3つのキーフレーズで考える摂食咀嚼嚥下障害への対応 -あなたの口腔ケアはなぜ効果がないのか-

講師:一般社団法人 TOUCH 代表理事 舘村卓先生

39,800 (税込 43,780)

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まずは、収録セミナーの一部をご覧ください

患者さんの経口摂取を成功させるために必要なこと

摂食咀嚼嚥下障害のある患者さんに対して様々な経口摂取に向けた取り組みが行われていますが、その成果がみられないケースが多々あります。

そればかりか、非経口摂取の患者さんの気管カニューレと経鼻栄養チューブに付着したプラークが原因で肺炎を発症したり、液状の栄養剤を長期的に摂取することで腸管や口腔周囲筋の廃用化が進んで、ますます経口摂取が困難になったりすることもあります。

このような摂食咀嚼嚥下障害のある患者さんに対して、口腔の専門家として、患者さんの状況に応じた最適な対応や助言を行うためには、摂食咀嚼嚥下障害の原因や口腔周囲筋の役割などを理解した上で、摂食咀嚼嚥下リハビリテーションの方法及び食物の性状・量や食介助方法などを知っておくことが重要になります。

このDVDでは、摂食咀嚼嚥下障害の原因や口腔周囲筋の役割などを具体的な事例を用いてわかりやすく解説するとともに、現場で使える誤嚥防止技術やアイデアを紹介します。

このDVDの収録内容をご紹介すると…

  • 何故 経口摂取が望まれるのか
    • 腸管の断面
    • 尿路結石
    • 栄養上の問題
    • ある高齢のご婦人
    • 低栄養のままで立派な義歯を入れると噛めるのか?
    • 歯科医療を待つ人数は?
  • 摂食咀嚼嚥下リハビリテーションの3つのキーフレーズ
    • 気管カニューレと経鼻栄養チューブ
    • プラークが原因の発熱の特徴
    • 主な死因別死亡者数(%)
    • 口腔ケア あれこれ
    • 人工呼吸器関連肺炎、医療・介護関連肺炎
    • Gold standard(?)
      • 舌咽神経腫瘍術後
      • Speech Aid
  • なぜ、ヒトは誤嚥するのか
    • 馬の喉頭近傍の矢状断面観
      • 呼吸時と嚥下時における鼻腔・口腔・食道(馬)
    • ヒトの頭蓋顔面の断面
      • 軟口蓋の独立+長い咽頭の成立
    • 嗜好
  • 食物摂取機能の発達過程
    • 哺乳時の乳首周りの取り囲み
    • 乳児と成人での気管口の位置
    • 乳児嚥下とは
    • 仰臥している成人での液体の流れ
    • 原始反射
    • 離乳に向けた反射の消失
      • 要介護者に当てはまるか…
    • 離乳(=固形物の摂取)が可能な条件
  • 機能発達-初期
    • 離乳初期食の特徴・要件
      • 物性が同じでも一口量の相違は処理法を変化させる
      • 一定量の「プリンなど」を使うフードテストで嚥下機能が評価できるか
      • 刻み食はヒトに優しいか?
      • 要介護・高齢者に当てはまるか…
    • 機能発達-中期
      • 離乳中期食の特徴・要件
    • 機能発達-後期
      • 離乳後期食の特徴・要件
    • 市販離乳食はうまくいかないことがある
  • 摂食・咀嚼・嚥下機能(先行期)
    • 1日生活リズム-自宅療養者
      • 準備期
    • 咀嚼機能の低下と食事内容の変化
    • ボタン訓練法は効くか?
      • 口輪筋活動
    • 咬合力≒体重
    • 要求筋力と筋力増加率(概念)
    • 顎関節、顎骨、咀嚼筋(閉口筋)
    • 下顎運動-顎関節運動
  • 姿勢と開口量
    • 長期の仰臥位での顔貌とコメント
    • 長期の仰臥位での口腔
    • PAP : Palatal augmentation plate
      • Muscle spindles(筋紡錘)
      • Tensor Veli Palatini Muscle(口蓋帆張筋)
      • 口唇閉鎖が弱いのにPAPを使うと…
  • 摂食嚥下機能を賦活する方法
    • 仰臥位と横隔膜
      • バギーのベルト
      • 小児の助骨の走行
      • 小児助骨と成人助骨
      • 体幹保持のハーネスを緩めた
    • 唾液の分泌
    • 唾液の作用
    • 加齢と唾液分泌
    • 反復唾液嚥下テストで嚥下機能が評価できるか
    • 口腔期
      • 口腔期の役割=咽頭へ送る推進力を作る
      • 長期間咬合に関わる義歯を外していると口腔容積は低下する
      • 正常な嚥下
      • 嚥下時の口峡の開放-再閉鎖
      • 口蓋帆挙筋、口蓋舌筋の活動量と嚥下量
      • Muscle spindles(筋紡錘)
      • 粘度と至適嚥下量
      • 試料のレオリジー特性
      • ニュートン流体嚥下時の筋活動
    • 一定量の水飲みテストで嚥下機能が評価できるか
      • 粘度のずり速度依存性
      • ずり速度
      • 作成試料の調整
      • 各試料の「定常ずり粘度」の「ずり速度依存性」
      • 被験者全体の嚥下時の筋活動量
    • 一定量の「プリンなど」を使うフードテストで嚥下機能が評価できるか
      • 舌-口蓋の圧迫力(性状の相違-液体と固体)
      • 咽頭期 嚥下第2相前半・後半
      • 咽頭期嚥下に必要な条件
  • 誤嚥防止姿勢(3点セット)
    • 喉頭挙上運動が抑制される状態とは
    • ソファに長く座っていると腹圧が高まる
    • 椅子での座位
    • 人的因子(家族、介助者)の改善
    • ベッドは…
      • 30度神話?
    • 夫婦湯呑み茶碗は愛の印か?
      • End cut cup
  • 食道期 嚥下第3相
    • とろみ食材(キサンタンガム系)
      • 治具(φ12mm)の落下時間(sec)
      • 治具(φ12mm)の塩分添加時の落下時間
      • 咽頭通過時間
    • From the HIP, to the LIP

などなど。

このDVDを観ることで得られることは…

  • 今まで、なんとなく知っていた経口摂取が必要な理由が明確に理解できるようになるので、目の付け所が変わって、状況に応じた適切な処置や助言ができるようになります。
  • 経口摂取していないと廃用していく筋肉がわかるようになるので、経口摂取をするに当たってストレッチすべき筋肉がわかるようになります
  • 摂食嚥下機能を賦活する3つの方法
  • 非経口摂取の患者さんの腸管が徐々に廃用化して行き、経口摂取が困難になる原因がわかるので、適切なリハビリテーションや食事の調理法の助言・指導ができるようになります
  • なぜ、低栄養患者さんに食事をさせるために義歯をはめさせてはいけないのか?患者さんが「噛むと痛い」理由がわかり、適切な対応ができるようになります
  • 非経口摂取代替栄養法からの離脱判定が難しい本当の理由
  • 非経口摂取の患者さんにみられる、プラークが原因の熱発の特徴とその理由がわかるので、肺炎を発症する前に徹底した口腔ケアができるようになります
  • 仰臥している高齢患者さんの口腔ケアは唾液を誤嚥する可能性が高くなりますが、仰臥していなくても「ある状態」の時に口腔ケアをやると誤嚥リスクが高まります。その「ある状態」とは?
  • 低栄養を改善する「意外と簡単な」食思強化方法とは?
  • 要介護患者さんに原始反射が見られたときにやるべき対応がわかるので、現場で慌てずに対応できるようになります
  • 要介護患者さんが固形物の摂取が可能か否かを判断するための条件がわかるので、誤嚥・窒息などのリスクを低減できるようになります
  • 施設等で使われている「刻み食」。この「刻み食」を食べるのに必要な機能がわかるようになるので、現場で適切な助言ができるようになります。
  • 在宅療養患者さんにありがちな誤嚥の原因とは?これを改善するだけで誤嚥のリスク軽減が可能となります
  • 経口摂取の有無にかかわらず「上顎義歯」を早めに入れないと口唇機能が低下する理由がわかるので、その後の経口摂取リハビリが容易になります
  • 筋肉のリハビリに丁度いい「筋力」レベルがわかるので、リハビリの効果を最大限に引き出すことができるようになります
  • 寝たきりの患者さんの閉口が困難になって口腔乾燥する原因がわかります
  • 非経口摂取の患者さんを経口摂取に移行させるときにやるべきリハビリ方法とは?
  • 誤嚥防止に役立つ姿勢とそれを保つための車椅子やベッドでの工夫がわかるので、ご家族や施設スタッフに適切なアドバイスができるようになります
  • お粥を食べている患者さんが途中からむせ出す理由。「あるもの」がお粥を徐々にシャバシャバにすることから起こります

などとなっています。

収録セミナー「3つのキーフレーズで考える摂食咀嚼嚥下障害への対応 -あなたの口腔ケアはなぜ効果がないのか-」参加者のレビュー

(18 件のレビュー)
  1. T・A (承認)

    誤嚥防止姿勢や食形態の重要性について、確認できました。誤嚥防止姿勢の3点など基本的なところから現場でしっかりできるようにしておきたいと思います。

  2. H・S (承認)

    最初から3つのフレーズに関連付け非常に整理しやすくわかりやすかった。

  3. M・S (承認)

    小児期の食物摂取機能の発達過程が参考になった。

  4. O・M (承認)

    ベッド上での食介助の方法が理解できた

  5. O・M (承認)

    離乳期の食物摂取機能の発達過程が高齢者の食物摂取機能訓練の参考になることがわかった。

  6. Y・K (承認)

    ボタン引っ張り試験のまちがった評価

  7. O・Y (承認)

    講師の先生のお話が面白く、あっという間の3時間でした。
    ヨード製剤の話はすぐに診療所で話しました。
    味覚の話も興味深かったです。

  8. M・F (承認)

    第一部、離乳食を参考とした、機能評価の方法、時期に行うべき関節訓練方法が具体的に説明されており、大変参考になりました。舌訓練は実施していましたが、口蓋帆張筋のストレッチは全く行っていなかったので、ぜひ取り入れていきたいと思います。

  9. M・M (承認)

    頬ずりをすることで反射刺激が少なくなるということで、我が子も指しゃぶりをするので頬ずりでやめれるといいなぁと思います。寝たきりのケアに入っていますがやっぱり姿勢が大事なことに改めて感じました。

  10. I・N (承認)

    とろみは唾液の成分アミラーゼで分解されてしまうというのは、衝撃的でした。
    先生の講話が、最初から最後まで楽しく見てきくことができあっと言う間でした。

  11. K・M (承認)

    誤嚥性肺炎の原因に、それほどにもプラークが関与しているのかと改めて驚いた。微熱がある時も口腔ケアはした方が良いという事にも知らなかった。

  12. M・T (承認)

    上顎義歯装着の必要性は、指導説明の参考にさせていただきます。全ての内容が興味深く、楽しい講座でした。本日はありがとうございました。

  13. F・M (承認)

    前職場を退職した後にたまたま訪問診療のための勉強をしようと思い手にとったのが先生の本でした。自分の中にずっとあった漠然とした疑問がするすると解けていくと同時に「何故か」を常に考えることの大切さを教えていただいたように感じています。ありがとうございました。

  14. N・S (承認)

    私達が口腔ケアをする時、「誤嚥性肺炎を起こすから姿勢は大事

  15. F・M (承認)

    姿勢が大事だというセミナーでよく聞いていたが、実際どういうふうにというのはなかったので理解できた。

  16. T・T (承認)

    0乳幼児と高齢者の咀嚼嚥下についての説明が解りやすかったです。舌のリハビリをケア時にもっと行っていかないと思いました。

  17. I・A (承認)

    幼児の特徴、機能とひかくしながらのお話がとてもわかりやすく役に立った。

  18. Y・A (承認)

    色々理解してきたことに対してその理由(理)がわかってよかったです

このように、多くの方から高評価を得ている内容となっています。

詳細情報

講師

一般社団法人 TOUCH 代表理事 舘村卓先生

お届けするもの

セミナー収録DVD(2枚 約154分)
セミナー資料(A4版87頁)

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