このDVDの収録内容をご紹介すると…
第1部 寝たきり高齢者の口腔機能の改善
- 在宅での歯科診療
- 嚥下障害?
- これでも私は口から食べている
- もう一度口から食べたい
- これなら私も食べられる
- 昨春の保険改定
- 歯科医療に求められるもの
- 摂食嚥下のリハビリテーション
- 医療連携を組み立て行くのか?
- かかりつけ歯科医の意見書システムフローチャート
- 食べることの流れ
- 嚥下造影検査
- 乳児の咽頭と嚥下
- 嚥下内視鏡検査で観察される部位
- 摂食・嚥下障害を疑う主な症状
- 高齢者にみられる食べることの障害
- 口腔機能低下症の概念図
- 口腔機能低下症の診断
- 摂食・嚥下障害の原因
- 口腔内の汚れと誤嚥性肺炎の関係
- 誤嚥性肺炎の原因は一つではない
- 服薬と口腔機能
- 嚥下に関係する感覚神経の働き
- 嚥下障害を起こす疾患
- 認知症
- 脳血管障害
- 脳出血
- 脳梗塞(脳血栓・脳塞栓)
- 脊髄小脳変性症
- Parkinson病
- 筋萎縮性側索硬化症
- 多系統萎縮症
- プランマー・ヴィンソン症候群(Plummer-Vinson症候群)
- 経管栄養者
- 認知症の食事の異常と対応
- 構音機能障害と発語障害
- 口腔内の汚れと誤嚥性肺炎の関係
第2部 老化による摂食・嚥下器官の変化
- 加齢による変化「ほとんどは機能低下」
- 代謝・排泄機能の低下
- 口腔粘膜の変化
- リハビリテーションの手順
- 口腔ケアの実施による高齢者健康状態への影響
- 食道ガンの経過に対する口腔ケアの効果
- 口の不健康がもたらす全身への影響
- 舌の変化
- 唾液腺の変化
- ガムラビング
- 冷圧刺激(嚥下促通訓練の一つ)
- 顎関節の変化
- 形態異常に対する介護:義歯装着の必要性
- 老化による摂食・嚥下器官の変化:口腔
- 口唇・舌・頬の訓練
- 口唇・舌・頬マッサージ
- 口腔内の汚れと誤嚥性肺炎の関係
- 顎介助・口唇介助
- 自食の介助
- 老化による摂食・嚥下器官の変化:咽頭
- 喉頭の下降と咽頭腔の拡大
- 喉頭・咽頭部の変化
- 喉頭下垂 喉頭挙上不良
- 喉頭挙上・UESの開大に効果的な訓練
- Shaker訓練
- 開口訓練
- 嚥下おでこ体操
- 加齢に伴う咽頭・喉頭部の変化
- 高齢者の口腔疾患
- 高齢者の呼吸器疾患
- 肺炎
- プッシング・プリング訓練
- 唾液の分泌低下;服薬の影響
- 過敏症状/拒否反応
第3部 摂食嚥下障害の評価
- 摂食嚥下障害の評価
- 問診票(聖隷式嚥下質問紙)
- 摂食・嚥下障害で診察を希望するきっかけ
- 誤嚥、窒息の既往
- 繰り返す肺炎、発熱、脱水、低栄養
- 拒食、食欲低下、食事量の減少
- 食事時間の延長
- 食の嗜好の変化
- むせや痰
- 食後の嗄声
- 夜間のせき込み
- 咽頭違和感・食物残留感
- 摂食嚥下障害の評価
- 反復唾液嚥下テスト(RSST)
- MWST(Modified Water Swallowing Test)
- 水飲みテスト
- Food Test
- 咳テスト
- 会話明瞭度検査
- ブローイング検査(Blowing test)
- 頸部聴診法
- 舌の観察
- 舌咽神経・迷走神経の観察
- 姿勢のアセスメント
- ミールラウンドの意味合い
- 介護・医療・行政の協同支援
- ミールラウンドから支援の方法を考える
- ミールラウンドの基礎
- もちろん口腔内も事前に診査します!
- 摂食嚥下リハビリテーション 精密検査
- 嚥下関連器官の形態の比較
- パーキンソン病
- 窒息 誤嚥性肺炎患者
- 嚥下内視鏡(外来)
- 内視鏡システム
- 内視鏡(VE) 利点
- 内視鏡(VE) 欠点
- VEで見えてくるもの
- 前準備
- VE検査のポジショニング
- VE検査のリスク回避
- 保持位置
- 摂食・嚥下評価
などなど。
このDVDを観ることで得られることは…
- たったこれだけで、摂食嚥下障害の評価・診断からリハビリテーションおよび再評価の流れと概要を把握できようになります
摂食嚥下障害の評価・診断方法や摂食嚥下リハビリテーションのやり方だけでなく、摂食嚥下障害の原因となる疾患や摂食嚥下障害の症状などが詳細に解説されているので、適切な摂食嚥下障害への対応ができるようになります - 高齢患者に多い摂食嚥下障害の症状とその原因がわかります
これを知っているだけでも、正しい摂食嚥下障害の評価・診断ができるようになります - 嚥下に関係する感覚神経の働きが再整理できます
- 患者さんの疾患別に摂食・嚥下機能への影響がわかるので、疾患名を聞いただけで口腔機能の状態を推定できるようになります
在宅高齢患者さんに多い、脳血管疾患、脳性麻痺、脳腫瘍、認知症などの摂食・嚥下機能への影響が簡単にまとめられているので臨床に役立ちます - 老化による摂食・嚥下器官の変化が理解できるようになるので、適切な摂食嚥下リハビリテーションが行えるようになります
口腔および咽頭が老化によりどのような影響を受けるのか、それらの機能低下が認められた場合、口唇・舌・頬や咽頭などにどのような訓練・マッサージ・介助をすべきかを解説しています - 高齢患者からよくある主訴から判断できる摂食嚥下障害とは?
繰り返す肺炎・発熱、脱水、食事量の減少、食の嗜好の変化、むせや痰などの症状から、ある程度の摂食嚥下障害を推定することができるようになります - 摂食嚥下障害のスクリーニング検査の概要と注意点がわかるので、適切な診断ができるようになります
- 患者さんの摂食・嚥下に関する多くの情報を一度に得て、摂食嚥下障害の評価・再評価に有効なミールラウンド実施のポイント
摂食嚥下障害患者のミールラウンドにおいて確認すべき事項がわかるので、一度に多くの情報を入手することができるようになります - 内視鏡(V E)精密検査で確認できる摂食嚥下障害と検査における注意点およびV Eの使い方がわかるので、より正確な診断ができるようになります
- セクションごとに「習熟度テスト」があるので、学んだ知識の整理ができ、より理解が深まります
などなどです。
R.M –
乳児と高齢者の喉頭の形態が似てくるとは思っていませんでした。片や元気な筋肉、片や筋力低下で機能的には大きく違う点が摂食嚥下機能の向上期と衰退期と同じ図で興味深く思いました。機能の面では同じような状態をすごいと思っていましたが、形態でも同じとは。 今まで、姿勢観察の時、足底が着地するのは覚醒にとても必要と思い、また実際着地された方の覚醒状態から納得していましたが、姿勢の安定にも役立っている部分は気付かずにおりました。これからの説明でしっかり入れていきたいと思います。VEの挿入のための距離を指である程度確認できるのはとても役立つ知識となりました。
T.F –
わかりやすくまとまっていて良かったです。
A.K –
多職種連携の項目は非常に役立った。
M.M –
診療前の事前の情報収集の大切さを痛感した。また、内容も充実していて大変ためになる講義だと思った。
S.A –
①脳卒中患者の嚥下障害の発現頻度、②粘膜の変化。特に萎縮、③VE検査時のファイバー挿入時の目安。
N.H –
全般的にとても興味のある内容であり、わかりやすく説明して頂きありがたかったです。多職種の中でもリーダーとして深く携わっていかなければいけない知識です。実践も通し、ますます理解を深めていければと思います。会話明瞭度検査は手っ取り早い検査方法として明日にも実践できるかなと思います。あと、内視鏡の操作方法の気をつける点、内視鏡を取り出すときはレバーを解除する。内視鏡を入れすぎの場合、咽頭に入り込んでいる場合が多いなど沢山経験されているからこその情報もありありがたかったです。
S.M –
全体にとても理解しやすいお話でとても勉強になりました。
T.S –
高齢者と乳幼児の嚥下が似ている話が興味深かったです。
M.Y –
普段何気なくしている摂食嚥下の動作が加齢によりここまで機能低下を起こすのだという事、その機能を回復させるのも歯科医師の重要な仕事だと感動した。『長生きしたかったら口を奇麗に!! 口を鍛えろ!!』素敵なスローガンだと思います。
M.O –
口腔乾燥における、唾液腺の機能減少率の数値がわかった。
S.H –
スクリーニング全般についてよかった。
K.T –
口腔機能の改善がいかに重要か、改めて理解が深まりました。後は、どのように、市民講座のレベルで、わかりやすく伝えられるかという事が、私たちの使命であると思いました。
T.T –
具体的な事例があるのでわかりやすかったです。
A.K –
ちょっとしたことを逃さないようにすることで、高齢者の方の嚥下障害に早期に気付くことができることを忘れないようにしたい。
E.I –
VE,VFの違いがわかりました。