要介護高齢者のQOL向上に寄与する摂食嚥下障害対応が学べる

歯科訪問診療における摂食嚥下障害を踏まえた食支援の実際

講師:医療法人社団LSM 寺本内科歯科クリニック 理事長 寺本浩平先生

19,800 (税込 21,780)

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まずは、収録セミナーの一部をご覧ください

まずは現状を改善、それから訓練

訪問診療では、摂食嚥下機能が低下している患者さんが多くいらっしゃいます。食事が飲み込みにくい、食事中にむせる、食べこぼすなどの症状の患者さんです。

摂食嚥下リハビリで機能回復できるのが望ましいですが、要介護高齢者の場合には、相当な忍耐と時間が必要になることが想定されます。介護者の負担も増えることになってしまいます。

このため、訪問診療の摂食嚥下障害対応においては、まずは直面する問題を少しでも改善し、それから訓練等を行うのが現実的となります。

このDVDでは、訪問診療の現場に則した食支援の考え方と進め方について詳しく解説しています。

このDVDの収録内容の一部をご紹介すると…

歯科訪問診療における摂食嚥下障害を踏まえた食支援の実際
〜 Inputに基づくOutputを大切に 〜

  • フレイル
    • 口腔機能低下症
  • 介護現場で回復を主眼としたら行き詰まる
  • 考え方をシフトする
    • 治療の医学 → かかわりの医学
  • 要介護高齢患者さんが望んでいること
  • 歯ブラシ一本持って行ってみよう!
  • 要介護期間中に図らずも放置されてしまった口腔内
  • 口の中から情報収集
  • 典型的な誤嚥のVF
    • 不顕性誤嚥
  • 窒息を疑わせるVE所見
  • 嚥下障害に対応できないと訪問歯科診療は難しいのか?
  • ではあるのですが、実際は…
  • 当院での依頼内容別割合
  • 医療・介護の受診率
  • ライフステージに即した対応を
  • 歯ブラシ一本持ってご自宅に伺う先にあるものは?
  • 「5年前に入れ歯を無くしたので作ってほしい」
    • 口腔内から取り出された義歯
    • 残存歯の惨状
    • 当たり前の処置でQOL向上
  • 歯科医としてやらなくてはならないことがたくさんある!
  • 要介護高齢者の口腔内はブラックボックス
  • 脳梗塞発症後3ケ月
    • 舌にこびりついた細菌の塊(舌苔)
    • 上顎にこびりついた上皮(細菌の巣)
    • 口腔内から取り除かれた痂皮
  • 口を診ていくと?
    • 口腔を診て口腔の機能を読み、口腔の機能から全身の機能を読む
    • 摂食嚥下障害を診ていく流れ
    • Input(情報収集) → Output(対応)
  • 5年間胃瘻の患者さんへのうがい指導
    • えっ! ベッドをフラットにしてうがい?
    • うがいができた時に考えること
  • 「ふたたび食べる」への挑戦!
  • 1日3回のお食事と格闘している姿…
    • 1回の食事に3時間かかっている
  • 食事を診るポイント
  • ①開始食による訓練時の悪い姿勢
    • 第一に確認・調整すべきこと
  • ②食べ物(得意? 不得意?)
    • 不得意な食べ物だけを調整する
  • ③食べ方
    • 高次機能障害が原因していると…
  • まず直せるところから直して、それでも改善しない時、機能を疑う!
  • 摂食嚥下障害の精査法
  • VF検査とは?
  • 『どうしても胃瘻はいやなんです…』
    • 問題解決のための試行錯誤
    • 胃瘻手術中止!
    • 今、嫌なことを取り除いてあげる
  • 精査の結果の伝え方
  • まずは現状を改善、それから訓練
    • キュアよりケア
  • 医療と介護の目的の違い
  • 実際の症例を
    • 中心静脈栄養患者さんの摂食嚥下評価
    • VE検査により経口摂取可と判断
    • 拒否・口腔過敏 → 口腔ケア
    • 1年後TPNからPEG造設へ
  • Problem Goal Plan の3step
    • 関係者と共有
    • 口腔周囲筋のマッサージ後に口腔ケアを導入
    • 嚥下内視鏡検査の共覧場面
    • 徐々に口が開いていく
    • 歯科衛生士の単独訪問(情報収集)
    • 納得のいく灯火を…
    • 週3回の外出が実現
  • Plan 作成に向けた4つの攻略法
  • 結果は死。されど…
    • 結果ではなくプロセスが一番大切かも?
  • 「ダメダメ」とすることだけが対応ではない
  • 自らの身をもって教えてくださっています
  • やっぱり大事なこと
    • 人生の大先輩としてのリスペクト
  • 102歳でモリモリ食べる患者さん
    • 専門性が行き過ぎると余計なおせっかい
  • 本当の意味での食支援

などなど。

このDVDを観ることで得られることは…

  • 訪問歯科診療の実際が理解できるので、勇気を持って臨めるようになります
  • 摂食嚥下障害の患者さんとの関わり方で求められていること
  • 摂食嚥下の専門医でなくても訪問歯科診療に携わることが必要な理由
  • 機能回復が難しい患者さんの訪問診療にあたって持っておきたい感覚。行き詰まって悩むことが少なくなります
  • 訪問歯科診療の3大依頼内容とは?
  • 「外来か訪問か」の棲み分けを意識すべきでない理由
  • 摂食嚥下障害対応や食支援の前にやるべきこと
  • 検査なしで、患者さんの口腔機能障害に目星を付ける方法
  • 口腔の情報から、患者さんの全身機能を読む流れの具体例
  • 長年胃瘻の患者さんがうがいができた時に考えることとは?
  • 患者さんの食事を診る時の3つのポイント
  • むせているからと嚥下機能低下を疑う前に確認すべきこと
  • 食事観察で、得意な食べ物と不得意な食べ物を見分ける必要がある理由
  • 医療・介護連携が難しいと感じる理由とその解決方法
  • 患者さんがやる気を持って摂食嚥下訓練に臨めるようになる秘訣
  • 外来ではできないけど、訪問の現場ではぜひやるべきこと
  • 摂食嚥下障害対応の4つのアプローチ方法
  • 要介護高齢者に絶対にやってはいけないこと。一瞬で心も口も閉ざされてしまいます

収録セミナー「歯科訪問診療における摂食嚥下障害を踏まえた食支援の実際」参加者のレビュー

E.M. 様
寺本先生のお話が特に興味深く聞かせていただきました。教科書通りではなく、人生の先輩というおひとりの人として関わっていきたいと思いました

T.Y. 様
寺本先生のご講演が臨床に沿ったものであり、日頃の訪問診療に活かせると思いました

M.K. 様
寺本先生の現場からの報告。患者さんに寄り添って、ゴール「ハッピーエンド」を模索し目指してゆく姿勢に感銘を受けました

M.E. 様
私が特に印象に残ったのは寺本先生の治療の医学→関わりの医学というフレーズです。口腔内から患者様の口腔機能を予測する事は口腔ケアを専門とする歯科衛生士にも必要な事なので明日から早速念頭において患者様やご家族様、関連職種の方と接していきたいです

T.S. 様
寺本先生の講演の中での、姿勢、食べ物、食べ方の話が興味深かったです

このように、多くの方が新たな気づきを得られた内容となっています。

詳細情報

講師

医療法人社団LSM 寺本内科歯科クリニック 理事長 寺本浩平先生

お届けするもの

セミナー収録DVD(1枚 約56分)
セミナー資料(A4版8頁)
*内容、表紙デザインなどは、一部変更することがございます

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