訪問診療でどこまで治療すべきか

講師:JR東京総合病院 総合診療科 医長 米永一理先生

19,800 (税込 21,780)

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訪問診療で全身疾患について相談されたら・・・

高齢の患者さんは特有の疾患や障害を多く抱えており、それらの疾患や障害の中には口腔機能に大きな影響を与えるものも少なくありません。高齢の患者さんは特有の疾患や障害を多く抱えており、それらの疾患や障害には口腔機能に影響を与えるものが多くあります。

このため、患者さんの疾患や投薬剤などが口腔機能にどのように影響があるかを知っていれば、効果的な歯科治療や口腔ケアを行うことができます。また、患者さんやご家族は歯科の専門分野をご存じありません。訪問診療の時に、様々な質問や相談をされることもしばしばです。

そんな時に、口腔内科の知識があれば、わかりやすい説明や適切な指導・助言ができるようになります。

訪問診療の現場でよく見かけ・相談されやすい全身疾患とその対処方法について、JR東京総合病院 総合診療科 医長の米永一理先生にセミナーで解説していただきました。

収録セミナーの一部をご覧ください

その他にも・・・

高齢患者さんに多い、糖尿病、高血圧、心不全、慢性腎不全、COPD、脂質異常症、脳梗塞などの概要や「在宅で見かける一発診断シリーズ」も全部で10症例があります。

例えば、嚥下障害が認められる高齢患者さんも、その原因が加齢によるものだけではないケースが多々あります。患者さんの生活状況の観察やご家族のヒアリングで、患者さんがベッドに斜めで寝ていたら、パーキンソン病を患っている可能性があります。

パーキンソン病患者さんの約半数に嚥下障害がみられ、不随意運動による食塊のコントロールの不良や、嚥下力の低下または弱まりによる誤嚥や残留などの障害が起こります。

このようなパーキンソン病の患者さんの薬がきれた時には、ベッドで斜めに寝ていることがあります。ですから、そういうことを知っていれば、パーキンソン病と診断されていない患者さんでも、ベッドで斜めに寝ていたら、パーキンソン病を疑うことができます。

また、心不全治療中の患者さんのご家族から「最近、食欲がない」と訴えがあったら、お薬手帳で「ジギタリス」が処方されているかどうかを確認します。ジギタリスを服用していたら、「ジギタリス中毒」の可能性を疑って、脈をとってみることも有効です。

ジギタリスの中毒症状としては、不整脈と消化器症状(悪心、嘔吐など)が中心ですが、不整脈によって脳血流が減少して食欲が低下することがあります。不整脈が確認されたら、主治医と中毒の可能性について相談することを勧めます。

さらに、ご家族から、患者さんの口の中が黒くなっているからと言われても「黒毛舌」とは限りません。高齢の患者さんの中には下剤を飲んでいる方も多く、下剤に含まれるマグネシウムが酸化したしたものが付着している場合もあります。そのような場合には、特に心配はないと説明できます。

このDVDの収録内容をご紹介すると…

  • 今回のポイント:知っていることが地域医療連携に必須
    • 各疾患をざっくりイメージ
    • 糖尿病のイメージ
      • HbA1cのイメージ
    • 高血圧のイメージ
      • 主な食品の塩分量
    • 炎症のイメージ
  • 多職種連携に関わるTOPICのおさらい
    • 超高齢社会に求められる医療像
    • 医療制度改革の方向性
    • 地域の急性期病院の今後
    • 平成30年度診療報酬改定の概要-歯科I、II
    • 緩和・看取りのキーワードはNBM
  • 各ガイドラインのTOPIC
    • 高血圧概要
    • 心不全概要
    • 糖尿病概要
    • 慢性腎不全概要
    • COPD概要
    • OSAS概要
    • 脂質異常症概要
    • 認知症概要
    • 脳梗塞概要
    • パーキンソン病概要
  • 在宅で見かける一発診断シリーズ
    • 症例① 食欲がないんです…
    • 症例② 食後意識を失いました…
    • 症例③ 声がかすれるんです…
    • 症例④ 口の中が黒いんです…
    • 症例⑤ 口から水がこぼれるんです…
    • 症例⑥ 顔が腫れて痛いんです…
    • 症例⑦ 顔が腫れて痛いんです…Part 2
    • 症例⑧ 尿が紫色になりました…
    • 症例⑨ ここ1ケ月で物忘れがひどく、歩けなくなりました
    • 症例⑩ 義歯がなくなりました…
  • 地域包括ケア・多職種連携例
    • 十和田市と十和田市立中央病院概要
    • 院外(地域)ケアチーム構成メンバーのイメージ
    • 院外(地域)ケアチーム構成メンバーの連携図
    • 上十三歯科医師会と十和田市立中央病院の関係図
    • チームで進める口腔ケアのポイント
    • チームで進めるケア浸透のための3段階
    • 摂食嚥下機能評価
    • 嚥下調整食コード分類
    • 食べさせ方の極意
    • 食形態と食べる機能の関係
    • 嚥下評価関係の点数
    • 高齢者のオシャレに応える
  • 『食べられない』と言われたら
    • 食べられない要因は何か
    • WHOの緩和医療3重点課題
    • 多剤処方の問題点
    • 誤嚥時の検討薬剤
    • VSED
    • 皮下補液・投薬方法(出血傾向、DICには禁忌)
    • 死亡場所の推移
    • 在宅訪問診療患者の動向
    • 訪問診療前に
    • 訪問診療では
    • 口腔内ウェットシート
      • 各社口腔内ウェットシートの比較
    • 消臭
    • 歯科で保険収載されている漢方
      • 新たに歯科で保険収載された漢方
  • 付録:嚥下内視鏡手順まとめ
    • 嚥下内視鏡検査時に準備する主なもの
    • その他嚥下内視鏡検査導入のために準備する主なもの
    • 嚥下内視鏡検査の手順
    • 嚥下内視鏡検査の注意を要する患者

などなど。

このDVDを観ることで得られることは…

  • 高齢患者さんに多い、糖尿病や高血圧のイメージと対処方法が鮮明になるので、患者さんの状況に応じた治療やリハビリなどの提案・助言ができるようになります
  • 患者さんの全身疾患や障害をわかりやすく伝えることができるようになるので、患者さんやご家族の理解を得やすくなり、より信頼されるようになります
  • 高齢患者さんのHbA1cが高いからといって、抜歯等の歯科治療ができないわけではありません。歯科治療の目安となるHbA1cの値とは?
  • 患者さんのご家族に紹介すると喜ばれる内科的な話の数々がわかるようになります
  • これは納得!「口腔ケアが大切」と思う画期的な説明方法。特に、男性患者に効果的です
  • 原因不明の熱発があったら、真っ先に疑うべき症状とは?1つは誤嚥性肺炎です。もう一つは…
  • 患者さんの「お薬手帳」をみるだけで心不全のステージが判断できるようになるので、歯科治療リスクの判別に役立てることができます
  • 心筋梗塞や脳梗塞患者さんにみられる「サイン」。これが見られると、毛細血管が硬くなっている証拠です
  • 糖尿病患者さんの投薬で知っておきたい3つの薬剤の特徴。これらの投薬でインスリン注射回数を減らせることもできるようになるので、患者さんの負担を軽減できる可能性があります
  • 75歳未満は「プロテイン」を摂取しない方がいい理由とは?
  • 「認知症か?」と思えるような患者さんに出会ったからといって、「認知症」診断を受診するように勧めるのは気が引けますよね?そんな時、患者さんやご家族に嫌な思いや不安を抱かせずに説明する方法がわかります
  • 認知症薬剤は認知症の進行を抑えるだけです。でも、逆に、認知症の症状が強くなったと感じたら、この薬の影響を疑ってください
  • パーキンソン病の患者さんが「食べられない」状態でも、投薬を変えると嘘のように改善できる場合があります。主治医に提案するために知っておきたい、パーキンソン病薬の特徴がわかるようになります
  • VE検査の準備・手順が簡単にまとめられているので、VE導入を考えている方の参考になります
  • 「義歯がない方がいい」患者さんの事例がわかるので、選択肢の幅を広げることができ、結果的に患者さんやご家族から感謝されるようになります
  • 歯科には直接関係ないが、患者さんの「良い看取り」のためにご家族に提案したい器具がわかります
  • 訪問診療で見かける症状の判断方法がわかるので、現場での対応がスムーズになって、患者さんやご家族からの信頼が厚くなります

収録セミナー「訪問診療でどこまで治療すべきか」参加者のレビュー

N.K. ☆5.0
一発診断シリーズは面白かった。

S.Y. ☆4.0
歯を残したことで家族に「なぜ歯を残したんですか?」といわれたお話が印象に残っています。

志賀 英俊 様 ☆5.0
疾患のイメージや身近なものに例えたお話がとても分かりやすかったです。普段はあまり見ないような疾患や薬の話が勉強になりました。

M.E. ☆5.0
経験豊富な先生の講演は大変貴重であると感じた。大変ためになった。

M.M. ☆5.0
高齢者のHbAlcは9%台でもかまわない。低血糖の方が怖い。耳たぶに切込みがある人は要チェック。

H.K. ☆4.0
全身疾患について理解を深めた。

F.S. ☆4.0
口腔内科的知識が必要と感じた。

K.N. ☆4.5
全体的に、前置きが長く内容がうすい講演が多い中、非常に内容が濃く充実していました。逆を言えば、レベルが高すぎて内容が濃すぎました。もう少し長時間で複数回に分けて聞いてみたいです。

森 晃史 様 ☆2.5
訪問歯科医として患者さんだけでなく、家族とも含めたケア体制を形成していく必要性を感じた。

T.K. ☆4.5
最近の医療情報が得られた。

岩崎 健将 様 ☆4.0
心疾患、糖尿病、高血圧症、基本的なイメージが出来てわかりやすかった。

竹内 俊充 様 ☆4.0
疾患別の基本的な概要の説明がわかりやすかった。

T.F. ☆5.0
歯を残したデメリットは「そうか」と思いました。

山田 雅夫 様 ☆4.5
内科的知識を分かりやすく話して頂いた事がとても良い。

A.K. ☆5.0
大変薬に対する知識と使用法、分量も含めて参考になりました。

中澤 桂一郎 様 ☆5.0
糖尿病の数値にしても、うまくたとえて話をされるのが良かった。

T.A. ☆4.5
パーキンソン病薬の投与量で患者の怒りっぽさの違いというお話がありましたが、実際に担当させていただいた患者に類似例があり、非常に感慨深いものがありました。全く別人の様に見受けられました。

このように、多くの方が新たな気づきを得られた内容となっています。

詳細情報

講師

JR東京総合病院 総合診療科 医長 米永一理先生

お届けするもの

セミナー収録DVD(1枚 約60分)
セミナー資料(A4版48頁)

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