このDVDの収録内容をご紹介すると…
第1部 ミールラウンドとは
- 研修会のアンケート結果
- ここから見えることは
- ある患者の症例
- VF2回目
- よく話を聞いてみると……
- 外来での評価だと……
- 嚥下の評価
- ミールラウンドを行うにあたり
- 経口維持加算について
- 介護保険
- 障害福祉サービス
- ミールラウンドの現場
- ミールラウンドでのアウトカム
- ミールラウンドの効果①
- ミールラウンドの効果②
- 食事形態変更の内訳
- 栄養支援介入前後の摂食量の変化
- 最終目標はソフトランディング
- エネルギー必要量
- 簡易的に求める方法
- 必要水分
- ミールラウンドの進め方:実際の流れ
- 事前カンファレンスで行うこと
- 施設情報の聞き取り
- 患者情報の聞き取り
- 誰に何を質問するか?
- ミールラウンド(食事観察)
- 事後カンファレンスで行うこと
- 主な対応
- まとめ
第2部 観察のポイント+対応
- 観察ポイント
- ① むせる
- 水を飲んでむせる人?
- とろみの効果
- とろみをつけるうえで重要なこと
- 嚥下の意識化
- 飲み込みの後にむせる人?
- 交互嚥下
- 頸部回旋
- 頸部屈曲位
- 食べる前からむせている
- 声がガラガラしている
- 歯の多さは唾液中の細菌数に影響を及ぼす
- ② 食べこぼす
- ③ 口に食べ物をため込む(食事に時間がかかる)
- 体幹角度調整
- ④ 早食い
- ⑤ 咬まない、丸飲みをする
- 前頭葉徴候(口腔領域に見られる原始反射)
- 市販咀嚼訓練食品を用いた咀嚼能力評価
- 外部観察による咀嚼評価
- 評価項目
- 結果
- 頸部聴診のポイント
- どの状態の喉の音を聞いているか?
- 音の聞き分け+嚥下のタイミング
- 頸部聴診の限界
- 摂食嚥下障害患者を支える嚥下食・介護食
- ハーフ食
- 5回分食
- 5回食
- 食形態決定のフローチャート
- ケアプランの作成について
- まとめ
第3部 症例を通して
- 症例1
- 身体状況
- 外部観察所見
- 評価
- 嚥下内視鏡検査所見
- 嚥下内視鏡検査の評価
- カンファレンス
- 咀嚼訓練(サキイカ訓練)
- 3か月後再評価
- その後
- 症例2
- 基礎情報
- ミールラウンド所見
- 我々の提案したプラン(食事内容)
- 我々の提案したプラン(介助方法)
- カンファレンス
- 提案したプラン
- 初診から3か月後
- 転機
- さらにその後
- カンファレンス
- さらにその後
- 18か月後
- 24か月後〜現在
- 症例3
- ミールラウンド所見+カンファレンスを通じて
- その後
- 1年後
- 当日のやりとり
- これからのミールラウンド
- オンラインミールラウンド始めました
- オンラインカンファレンス始めました
- オンラインミールラウンドの利点・欠点
- 重要なのは外部観察による評価+連携
- まとめ
などとなっています。
このDVDを観ることで得られることは…
- 具体的な事例付きでミールラウンドやカンファレンスの進め方やおさえておくべきポイント・注意点などが理解できます
- ミールラウンドやカンファレンス、食支援を成功させるために必要なこと
- 訪問診療におけるミールラウンドの最終到達点。これがチームで共有されていないと他職種も患者さんも苦痛になってしまう恐れがあります
- 利用者の食事に関して、介護職員が歯科医師に望んでいる助言とは。摂食嚥下機能の評価結果だけではありません
- ミールラウンド時に見逃してはいけない患者さんの5つの状態
- VFでは特に問題が見当たらないのに、実際の食事ではムセが続く意外な理由。これがミールラウンドによる観察が必要な理由の一つです
- 嚥下後誤嚥を防ぐ最も効果的な方法とは? 実際、かなりの誤嚥防止効果が期待できます
- 水分誤嚥の疑いのある患者さんを介助する介護職に対するちょっとしたアドバイス
- 事前カンファレンス時に確認しておくべきこと。これを確認しておかないと、他職種の協力を得られなくなったり、せっかくの努力が無駄になってしまいます
- 施設にミールラウンドの実施を提案しても、なかなか受け入れてもらえなかったら? 講座で紹介されている説得の仕方なら受け入れてもらえるかもしれません
- 食べこぼしの多いオーラルジスキネジア患者さんへの対応方法で重要なこと。あらかじめ、食べこぼすことを前提に食事を考える必要があります
- 原始反射の兆候がある患者さんに適した食形態
- ミールラウンド中に頸部聴診を行うときに注意しておくべき4つのポイント。この確認を怠ると、正しい評価ができなくなります
- 介護職員から、食事の形態をどのように決めたらいいかわからないと相談されたときに役立つ「食形態決定のフローチャート」
- ミールラウンドの結果を受けて作成するケアプランを作成する上で注意すべき8つのポイント
- 咀嚼の訓練になる「サキイカ訓練」とは。時間はかかりますが、咀嚼が不十分だった患者さんが咀嚼できるようになった事例がわかります
- 食事を半分ほどしか食べられない患者さんへの具体的な対応方法
- 食事がほとんど食べられなくなった患者さんが、自力で3食完食できるようになったきっかけとは。稀な事例かもしれませんが、試してみる価値はあります
- 食事にとろみをつけるうえで重要なこと。例えば、とろみ剤を加えてすぐに与えるのは間違いです!
- ご家族に食形態の変更に同意して頂けない場合の対応方法。それでも同意を得られなかった場合にやっておくべきこととは?
- コロナ禍において実施して分かった、オンラインミールラウンドの利点と欠点
- ミールラウンドやカンファレンスを行う際に歯科医師に求められることと、それに応えるために極めて重要なこと
などなどです。
山田 雅夫 –
歯科医師として入所者さんのミールラウンドの必要性を感じました。訪問歯科を担当した時に介護士さんから食事が摂れなくなってきたことの相談を受けるようになりました。その答えが出ておりました。
T.W. –
現在、訪問診療においてミールラウンドにまで踏み込んで診療できていないのが現状です。今回のセミナーをしっかり復習して今後の訪問診療に活かせるようにしたいと思います。
R.M. –
ミールラウンドの具体的なお話が聞け大変役に立ちました。ご家族との関係はどこもあるのだと実感しました。それぞれの問題に対し提案事項参考になりました。
M.O. –
食事の観察や検査の評価からカンファレンスを通してケアプランの作成の流れが良くわかりました。何度も見たい講義でした。
M.O. –
非常にまとまっていてよかった。第3部の症例では、生々しいやり取りもあり、とてもよかった
A.K. –
ミールラウンドに関する話なので興味を持って視聴できた
K.M. –
頸部聴診の実際の音をぜひ聴いてみたかったと思います。
K.M. –
実際に施設でミールラウンドを始めてみると、なかなか思うように進めることができないことも多く、本当にこんなやり方でいいのかいつも悩んでいました。今回のセミナーの観察のポイント、そして実際の症例をみて、あまり肩ひじを張らず、自分のできること、施設の職員さんができることを探していけばいいんだと素直に思うことができました。高齢の方は、いつかは機能が落ちていき、いずれは経口摂取ができなくなり、最期にはお看取りになるわけですが、患者さんご家族によかったと思っていただける方法を探していきたいと思っています。
H.M. –
実際のカンファレンスの議題や、職種それぞれの役割、実際の症例の説明があり、分かりやすくてよかった。
T.S. –
嚥下造影検査、内視鏡などは自院ではできないので、映像をみて評価コメント、解説をしてもらえるのはよかったです。