本書の構成
疾患ごとに7つのパートから構成されています。
1.疾患の概要

患者さんの疾患ごとに整理されているので、患者さんの全身状況の把握や診療計画の立案などに役立ちます。
2.治療上の注意点

診療上のポイントや実施すべきことがすぐにわかります。また、診療中の安全な管理・治療にも役立ちます。
3.対象疾患・点数など

患者さんの診療が当該診療報酬の対象となるかどうかや必要な処置などが簡単に把握できます。
※令和4年度診療報酬改定対応済み
4.カルテ記載例

各診療報酬の記載方法や注意事項、記載のポイントなどが具体的に表示されているので、カルテの記載漏れや誤記を防ぐことができます。
5.管理計画書事例

各項目の記載ポイントや注意事項が書かれているので、適切な管理計画書が作成できます。
6.診療情報提供書事例

「紹介目的」や「症状経過及び検査結果」「治療経過」などの記載例はもちろん、何をどのように記載すれば医科に伝わるのかが理解できるので、必要な情報を得られる診療情報提供を簡単に書けるようになります。
7.照会状(診療情報提供依頼書)事例

そのまま使える文面になっていますし、回答する医科の立場から必要な事項が整理されているので、医科から信頼され、必要な回答を得られる照会状が書けるようになります。
本書の内容をご紹介すると…
はじめに
- 診療情報提供書とは
- 照会状とは
- 関連項目の算定に伴う診療情報提供書及び照会状の有無
- 対象患者数
- 逆引き一覧表
- 施設基準
第1章 基礎疾患から逆引き
- 摂食機能障害
- 糖尿病
- 骨粗鬆症
- 感染性心内膜炎
- 関節リウマチ
- HIV感染症
- 高血圧
- 虚血性心疾患
- 不整脈
- 心不全
- 脳血管障害
- 喘息
- 慢性閉塞性肺疾患
- 甲状腺機能低下症
- 甲状腺機能亢進症
- 慢性腎臓病
- 副腎皮質機能不全
- てんかん
- 認知症
第2章 治療・身体状態から逆引き
- 人工呼吸器を装着している患者
- 在宅酸素療法を行っている患者
- がん等で手術等を受けた患者
3-1 頭頸部領域の悪性腫瘍手術
3-2 呼吸器領域の悪性腫瘍手術
3-3 消化器領域の悪性腫瘍手術
3-4 心臓血管外科手術
3-5 人工股関節置換手術等の整形外科手術
3-6 臓器移植手術
3-7 造血幹細胞移植
3-8 脳卒中に対する手術
3-9 がん等に係る放射線治療、化学療法、緩和ケア - 脳性麻痺等
- 知的発達障害等
CDR 記載事例入りテンプレート
●照会状(49種) ●診療情報提供書(50種)
●管理計画書(60種) ●管理報告書(18種)
本書に集録されたすべての照会状、診療情報提供書、管理計画書及び管理報告書テンプレートがワードデータとしてCDRに収められています。自分でアレンジすれば、そのままお使いいただけます。
本書で得られることは…
- 訪問診療に多い基礎疾患や治療・身体状態に関する診療報酬が一覧表になっているので、すぐに算定可能な診療報酬がわかります
- 診療報酬の算定要件が簡潔に整理されているので、短時間で当該報酬を算定可能かどうかの判断できます
- 安全な歯科治療を実施する上で必要な疾患の概要、原因、症状及び治療方法や口腔領域との関連がわかりやすく記載されているので、すぐに重要なポイントを把握できます
- カルテや管理計画書、照会状の書き方や注意すべきポイントが記載された雛形があるので、適切な文書の書き方がわかります
- CDRのテンプレートを使えば、短時間で簡単に、患者さんの状況に応じたカルテや管理計画書、照会状を作れます