摂食嚥下を理解する

講師:岡山大学病院 スペシャルニーズ歯科センター 助教 村田尚道先生

(20 件のレビュー)

67,000 (税込 73,700)

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まずは、収録セミナーの一部をご覧ください

多様な摂食嚥下障害に、どのように対応したらいいのか?

高齢の患者さんの多くが、全身疾患や加齢、薬剤影響などで摂食嚥下機能が低下しています。これにより唾液・食べ物を誤嚥するとともに、栄養不良や脱水、免疫力の低下などで誤嚥性肺炎の危険性が高まります。

非進行性の疾患や加齢、廃用にともなう摂食嚥下機能の低下であれば、摂食嚥下リハビリで機能向上も期待できますが、神経性難病のような治療困難な原因疾患のような場合には機能向上は難しくなります。

また、摂食嚥下機能向上が期待できる場合でも、その効果が出るまでには時間がかかります。その間に誤嚥性肺炎などを発症すると、さらに障害の重症度が増してしまいます。

このため、患者さんの状況に応じて、機能向上を目指す治療とするか、機能維持を目指すのかを選定することになりますが、いずれにせよ、まずは誤嚥をさせない工夫から始める必要があります。

患者さんの状況に応じた適切な治療の選択を行うためには、どうしたらいいでしょうか。

このDVDでは、豊富なVF画像やアニメーション動画を用いて嚥下機能のメカニズム、嚥下機能の評価および摂食障害の対応を詳しく解説しています。

このDVDの収録内容をご紹介すると…

第1部 嚥下機能のメカニズム

  • 食べ物の通り道
  • 食べる機能
  • 食べる機能の発達と減退
  • 食べる機能のメカニズム
    • 摂食嚥下機能(5期モデル)
  • 食べる時に働く筋肉
  • 食べる機能のコントロール
  • なぜ、食べられなくなる?
  • 高齢者にみられる口腔機能の変化
  • 老化にともなう嚥下機能の変化
  • オーラルフレイルの概念図
  • 高齢者が食べられなくなる病気
  • 「食べられる人」と「食べられない人」の差
  • 摂食嚥下リハビリテーション
  • 摂食嚥下障害の問題点
  • 誤嚥性肺疾患
    • 誤嚥性肺炎のリスク因子
    • 呼吸器の感染リスク軽減
    • 市中肺炎の誤嚥性肺炎の割合
    • 高齢者の肺炎での死亡リスク
  • 窒息
    • 不慮の事故の種類別にみた年次別死亡数
    • 介護老人福祉施設における窒息事故とその要因
    • 窒息の原因食品
    • 「ベビー用おやつ」による窒息に注意しましょう!
  • 誤嚥・窒息時の対応
  • 摂食嚥下障害の悪循環
  • 低栄養・脱水
    • 低栄養の頻度
    • 栄養状態とリハビリ
    • 栄養状態の評価(MNA-SF)
    • 日本人の1日当たりの必要エネルギー量
    • 自分の必要エネルギーは?
  • 脱水
  • 低栄養・脱水になると・・・
  • 低栄養・脱水のリスク管理
  • 問題発生時にどのように対応するか?
  • リスク管理を徹底する

第2部 嚥下機能の評価

  • 摂食嚥下障害の特徴
  • ADLの自立割合
  • 高齢者の栄養問題
  • 要介護者の栄養状態
  • 高齢者の口腔内の問題
  • 要介護者の口腔内
  • 摂食嚥下リハビリテーション
  • 摂食嚥下機能の評価
  • 全身状態の確認
  • 基本的な情報
  • 栄養状態とリハビリ
  • バイタルサインの確認
  • 呼吸状態の確認
  • 中途障害者の摂食嚥下障害の原因
  • 脳卒中後の嚥下障害
  • ALSの摂食機能障害
  • 嚥下障害の原因疾患
  • 服薬の問題
  • 活動性レベルコミュニケーション
  • 活動性の指標
  • 障害高齢者日常生活自立度
  • 認知症高齢者の日常生活自立度
  • 安静位のチェック
  • 食事姿勢
  • 口腔清掃自立度
  • 意識レベル(JCS)
  • 意識レベル(GCS)
  • 栄養アセスメント
  • 栄養摂取方法
  • AHNの考え方
  • 口腔内の状態を診る
  • 食事場面のチェックポイント
  • 患者の状態をみる
  • 嚥下機能の評価
  • スクリーニングテストの使い方
    • 嚥下スクリーニングテスト(デモ)
  • 見えないところの評価は??
  • 機器を用いた検査について
  • 嚥下機能の検査方法
  • 嚥下障害の重症度
    • 臨床的重症度分類(DSS)
    • 摂食状況のレベル(FILS)

第3章 嚥下障害の対応

  • 中途障害者の摂食嚥下障害の原因
  • 筋肉量の減少
  • リハビリ
  • 高齢者の嚥下障害への対応
  • 摂食嚥下リハビリテーション
  • 摂食機能療法
  • 筋機能訓練の選択順
  • 基礎訓練(リハビリ)
  • 訓練にあたって重要なこと
  • 摂食嚥下機能(5期モデル)
  • 先行期
    • 食事姿勢
    • 頸部可動域の確認
  • 準備期
  • 口腔期
    • 摂食嚥下時に働く筋肉
  • 咽頭期
    • 対応が求められるのが咽頭期の問題
    • 複数回嚥下
    • 交互嚥下
    • 顎引き嚥下(うなずき嚥下)
    • 頸部回旋嚥下
  • 準備期・口腔期の問題
  • 準備期・口腔期の対応
  • 高齢者の食べる機能を支える訓練を工夫する
  • 食事姿勢
  • 噛まなくても義歯は必要ですか?
  • 舌接触補助床
  • 食内容(物性)の選択
    • 嚥下補助食品
    • 嚥下調整食分類2013
    • スマイルケアの選び方
  • 先行期障害への対応
  • 準備期・口腔期障害への対応
  • 咽頭期障害への対応
  • 食道期障害への対応
  • 嚥下機能に適した食形態の提供

などとなっています。

このDVDを観ることで得られることは…

  • 摂食嚥下リハビリテーションを行う際の考え方がわかりやすく整理されているので、明日からの訪問診療で活用することができます
  • 外から見ることができない食べる機能のメカニズムが理論と豊富なVF画像やアニメーション動画で解説されているので理解が深まります
  • 摂食嚥下障害の特徴。適切な治療を行うために知っておくべきこと
  • 高齢の患者さんにみられる口腔機能の変化。この変化によって、嚥下機能や呼吸機能の低下が引き起こされますので、これらを常に意識しておくことが正しい診断につながります
  • 臨床で摂食嚥下障害を診断し、治療計画を立案する上で知っておくべき原因疾患
  • 要介護高齢者に多い窒息事故の要因。これらを知ることで窒息事故を未然に防げる可能性が高くなります
  • 摂食嚥下障害の悪循環とは?効果的な治療計画立案に役立ちます
  • 経口摂取を検討する時に事前に確認しておくべき3つの事項
  • 摂食嚥下障害の原因疾患が進行性・非進行性の違いによって、取るべき基本的な対応が変わる理由が明確になります
  • 要介護高齢者の摂食嚥下障害対応で必要となる栄養アセスメントの方法
  • 嚥下スクリーニングテストのデモ動画や摂食嚥下患者さんのVF、VE動画があるので、スタッフ研修にも使えます
  • 高齢の患者さんのリハビリの要点。「大きく筋力を鍛えて改善させるのではなく、小さく鍛えて筋肉が萎縮する前に動かしておく」の理由
  • 摂食嚥下の5期ごとに、基礎訓練、摂食訓練、食環境と食内容に分けて摂食機能療法が整理されているので、対応に迷うことが少なくなります
  • 摂食機能訓練を実施する上で重要な3つのポイント
  • 咽頭残留物を除去する4つの代替嚥下手技

などなどです。

摂食嚥下を理解する」への20件のレビューをご覧ください

  1. M.Y.

    特養では嚥下訓練等相談される事が多くなっています。このセミナーを見て利用できそうなことが多くあった。明日への訪問歯科診療の参考にしたいです。

  2. Y.K.

    摂食嚥下障害の原因はさまざまであり、原因を除去する治療は必ずしも奏功するとは限らないが、治療をあきらめずに、いかに嚥下障害のリスクを減らし、いかに本人の希望に添えるかを第一に一緒に考えることが大切である。

  3. M.N.

    嚥下訓練の行い方、食物形態も含め、栄養士と相談しながら進めることの重要性を理解することが出来た。

  4. S.A.

    訓練と改善の仕方がよくわかった。高齢者は訓練が無理なことが多いので。

  5. K.U.

    5期モデルの各期における対応が具体的だったので理解しやすかった。

  6. K.F.

    嚥下機能についてとても分かり易いお話を拝聴できました。

  7. T.T.

    摂食嚥下のメカニズムを改めて学べたので良かった。

  8. M.S.

    話し方が丁寧だったので聞きやすく、内容がよく理解できました。

  9. N.K.

    摂食嚥下全般をまとめていただいているので復習になりました。

  10. N.K.

    VRやVFの動画は参考になりました。

  11. M.Y.

    VF、VR等の動画が多く、大変勉強になりました。

  12. T.S.

    とても分かりやすかったです。

  13. T.Y.

    低栄養について。

  14. A.F.

    面白かった。

  15. E.I.

    基本は機能回復より機能維持という事がわかりました。

  16. T.M.

    実際に見たことのない摂食嚥下訓練もあったので参考になった。

  17. R.M.

    筋力低下が脱水にも大きく関係している点を再確認できました。ついつい水分摂取量にばかり目が行っていました。

  18. M.O.

    摂食嚥下障害の対応法について簡単にまとめることができてよかった。

  19. S.S.

    嚥下時の空気の通り道の図などの図解と解説があったので良く理解できた。

  20. S.M.

    窒息死が年間約1万人というのにはびっくりしました。

このように、多くの方から高評価を得ている内容となっています。

詳細情報

講師

岡山大学病院 スペシャルニーズ歯科センター 助教 村田尚道先生

お届けするもの

セミナー収録DVD(3枚約135分)
セミナー資料(A4版75頁)
*内容、表紙デザインなどは、一部変更することがございます

安心の返金保証

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