訪問歯科のための医科歯科連携実例集 ー情報共有の仕方・照会状の書き方ー

19,800 (税込 21,780)

商品コード: 45914 カテゴリー:

まずは、医科歯科連携に関する座談会の様子の一部をご覧ください

医科歯科連携と言うけど、どうすれば良いかわからない…

ご覧いただいたように、多くの先生が安全な訪問歯科診療には医科との連携の必要性を感じており、現場で試行錯誤されているものの、具体的にどうやっていけば良いのかわからないと悩んでいらっしゃいます。

医科医療者の歯科に対する考え方や置かれた環境・立場などによっても連携の難易度が変わってきますが、医科歯科連携には、まずは情報共有が基本となります。

情報共有するということは、発信する歯科医師と、それを受け取る医科医師あるいは医療者が互いに十分に内容を理解することです。発信する歯科医師が送った内容が、受け取った医科医療者にその意図が伝わり、反対に問い合わせた相手方から送られてきた患者さんの情報を歯科医師が完全に理解するということです。

ところが、使っている用語一つを取っても医科と歯科では違っている場合があります。また、「こういう風に言えば、相手はわかってくれるだろう」と思っても、実際には、相手に伝わっていないことも多くあります。

長年お付き合いのある医療者との間であれば、相手のレベルや使う言葉もなんとなくわかるでしょうが、患者さんによって、担当する医療者は当然変わるので、毎回、初対面の方とコミュニケーションを行わなければならないといった難しさもあります。

情報共有のスタートとなる「照会状」の書き方を解説

そこで今回、東京医科歯科大学大学院 麻酔・生体管理学分野 教授 深山治久先生に、座談会の中でも話題となっていた医科医師と最初に情報共有する「照会状(診療情報提供書)」について、正確な情報発信の仕方、受け取った情報の理解の仕方を、訪問診療の現場に多い9つの疾患別に詳細に解説したハンドブックを執筆していただきました。

ハンドブックの概要はこちらをご覧ください

そのまま使える照会状のテンプレートもご用意しました

疾患別の「照会状(診療情報提供書)」の書き方がわかっても、実際に書こうと思うと、どのように書いたら良いのか悩んでしまいます。

そこで、患者さんの症状などに合わせて、ちょっとしたアレンジをするだけで、簡単に照会状が書けるようになるテンプレート(Word形式)をご用意しました。

また、医科医師に「照会状(診療情報提供書)」を送る際に必要な「送付状」のフォーマット(Word形式)もご用意しました。

疾患の診療情報提供書
白紙の送付状

ハンドブックをご覧いただきながら、必要箇所に入力していただくだけで、簡単に「送付状」と「照会状(診療情報提供書)」が作れて便利です。ぜひ、ご活用ください。

単なるハンドブックとテンプレートではありません!

これは安全に訪問診療を行うためのツールです。

ハンドブックは、常に携帯できるようにコンパクトなA5版にしました。患者さんの疾患名を聞いただけで、どのような症状があるかをすぐに理解できるようになります。また、治療前、治療中、治療後に確認すべき事項や治療上の注意事項などをすぐにチェックできるので、安全な治療に役立ちます。

さらに、診療情報提供書のテンプレートをタブレットPCなどに入れておけば、訪問の現場ですぐに診療情報提供書が作れます。診療情報提供書を作成するための重要な情報を聞き漏らすこともありません。

このハンドブックの目次

  • はじめに
  • 第1章 情報共有と照会状の書き方
    • 情報共有のポイント
    • 挨拶文の書き方・挨拶文の例
    • 照会文の書き方
    • 良い照会文の例
    • 照会状の書式
    • 照会状の送り方
  • 第2章 医科歯科連携に係る診療報酬
    • 診療情報連携共有加料 120 点
    • 在宅総合医療管理加算 50 点
    • 診療情報提供料(I)250 点
    • 診療情報提供料(II)500 点
  • 第3章 疾患別 情報共有と照会状の書き方
    • 脳血管疾患(脳血管障害)
      • 脳血管疾患とは/返書を理解するためのポイント
        治療前・治療中・治療後の注意事項
      • 照会状の例
    • 虚血性心疾患
      • 虚血性心疾患とは/返書を理解するためのポイント
        治療前・治療中・治療後の注意事項
      • 照会状の例
    • 高血圧
      • 高血圧とは/返書を理解するためのポイント
        治療前・治療中・治療後の注意事項
      • 照会状の例
    • 糖尿病
      • 糖尿病とは/返書を理解するためのポイント
        治療前・治療中・治療後の注意点
      • 照会状の例
    • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
      • 慢性閉塞性肺疾患とは/返書を理解するためのポイント
        治療前・治療中・治療後の注意点
      • 照会状の例
    • 喘息
      • 喘息とは/返書を理解するためのポイント
        治療前・治療中・治療後の注意点
      • 照会状の例
    • 肺炎
      • 肺炎とは/返書を理解するためのポイント
        治療前・治療中・治療後の注意点
      • 照会状の例
    • パーキンソン病
      • パーキンソン病とは/返書を理解するためのポイント
        治療前・治療中・治療後の注意点
      • 照会状の例
    • 摂食・嚥下障害
      • 摂食・嚥下障害とは/返書を理解するためのポイント
        治療前・治療中・治療後の注意点
      • 照会状の例
  • Column 治療に役立つパルスオキシメータ
  • おわりに

このハンドブックで得られることは…

  • 訪問歯科診療に訪れた患者宅や施設で、介護者・関係者から疾患名を伝えられた際に、医師にどのようなことを質問したらよいのか、安全な歯科医療に必要な情報を提供してもらうためにはどのような照会状を書けば良いのかがわかります
  • 医科歯科連携が取れて安全な歯科診療ができるようになるので、患者さんやご家族、介護者、施設の職員から感謝されます
  • 受け取った相手が感心する礼儀正しい「挨拶文」が書けるようになるので、丁寧な返書をもらえる可能性が高くなります
  • 照会状を送る際に必要な送付状や封書のフォーマットがあるので、そのまま相手の医院や自医院の情報を入れるだけで、すぐに最適な送付状が作れます
  • 9つの疾患ごとに、「疾患の概要」「照会状の書き方」「返書を理解するためのポイント」「治療前/治療中/治療後の注意事項」が整理されているので、安全な歯科治療実施の参考になります
  • Word形式の照会状のテンプレートと郵送用に送付状があるので、フォーマットを入力しなくても、患者さんの症例に合わせた改変だけで、すぐに使えるようになります

などなど。

さらに、「医科歯科連携実例集」をお求めの方には
次の無料特典をお付けいたします!

無料特典

「医科歯科連携 訪問歯科診療の情報共有の仕方」座談会の収録動画(61分)


冒頭でご紹介した、深山先生と5名の訪問歯科先生の座談会を録画した動画を無料でご覧いただけます。この座談会で話されていた内容は次の通りです。
  • 訪問歯科診療の現状について
  • 摂食嚥下について
  • 訪問診療で困ったこと・困った症例
    • 用語が違う・わからない > 口腔に関する意識の違い > 有病者の抜歯
    • 口腔がん > 悪性リュウマチ(非がんの緩和ケア)
    • 抜歯からの感染症(歯性感染症) > 誤嚥性肺炎 > 義歯による窒息
    • 食道のできものによる窒息
  • これからの訪問歯科医療

医科歯科連携のための情報共有だけでなく、訪問診療の現場の悩みや工夫、どのようなことに取り組んでいるかといった非常に有用な情報が満載です。明日からの訪問診療のお役に立つ内容となっています。

詳細情報

著者

東京医科歯科大学大学院 麻酔・生体管理学分野 教授 深山治久先生

お届けするもの

ハンドブック(A5版71頁)
CD-R(照会状9種、白紙の照会状、送付状)
特典映像視聴URL(深山先生との座談会:61分)

返品保証はございません

「訪問歯科のための医科歯科連携実例集 ー情報共有の仕方・照会状の書き方ー」はデジタルコンテンツを含んている商品特性上、返品保証はございません。