呼吸と嚥下の関係

講師:学校法人四徳学園 長野保健医療大学附属リハビリテーションクリニック 理学療法士 3学会合同呼吸療法認定士 前角滋彦先生

(17 件のレビュー)

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まずは、収録セミナーの一部をご覧ください

なんとなく患者さんのポジションがしっくりこない…

片麻痺などの中枢性疾患で運動や感覚機能が低下している患者さんの口の中を覗き込もうとした時に、なんとなく患者さんのポジションがしっくりこないと感じたことはないでしょうか?忙しい訪問の現場では、患者さんのポジションに違和感を感じたものの、すぐに別のことに気をとられてしまい、そのままになってしまったということもあるでしょう。

でも、そのまま口腔ケアを行うのは安全とは言えません。

なんとなく患者さんのポジションがしっくりこないと感じるのは、患者さんが姿勢をうまく制御できていないため。身体のバランス機能がうまく働いておらず、不安定になっているので、身体が緊張して強張っています。

このような患者さんの多くは、呼吸や嚥下に問題を抱えています。呼吸と嚥下のタイミングがずれて誤嚥しやすくなっているので注意が必要です。

このため、口腔ケア前にポジショニングを確認することが重要です。適切なポジショニングを取れば、体位が安定して身体の緊張が解け、呼吸や嚥下がしやすくなります。

このDVDでは、呼吸と嚥下のメカニズムをもとに患者の呼吸困難を軽減する「呼吸介助」の仕方や摂食嚥下に適したポジショニングの方法などを動画を用いて詳しく解説しています。

このDVDの収録内容の一部をご紹介すると…

Prat1:呼吸と嚥下の関係

  • なぜ呼吸が重要なのか?
    • ポール・マクリーンが提唱した脳の三層構造
    • 嚥下の5期
    • 摂食・嚥下と呼吸の神経機構
    • 呼吸と嚥下の協調性(嚥下性無呼吸)
  • 呼吸器について
    • 肺について
    • 肺の位置
    • 吸気時の胸郭(肋骨)の動き
    • 呼吸筋
  • 呼吸の仕組み
    • 脊柱と肋骨の可動性
    • Zone of appositionによるwinding piston
    • 横隔膜呼吸
    • スパイログラム(呼吸機能検査)
    • 拡散(肺胞レベルでのガス交換)
    • 標準酸素解離曲線
  • 低酸素血症
    • 肺胞低換気をきたす疾患
    • 呼吸不全
    • 換気・血流比不均等分布
    • 換気血流比の不均等分布:下側肺障害
    • 拡散障害
    • 右-左シャント(shunt)
  • 実際の呼吸評価
    • 痰はなぜ出るのでしょう?
    • 気道清浄化メカニズム
      • 粘液線毛エスカレーター
      • 側副気道
      • 二層流
    • 痰の移動を促進させる因子
  • 横隔膜呼吸(腹式呼吸)のメリット
  • まとめ

Prat2:呼吸介助のメリット

  • 呼吸リハビリテーションの目的
  • よく見る臥位状況
  • 姿勢制御
    • どちらが安定してますか?
    • 不安定な環境や姿勢がもたらす影響
  • 身体の緊張が及ぼす様々な弊害
  • 安定した無理のない姿勢
  • 『目的』によりポジショニングも変化
    • ギャッジベッド時にも注意を
  • 姿勢の安定には腹圧がポイント
    • 胸式呼吸と腹式呼吸の相対的関係
    • 腹圧の低下による弊害
  • 「摂食・嚥下」に適したポジショニングとは?
  • 姿勢に現れる腹圧の異常
  • ポジショニングの例
    • 介入前
    • 介入後
  • 坐位での対応も考える
  • 頚部・肩甲帯周囲への感覚入力
    • 頚部・肩周囲のリラクゼーション(ストレッチ)
  • 体幹柔軟性(リラクゼーション)の獲得
  • 呼吸を介助(スクイージング)
    • タッチングのポイント
    • 呼吸介助(スクイージング)
  • 軽い揺すり刺激による変化
  • 坐位での上肢トレーニング
  • 体幹機能トレーニング(並進バランス)
  • 坐位での体幹トレーニング
    • 坐位姿勢もトレーニングになります
  • どこを目指すのか?
  • まとめ

などなど。

このDVDを観ることで得られることは…

  • 呼吸と嚥下の関係がよく理解できるようになりますので、口腔ケア中の誤嚥や呼吸障害予防に役立てることができます
  • 呼吸のメカニズムの基礎がわかるので、多職種連携の場において、スムーズな意思疎通ができるようになります
  • 誤嚥と密接な関係にある「嚥下性無呼吸」。健常者と誤嚥しやすい患者さんとの比較があるので、患者さんを観察しているだけで誤嚥しやすいかどうかを判断できるようになります
  • 呼吸において絶対的に重要な「横隔膜」の作用が図解されているので、呼吸のメカニズムが深く理解できるようになります
  • なぜSpO2が重要な指標になるのか?なぜSpO2は100%にはならないのか?知っていそうで明確に答えられなかった疑問がすんなりと理解できるようになります
  • 「低酸素血症」を引き起こす様々な要因とは
  • 痰を発生させる3つのメカニズム。このメカニズムを知っていれば、痰が出にくい患者さんのどこに原因があるのか推測できるようになります
  • 寝たきりの患者さんの筋肉が緊張している理由。安定した姿勢をとることができれば、筋肉の緊張がほぐれてケアしやすくなります
  • 私たち誰もが持つ「固有感覚」。筋・腱・関節・内耳に存在するセンサーです。このセンサーに適切な刺激を加えることで筋緊張の緩和が可能となり、摂食嚥下動作が楽になります
  • 理想的なギャッジアップ位置を確保するために注意すべきこと。この点に注意してギャッジアップすると姿勢が安定します
  • 頸部から胸部の緊張が高まった状態で摂食嚥下動作が困難な患者さんに多い呼吸方法とは?この呼吸方法が取りやすい座位にすると頸部から胸部の緊張がほぐれて摂食嚥下しやすくなります
  • 嚥下動作を改善するための呼吸介助法。換気を促すだけではなく、ポジショニングとの組み合わせにより安定、安楽が確保できるようになります
  • 過緊張患者さんのポジショニングの例があるので、患者さんに楽な姿勢を取ってもらって口腔ケアしやすくするための参考になります
  • 頸部・肩周囲のリラクゼーション、呼吸介助および座位での体幹トレーニングなどを動画を使って解説されているので、リラクゼーションやトレーニングなどのコツがわかります

などとなっています。

呼吸と嚥下の関係」への17件のレビューをご覧ください

  1. K.S

    腹式呼吸と嚥下の関係やポジショニング、体幹の重要性が図や動画でわかりやすく解説されていました。

  2. Y.K

    嚥下や呼吸の基本から教えて下さったので、とても丁寧でわかりやすかった。

  3. N.N

    上腕挙上の運動で注意すべき点を教えていただいてよかった。

  4. S.K

    これまで「なんかポジショニングが良くないな」と思っていても、どうすればよいのか分からなかったのでとても勉強になりました。「感覚入力」というワードは聞いたことがあったのですが具体的には分からなかったので理解できてよかったです。

  5. A.K

    ポジショニングが学べてよかった。

  6. S.H

    口腔ケアの際 ポジショニングを考える時 口腔機能向上トレーニングの参考になりました。

  7. R.K

    外呼吸、内呼吸ともに重要。腹式呼吸、胸式呼吸はどちらも必要だが効率が良いのは腹式呼吸で優位に活用されている事。状態に合わせたポジショニングをとることにより呼吸の安定性を保持できるので技術を取得したいです。

  8. T.M

    姿勢の安定と腹圧の関係性について。とても興味深い内容でした。

  9. M.N

    学生時代の解剖学などを思い出しながら受講しました。臨床で話したくなるような内容でとても楽しくあっという間に視聴し終わりました。

  10. A.M

    呼吸と嚥下は非常に大切な関係であること、他業種の方たちとの連携も大切だということが分かりました。実際現場で姿勢をかえたり、首を動かしたりすることは力がいることもありますし、筋肉の拘縮もあるため動かすことが怖い、と感じていましたが、ゆっくり時間をかけて行えば良いことを教えていただきました。

  11. M.Y

    坐位が安定していると有利ということ。感覚入力の仕方がよくわかりました。

  12. M.O

    姿勢調整、呼吸介助が理解できた。

  13. Y.S

    呼吸と嚥下の関係については初めて知ることばかりだったのでとても面白かったです。

  14. Y.Y

    ギャッチアップの時に注意すべき点などはこれからの臨床で気をつけようと思いました。

  15. S.M

    呼吸のメカニズムの詳細から呼吸介助まで専門的なお話はとてもためになりました。

  16. G.M

    ポジショニングのコツが分かった。

  17. Y.Y

    リラックスした姿勢が容易な嚥下につながる。

このように、多くの方から高評価を得ている内容となっています。

詳細情報

講師

学校法人四徳学園
長野保健医療大学附属リハビリテーションクリニック
理学療法士 3学会合同呼吸療法認定士 前角滋彦先生

お届けするもの

セミナー収録DVD(2枚約141分)
セミナー資料(A4版39頁)

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