このDVDの収録内容をご紹介すると…
第1部 超高齢社会における歯科の役割
- 超高齢社会の歯科を始めよう
- 日本の高齢化の実態は?
- 日本の高齢化 = 後期高齢者の増加
- 約10年、介護が必要
- 後期高齢者の増加 ≒ 要介護高齢者の増加
- 要介護の原因(2019)
- 日本人の死因
- 脳血管障害で亡くなる人は減ったが…
- 高齢者の口腔機能管理 2つのストラテジー
- なぜ口腔機能が大事?
- 摂食嚥下における脳の働き
- 食事=最良の栄養法・人生の楽しみ
- 地域包括ケアシステム
- 歯科の対象疾患
- 在宅医療の必要性は上昇
- 誰が義歯を必要としているのか?
- 補綴治療の推計患者数
- 高齢者の義歯治療の場は訪問診療へ?
- 訪問診療では食べる機能の障害に出会う
- 咬める=食べられる、ではない
- 高齢者の嚥下機能低下に注意
- 歯科治療の需要の将来予測(イメージ)
- 高齢者歯科医療のアウトカム
- おいしく食べるメカニズム
- 口から食べること
- 摂食嚥下の正常像
- 4期連続モデルから5期へ
- 摂食嚥下の5期
- 認知期(先行期)
- 準備期
- 口腔期
- 咽頭期
- 食道期
- Bolus移動に関わる5つの弁
- 嚥下は1種類ではない
- 液体嚥下
- 咀嚼嚥下
- StageⅡ transport
- 咀嚼嚥下正常像
- 液体嚥下と咀嚼嚥下
- 食事 = 毎日の生活の楽しみ
- 高齢者の食と高齢者歯科
- 外来での治療が誰かの訪問につながっている
- 口腔機能低下症の概念図
- オーラルフレイル対応マニュアル
第2部 訪問で多職種と関わるコツ
- 義歯とケアからリハを始めよう
- 訪問が必要な要介護高齢者の口腔
- 脳機能と口腔機能低下による負の循環
- 食べなければ、口は動かず、汚れる
- 訪問で多職種から歯科に求められること
- 入院による口腔機能管理が途切れやすい
- 長期入院後の口腔内
- せっかくのインプラントも
- 長期入院後の義歯
- 口腔管理は歯科から多職種で! 多職種による口腔管理の5本柱
- 連携のコツ!
- 多職種で行う脳卒中患者の口腔機能管理
- 口腔ケアの基本的な流れ
- 各ステップを確認
- その他の口腔ケアの注意点
- 決定版! 専門的口腔ケアはこうする!
- ジェネラリスト兼スペシャリスト
- 老年症候群 Geriatric syndrome
- 老年症候群の総合機能評価
- 脳卒中モデルの口腔管理
- 高齢者モデルの口腔管理
- 終末期患者の口腔管理
- では他職種からみた歯科医師の専門性とは?
- 口腔は気道・消化管の入り口
- 嚥下リハ中のSTより質問
- 事例
- 歯科初診時の口腔内
- 口腔機能管理の内容
- 口腔の改善 ↔︎ 経口摂取の確立
- 回復期病院入院中(発症後1-5か月)
- インフルエンザ肺炎を契機に入院
- 施設再入所後(発症1年-1年半)
- 咀嚼機能回復(発症1年半〜2年)
- 生活期後半(発症3〜4年)
- 高齢者歯科 = 高齢者の生活に寄り添った歯科医療
- 81yo、フレイル、左3抜歯後
- 3年後、脳梗塞発症
- 83歳、脳梗塞、認知症
第3部 おいしく食べるための歯科の専門性
- 義歯と咀嚼・嚥下
- 元気なうちに良いデンチャー
- 他職種から最も期待されているのに?
- 義歯のボトムアップが必要
- 義歯撤去による負の影響を口腔が代償できない
- 義歯を外す時
- できれば義歯をいれたい時
- 義歯を入れるとき・外すとき
- 義歯を使いこなすには学習が必要
- 93歳男性 認知症
- 認知症の人への歯科治療ガイドライン
- 咀嚼障害 = 嚥下しやすい食塊の形成の阻害
- 嚥下の視点から咀嚼を評価する 粉砕とBolus formationの違い
- 義歯床による口蓋の被覆が咀嚼と嚥下に与える影響
- 食塊形成は、装着直後に低下し、経時的に回復する
- 咀嚼能率は経時的に回復せず、咀嚼回数が経時的に増加した
- 嚥下所要時間は、装着直後に延長し、経時的に回復した
- 咀嚼と嚥下はギブアンドテイク
- 嚥下が良いうちは咀嚼が低下していても食べられるが…
- 義歯治療のアウトカムを食につなげる
- 咀嚼のための義歯・嚥下のための義歯
- 歯の欠損 → 食塊搬送時の代償性運動を要する
- 咬合支持の喪失 → 嚥下時の下顎位置を不安定に
- 良い義歯を入れたら誤嚥が減った
- 76歳、パーキンソン病、口腔期障害
- 義歯を入れたら嚥下が良くなる?
- 義歯がないと、嚥下後の口腔残留量が増える
- 義歯がないと口腔と咽頭は、咀嚼時と嚥下時に代償性に大きく運動
- 義歯を外すと中咽頭が拡大する
- 上顎義歯が何らかの役割を担っている
- 咀嚼・嚥下における義歯の役割
- 訪問で機能する義歯
- 義歯の質が嚥下に影響する
- 元気なうちに良いデンチャー
- 咀嚼と嚥下はつながっている
- 義歯は難症例化している
- 義歯の形態の決め方
- 咬合の決め方
- 医療の効率化を考えた咬合調整
- 基本はリンガライズ
- 難症例でも「噛める」総義歯咬合
- 美味しさを考えたフルバランス様リンガライズ
- 臼歯部のガイドがつけやすい
- 舌接触補助床
- 義歯をいじったら摂食場面の観察
- 症例 おいしく食べたい
- 緩和医療の在宅と入院をつなげる
- 終末期:顔だけでも見に行きますよ!
- その人らしさを多面的に支援
- おいしいから続けられる
などとなっています。
このDVDを観ることで得られることは…
- 高齢者のステージに合わせた「治療+支援」の歯科医療
- 高齢者の訪問診療において、歯科医師がジェネラリスト兼スペシャリストであることが望ましい理由
- 高齢者の口腔管理を実施する上で役立つ3つのモデル
- 嚥下の3パターン。これを理解していないと正しい嚥下評価ができません
- 訪問歯科診療を必要とする患者さんが増えている本当の理由
- 摂食嚥下障害対応の前に訪問診療でやるべきこと
- 摂食嚥下の5期モデルで、認知期を「先行期」と呼ぶ意外な理由
- 今一度押さえておきたいオーラルフレイルの概念と対応方法
- 訪問診療における高齢者の義歯治療で歯科医師が考慮すべきこと
- 多職種連携を成功させるためには「歯科が中心に専門的口腔ケアを行う」という考えを捨てるべき理由
- 訪問診療における口腔ケアの基本的な7ステップ
- 高齢者の訪問診療の際に考慮すべきこと。咬合回復が食べる機能の回復には繋がるとは限りません
- 誰でも簡単にできる脱感作法。介護者に喜ばれるかもしれません
- 開口拒否の患者さんでも意外と簡単に口を開けてもらえることが多い「魔法の言葉」
- 訪問診療で多職種から求められる3つのこと。この3つを総合的に対応することが重要です
- 訪問口腔ケアの際に知っておくと役立つポイント
- 義歯を入れた方が良い場合と入れなくても良いと思われる患者さんの見分け方
- 退院後に部分床義歯が適合しなくなる理由の一つが、義歯撤去による支台歯の移動。なぜ入院中に義歯が撤去されるのか?
- 多職種の口腔管理スキルアップに欠かせない5つのこと
- 入院前に使えていた義歯が退院後に不適合になる理由
- 難症例患者さんの新義歯製作や義歯調整のポイント
- 良い義歯を入れるだけで誤嚥が減った事例
- 新義歯製作や義歯調整の際に、旧義歯のコピー・デンチャーを作ることを勧める理由
- 無歯顎の高齢患者さんの食塊形成が上手くできなくなるメカニズム
- 義歯は咀嚼のためだけでなく、嚥下にも影響がある証拠
- 咀嚼・嚥下における義歯の役割とは?
- 顎堤吸収が激しい難症例でも「噛める」総義歯を作る方法
- 訪問診療の義歯製作において有用なVeracia SAとは? 咬合調整が容易になることが期待できます
- 訪問診療で義歯をいじったら必ずすべきことと、そのポイント
- 終末期患者さんの訪問診療で口腔を診る以上に大切なこと
Y.M. –
その人らしさを改善する、楽しんでもらう事の歯科医師としての大切さに感動しました。歯科医師はジェネラリストでありスペシャリストで有るのが良いと教わりました。明日の訪問診療に利用します
M.R. –
現在来院している患者さんに対し、より先を見た診療の必要性を一層強く感じました。有歯顎と無歯顎の口腔内の状態の前頭面の図は何となく想像できていましたが、矢状面で、無歯顎の場合、舌が乳児のときのように出てきている形態に納得です
U.H. –
歯科医のジェネラリストの意味に納得。咀嚼嚥下に関して義歯の調整の意味に感動した。口腔内の保湿剤にワセリンを使うのはエッって感じでした
S.T. –
義歯使用の可否についてしっかりと歯科医師が評価判断しなければならないという事が改めてわかり、自身の責任を痛感しました
W.T. –
たくさんの努力で得られるものが少ない場合は最初からやらない、義歯の質が嚥下に影響する。このような考え方は昔の義歯の発想では学ぶことが出来なかったので大変勉強になりました
T.Y. –
口腔機能低下に脳卒中モデル、高齢者モデル、終末期モデルがあるところに勉強なりました
M.K. –
上のFDだけでも、見た目や喋りやすいだけでなく、飲み込みやすいなど嚥下にも関係しているとは思いませんでした
O.M. –
いろいろな症例別に義歯の調整のポイントがわかり勉強になりました
Y.A. –
まずは噛めるようにすることと、口腔ケアから始めれば良いという言葉に、訪問診療しやすい気持ちになれました
O.M. –
歯科と歯科の連携は簡単そうで難しい。これから、地方では歯科医師が減ってくる。まさに、連携が大事であると思った
K.K. –
義歯は歯科医師としてのアイデンティティなのだと再確認しました
M.H. –
内視鏡検査、嚥下造影検査の動画で、嚥下障害を解説してくれたので、分かりやすかった。義歯と嚥下障害を結び付けた考えは斬新だった
A.T. –
訪問時だけでなく、通院できる時のデンチャーをしっかり治療していきたいと思います