このDVDの収録内容をご紹介すると…
第1部 認知症の基礎知識
- 認知症の診断を知ろう
- 画像診断による認知症の鑑別
- 原因疾患は重複する
- 脳の働きに関連した障害像
- 脳は神経のかたまり; ミクロの変化ってなに?
- 認知症とともに生きる世界とはどのようなものか
- 認知機能障害
- 認知機能障害は徐々にあらわれる
- 認知機能障害が心理面に与える影響
- 認知症の方の認知機能障害と行動・心理症状
- 行動・心理症状は環境の影響を受ける
- 認知症の人と介護者の間に起こる悪循環
- 認知症の重度別症状
- 認知機能障害と行動・心理症状の全体像
- 支援を分かりやすくするための認知症の総合アセスメント
- 早期発見・早期治療より早期診断・早期対応
- 認知症の経過における薬物療法継続の意義
- 認知症の原因疾患によって食事の困難はいろいろ
- 原因疾患別特徴 ①アルツハイマー病
- アルツハイマー病で生じる特徴的な脳の障害
- 進行する疾患:認知症重症度の評価基準
- 飲み込みの問題が顕在化するのは認知症が進行してから
- 原因疾患別特徴 ②血管性認知症
- 血管性認知症の病巣と特徴的な巣症状
- 血管性認知症の症状
- 認知症の進行の経時的推移の多様性
- 変性性認知症と脳血管障害の嚥下障害の違い
- 原因疾患別特徴 ③レビー小体型認知症
- レビー小体型認知症の初期の病巣
- レビー小体型認知症の臨床症状
- レビー小体型認知症の食の困難
- 人生を支える
- 認知症最重度と認知症終末期(古典的)
- 認知症の緩和ケア
- 認知症の緩和ケアの前提
- “Comfort” とは
- “ACP” とは
- 意思決定を支援する関わり
第2部 食べられない背景を推理する
- 地域高齢者における認知機能低下と口腔機能低下
- 仮説:互いに影響し合う
- 慢性炎症の関与
- 認知機能低下により口腔衛生状態が悪化する
- 社会生活と口腔と食
- 認知症初期の方の口腔のトラブル・食のトラブル
- 適切に医療・介護へアクセスできない・していない
- 認知症の進行と食
- 認知機能低下した高齢者の食べられない
- 摂食嚥下機能とその障害 1
- 摂食行動を起こす脳機能
- 注意力→“注意資源”
- 注意力が足りない…!
- 注意力が足りないのに情報が多い…!
- もっと注意力が足りない…!
- 心がどこかに行ってしまっている
- 摂食嚥下機能とその障害 2
- 咀嚼と嚥下を起こす脳の機能
- 食べる機能のアセスメント
- 認知症高齢者の食支援プログラム
- 環境に影響され、本来の機能が発揮できない!
- 多職種で観察をしよう
- 対象者に役立つ観察評価は
- 対象者目線で観察評価
- 例えばこんな左麻痺の方にどんなアドバイス?
- 真上からも見て
- 半側空間無視
第3部 食と口腔を支えるアプローチ
- コミュニケーションの基礎
- 失われる知性を感性で補う
- 認知症の人への対応・コミュニケーション
- 対応方法
- 合理的配慮とは
- 例 目線を合わせた診療
- 理解を引き出す伝える技術
- 最大限の機能を引き出す伝える技術
- 認知症の人への対応・コミュニケーション
- 体性感覚と心理に配慮したケア
- 見える世界をわかりやすく
- 情報過多で混乱して食べ始められない
- キョロキョロするが食べない?
- 一つの食器からのみ食べ続ける?
- 全ての食事を認知できず食べ残す?
- 赤い皿スタディ
- 自分ですくうことができるのに、うまくいかない時がある
- 聴力と言語理解の問題
- 始まらない…食べ物を認知していない?
- 拒否的な行動:食べたくない気持ちのアピールかどうか
- 起きていられない・寝てしまう
- 摂食嚥下機能低下への配慮
- GH認知症高齢者への食事支援介入研究
- 多職種経口摂取支援チームマニュアル
- 在宅看取りを支える
- 快適な食事だけでいい
- 人生の最終段階のその先までも
- 認知症の人の歯科治療ガイドライン
- 認知症の人の食べる障害の変遷に伴走する
- まとめ
などとなっています。
このDVDを観ることで得られることは…
- 認知症患者と介護者の間に起こる悪循環がわかれば、患者さんに不快感やストレスを与えずに、適切なケアができるようになります
- 原因疾患は重複する?診断名が確定していても、他の疾患が重複している可能性を考慮できるようになるので、適切な歯科治療ができるようになります
- 認知症症状が明らかになる前に現れる症状や変化がわかるので、異常を早期に検知することができます
- 原因疾患別の食事の困難さの概要がわかるので、食事観察を行うだけでも、認知症の原因が推定できるようになります
- 原因疾患別の特徴が分かります
- 変性性認知症と脳血管障害の嚥下障害の違い。嚥下訓練の効果に違いがあります
- 今後、避けては通れない「認知症の緩和ケア」。その考え方が理解できるようになります
- 認知症高齢者の食支援プログラム
- 認知機能と口腔機能の関わりに関するエビデンスが紹介されているので、これまでモヤッとしていた繋がりがわかるようになります
- 「食べられない」認知症高齢者に対するアセスメントと介入の方向性がわかるようになります
- カーネマンの「注意のモデル」とは?認知症による実行機能障害が理解できるので、適切な食支援ができるようになります
- 多職種で認知症患者の食事観察する場合のポイント「家政婦は見た」方式とは?
- 認知症患者の気持ちの特徴。この特徴と対応方法を知っていれば、よりスムーズな歯科治療が可能になります
- 認知症患者の機能を最大限に引き出す“伝える技術”。この技術は試みる価値があります
- 認知症患者への対応の心得“3つの「ない」”とは?
- 食事における認知症患者の拒否的な行動。実は“拒否”ではない可能性があります。どの行動の意味を推察するための実践的な方法がわかります
などなどです。
A.F. –
面白かった
T.Y. –
素晴らしい
M.S. –
患者さんのエンディングにピンポイントで関わっているわけではないというとことに共感しました
I.H. –
認知症疾患別の食の困難性や対応について参考になった
H.S. –
認知症別の症状が参考になった
T.S. –
認知症患者の方自身の心情を改めて説明していただき、場面場面においてどのように思われ不安を抱いているのかなど開設頂きながら、自身の診療場面に照らし合わせて聴講させて頂けました
N.M. –
認知症の画像識別は興味深く、また、変性性認知症と脳血管障害の嚥下障害の違いの医学的にも知りました。食と口腔を支えるアプローチ、チーム連携は参考になりました
A.K. –
認知症患者の心理を理解するのは困難であるが必要であるとも感じました
S.Y. –
ビスケットで飲み込めた事例が参考になった
N.K. –
認知症患者の違いが良く分かった
T.F. –
認知症に関する最新の内容が入っていてとてもためになりました
R.M. –
以前から脳血管障害による認知症と他の認知症の方では訓練での成果が違うと感じていましたが、きちんと両者を理解して訓練をしていかなければと思いました。また食具の色、配膳の仕方、対応の仕方など大変参考になりました
M.Y. –
革めて四種類の認知症についての説明とそれによる食事の形態についてドラマチックに説明がされており、わかり易かった
T.T. –
終末期における摂食・嚥下障害の対応について、亡くなった時のことは心得ていなかったので参考になった
N.K. –
認知症について理解が深まりました
S.A. –
認知症の進行に伴いその変化に対する対応の考え方が学べてよかった
M.M. –
認知症患者の接し方が参考になった
S.M. –
具体例がとても分かりやすくて参考になりました
M.M. –
配膳の工夫でワンプレート方式、丼物にするが参考になった
Y.K. –
認知症終末期では、末期がんより嚥下障害、肺炎、発熱等の不快症状が多く、緩和ケアが必要であるという点
A.K. –
実際の経験に基づいた認知症の方の特徴を踏まえた対応方法を話していただいたのでわかりやすかった
T.S. –
認知症に対して深く学ぶことができてよかった
T.M. –
歯科医師も認知症に対する知見を増やす必要があることを実感しました
S.H. –
認知症に対する合理的配慮について、根拠のある対処方法が参考になった
E.I. –
多職種連携の大切さがわかりました
M.O. –
話が上手で、楽しく受講できました
S.S. –
アルツハイマー型認知症の方だと、食感が異なるものを与えると嚥下反射が起こるといったような新しい知見が得られて参考になりました