高齢者との違いを理解し、小児診療のポイントを掴む

小児に対する訪問歯科診療の口腔管理

講師:松本歯科大学 地域連携歯科学講座 主任教授 蓜島弘之先生

67,000 (税込 73,700)

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まずは、収録セミナーの一部をご覧ください

今年の診療報酬改定では、患者さんのライフステージに応じた口腔機能管理の推進を目的として、「口腔機能発達不全」が認められる小児の口腔管理の評価が新設されました。

しかし、訪問歯科診療の患者さんの多くが高齢者のため、「口腔機能発達不全」の詳細については、あまり知られていないようです。

「口腔機能発達不全」とは、小児が口腔機能を獲得していく過程で何らかの障害により、正常な摂食・嚥下ができなくなる状態のことです。このため、正常な口腔機能を持っていた成人とは全く別の口腔機能評価や治療・指導が求められます。

このDVDでは、小児患者によくみられる疾患と歯科診療時の注意点、口腔機能発達の順序性と特徴を踏まえた口腔機能の管理及び小児患者の緊急時の対応について解説しています。

このDVDの収録内容の一部をご紹介すると…

第1部

  • 「小児在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料」が新設された背景
  • 小児に対する訪問歯科診療のニーズとは
    • この春の保険改定
    • 歯科医療に求められるもの
    • 歯科疾患管理料 小児口腔機能管理加算
    • 小児在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料
    • 「育成医療等基本法」
  • よく見られる疾患と歯科診療時の注意点
    • 在宅小児の訪問歯科治療の原則
    • 小児の血圧値の分類
    • 初診時の高血圧管理計画
    • 血圧と局所麻酔薬
    • 降圧薬
    • ステロイド服用患者
    • 白血病・抗がん剤患者の抜歯禁忌
    • 頻脈性心房細動
    • 甲状腺機能亢進症
    • 安静時脈拍数
    • 感染性心内膜炎
    • 抗血栓薬
    • 抗凝固薬の適応性
    • 抗血小板薬
    • 腎不全
    • 肝硬変

第2部

  • 小児の口腔機能の管理
    • 口の不健康がもたらす全身への影響
    • 摂食・嚥下障害とは
    • 在宅小児の口腔機能発達不全
    • 哺乳期(経口摂取準備期)
    • 離乳初期(嚥下機能獲得期)
    • 離乳初期(捕食機能獲得期)
    • 離乳中期(押しつぶし機能獲得期)
    • 離乳後期(すりつぶし機能獲得期)
    • 小児の口腔機能の発達
    • 体重や活動量だけで必要栄養量は決定できる?
    • 嚥下の回数/日
    • 栄養管理法

第3部

  • 緊急時の対応
    • 窒息時の症状
    • 窒息時の対応
    • 危機管理
    • 誤嚥・窒息
    • 窒息時の異物除去
      • 背部叩打法
      • ハイムリック法
      • 舌—下顎引き上げ法
      • フィンガースウィーブ法(指書き出し法)
      • 吸引法(日本気管食道科学会)
      • マギル:鉗子把持摘出法
    • 窒息を起こし、反応がある患者(胸骨圧迫法)
    • クライシスマネージメント
    • 備え

などなど。

このDVDを観ることで得られることは…

  • 訪問診療に限らず、外来の小児患者さんの口腔機能評価・治療はもとより、患者さんのご両親への説明・指導にも役立ちます
  • 高齢者と小児の身体的能力や状況の違いがわかるので、小児診療のポイントを掴むことができます(これを知らないで、安易に高齢者の訪問診療をそのまま適用すると危険です!)
  • なぜ、経管栄養状態でも経口摂取を試みるのか?これをすることで、患者さんのQOL改善に効果があります
  • 患者さんの病態と服用している薬剤の関係、歯科治療時の注意点がわかるので、治療時の様々なリスクを低減できるようになります
  • もし、小児患者のご両親から「この子は、今、何を食べられるでしょうか?」「今、食べているものが合っているでしょうか?」と聞かれたら答えられますか?口腔機能の発達順序とその特徴を知っていれば、的確な答えと指導ができるようになります
  • 小児の摂食・嚥下リハビリテーションにおける“金言”が「口唇に始まり口唇に終わる」と言われている理由
  • 万一のために、用意しておきたい食道異物吸引法のツールがわかります(小児の訪問診療だけでなく、診療所でも、高齢者の訪問診療にも役立ちます)

収録セミナー「小児に対する訪問歯科診療の口腔管理」参加者のレビュー

(24 件のレビュー)
  1. 国分 伸治 (承認)

    小児の摂食嚥下の分野は非常に興味深く、今後診ていきたいと思っていたので、とても勉強になりました。

  2. U・S (承認)

    小児の口腔機能発達段階がそしゃくや嚥下へ密接に関連しているという点が大変興味深かったです。

  3. O・S (承認)

    小児在宅訪問リハビリテーションの必要性を痛感しました。
    特に「食べる機能の発達」の理解が深まりました。

  4. K・A (承認)

    小児に対する歯科処置は訪問歯科ではあまりニーズがなかったので、今後のための勉強になった。

  5. F・A (承認)

    面白い

  6. H・S (承認)

    高齢者と小児の訪問歯科における相違点が理解できたこと

  7. M・S (承認)

    小児の在宅患者は特に全身疾患の管理が大切という事を改めて理解できた。

  8. K・K (承認)

    改めてステロイドの事を確認することができた.

  9. I・E (承認)

    マギル鉗子は是非購入しようと思います。

  10. A・T (承認)

    小児は成人とは違った治療への対応をしなければいけないことがわかりました。日常の医院での診療にも役に立ちました。ありがとうございました。

  11. O・M (承認)

    乳児の口腔機能の発達。リスク管理について

  12. S・H (承認)

    乳幼児の摂食方法

  13. K・K (承認)

    小児では、窒息が多い事

  14. Y・K (承認)

    窒息に対する準備、対応

  15. K・Y (承認)

    感染のリスクが高い場合の抗菌薬の投与など勉強になった

  16. 大林 京子 (承認)

    高齢者の訪問経験しか有ませんが、今後小児のケースも増えると思います。もっと勉強して対応できるように準備を進めます。

  17. K・K (承認)

    食べる機能の発達について勉強できたことがよかったです。訪問歯科に限らず、外来に来られる子供たちや、お母様への指導に役立つように思います。

  18. M・M (承認)

    口唇の機能不全の欠点についての話

  19. M・R (承認)

    今回の講座、小児の口腔機能向上に関する話と楽しみにしていました。
    摂食嚥下機能の発達で口唇の動きで発達状態を判断はしていましたが、舌の動きの状態を説明して頂き何となくぼんやりと理解していたことがスッキリしました。

  20. Y・M (承認)

    哺乳機能から摂食機能への発達変化がわかりやすく、とても理解ができた。

  21. Y・T (承認)

    具体的な訓練法が知りたかった

  22. T・K (承認)

    小児の訪問診療はどの場面かあまりピンと来ませんでしたが隠れたニーズは非常に多いのではないかと思いました。口腔機能発達不全症という、新しい病名、それに伴う保険点数の貼り付けを考えると、今後重要な内容であると思いました。講義の話し方スピードが大変わかりやすく、参考になりました

  23. N・I (承認)

    在宅の小児のハイリスク

  24. S・M (承認)

    小児と成人の違い、同じ所区別する事柄が理解できました。緊急時対応についても外来で役立つ内容で参考になりました。

このように、多くの方から高評価を得ている内容となっています。

詳細情報

講師

松本歯科大学 地域連携歯科学講座 主任教授 蓜島弘之先生

お届けするもの

セミナー収録DVD(3枚 約200分)
セミナー資料(A4版64頁)

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