる
- 認知症の方の歯科診療は労力がかかる
- 口腔ケアで認知機能低下を抑制しうる
- 口腔ケアで注意機能が向上しうる
- 咬合訓練で注意機能と短期記憶が向上しうる
- 歯科治療で生活管理能力障害が軽減しうる
- 義歯の安定が認知機能を向上させうる
- 残存歯数と認知症の関係に関する報告のまとめ
- 歯の喪失と認知機能/認知症との関連(1)
- 歯の喪失と認知機能/認知症との関連(2)
- 歯の喪失と認知機能/認知症との関連(3)
- 歯の喪失と認知機能/認知症との関連(4)
- 義歯、咀嚼、咬合と認知症の関係に関する報告のまとめ
- 咀嚼能力と認知機能との関連
- 咬合力と認知機能との関連
- 舌の運動機能と認知機能との関連
- 歯周病とAlzheimer病の関係に関する報告のまとめ
- 歯周病と認知機能/認知症との関連
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